Dishonored 2 #1 Turn Back


このゲームは初回起動時にボーダーレスウインドウによるフルスクリーンではなくて、従来のデバイスを占有するフルスクリーンで起動する。それはまあいいんだけれど、高解像度ディスプレイ使用などでOS側でDPIスケーリングは変更されていると、処理がまずい(または従来型フルスクリーンのため)らしくてフルスクリーン化に失敗する。そこからさらに処理が不味いらしくて、フルスクリーンに対応したディスプレイの解像度が無いかどうか試みているらしく、解像度を変えながら何度もフルスクリーンにしようとしてさらに失敗する。すべての解像度でフルスクリーンに失敗してどうしようもないと判断すると、しまいには最小化状態で起動するようになる。
結局これの何が不味いのかというと、このゲームは別にゲーム設定を変更するツールやセーフモード起動といった類が公式には提供されていないので、この最小化状態のままゲームを強制終了させる以外手段が無くゲームがプレイできないことと、解像度の変更を狂ったように繰り返すので、他に起動しているウインドウやアプリケーションがあればそれらのウインドウサイズやレイアウトが滅茶苦茶にされてしまうことだ。
昔のゲームなら仕方が無いと思うけれど、2016年発売でそこまで古いゲームじゃないんだけれどなあ…

この問題は、C:\Users\<username>\Saved Games\Arkane Studios\Dishonored2\base\dishonored2Config.cfg をテキストエディタで開いて、ウインドウモードで起動する r_fullscreen “0” という一行を、既に同じ名前の行があれば変更、無ければ新規に書き足す必要がある。あとは起動して、フルスクリーン設定を避けつつ好みの設定にしてやればよい。
そんなに古いゲームじゃないんだから、こういうことしなくても起動できるようになって欲しいんだけれど。

軽くプレイした感じだと、前作とそう大きく変わりはないかなという印象。
レベルデザインの作りこみ具合は前作以上じゃないかと思うほど細部までこだわっているんだけれど、今のところ前作よりも凄いなと思うのはそこくらい。
シリーズどちらも、全体のゲームデザインとしてステルスでさらに不殺で進めていくことを明示的なり暗黙的なり要求しているのに、それをやろうとするとブリンク系の瞬間移動以外のスキルをほとんど全く使う機会が無いだろう(まだ途中なので)という問題はそのままだ。一応、今作では不殺にも使えるスキルは増やされているが、それでも大部分は使用しないままだろう。

このゲームでは、クリアごとに収集物の収集状態がやりこみ向けに表示されるんだけれど、それ自体はいいんだけれど、チュートリアルにあたる部分を抜けて最初のミッションであるKarnacaが終了した時点で全部回収したはずのRuneが9/10になっていて、なんで?となってしまった。
調べたら、後戻りできない一番最初の地点(船)も”なぜか”このレベルに含まれていて、そこに一つあるRuneを取り逃してるようだ。こういうことをやられるとやる気が失せる。
RuneとBone charmは特定のアイテムを装備することで全部所在が分かるんだけれど、それも収集癖を掻き立てて悪い方向に働いてしまっている。Karnacaでは近くにRuneがあるから発見アイテムを装備しろという文言が、画面の中央に邪魔なくらいの頻度で出てくるんだけれど、最初の地点は全然そんなことがなく、隠し場所も意図的に探索しないといけないようになっている。最初の地点は、それこそ発見アイテムを初めて手に入れてまだチュートリアル的な場所なんだから、普通にプレイしている範囲で例の邪魔な文言が出てくるようにした方がいいだろう。
最初の最初でさらに後戻りできない場所でこういうことをやってくるんだから、これから先もそういうことをやってくるんじゃないかというネガティブな印象を植え付けてしまっている。やる気が大分失せてしまった。

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