The Elder Scrolls 3: Morrowind #6 in 2023

この前The Cat Ladyをリプレイしたときに、結構覚えていないところが多くて新鮮味があって、さらにそれより前のプレイしたMorrowindならもっと覚えていないんじゃないかとモチベーションが再燃している。

過去にも何度か、思い出したようにMorrowindをリプレイしたくなるんだけれど、このゲームはvanillaでプレイするのは今も当時もバグで困難だし、modで色々手を加えようにも、その敷居は結構高くてなかなか大変なのである。及び腰になってしまう。

Morrowindのmod構築の方法は、検索すると日本語のページでも結構出てくるんだけれど、日本語のページは軒並み更新が停止していて古い情報になっているため、真似してはいけないが(真似しようとしてもツールのインターフェイスが変わりすぎているのだが)、かつては大体次のような感じだった。

  • Data filesにmod突っ込む
    • アーカイブ対応したmodは稀なので、同じ構造の場所にそれぞれのmodを上書きしていく必要がある。ファイルが競合する場合、適用したい順序に的確に上書きする必要がある。
  • プラグインのロード順序は、なんとファイルの日付順なので、ちまちまとWrye Mashなどで手入力で書き換えて調整する。
  • 汚れたmodを掃除する。
    • Construction Setの出来が良くないのか、不要な部分の変更が入ってたり、キーが重複したり、バグを発生させる要因となる変更が不用意に入り込んで”汚れた”状態になりやすい。
  • Leveled Listという、プレイヤーのレベル依存となる共通の変更箇所を弄るmodは競合が避けられないので、マージしたプラグインを作成する。
  • マスターデータと同期したり更新したり、なぜそれが必要なのか訳の分からない作法が必要なことが多々ある。

当時からさらに時間が経過したこともあって、この面倒な手順が改善されているに違いないだろう(結論は変わっていないところもあれば、改善されてるところもあった)。
一方で、ディスプレイやCPUなどハードウェアの変化にも対応する必要が増えている。
modコミュニティの様相も大きく変わって、複数あったMorrowindの大手modコミュニティサイトは全て潰れてしまい、多様なゲームに対応するようになったNexusか、わずかに残存している個人サイトのみになってしまった。多くの古いmodは本人か誰かがNexusに移行していない限り、ダウンロードすることが困難になっている。また、情報サイトの多くはリンクが古く、辿ることが出来なくなってしまっている。

非常に長い前置きになったが、Morrowindを現代でプレイするには鮮度のよい最近のmod事情を調べる必要があるのだ。前述のとおり日本語ページは全てがoutdatedなので英語で。もはやMorrowindは英語が読めないとプレイするのが難しいと思う。
そして調べたところ、多くのドキュメントは、お気に入りのmodやツールを列挙することが多く、既に詳しい人を対象にしているので、そうでない人には取捨選択することが難しいという印象を受けた。
その中で、丁度2023年に改訂が行われている最中のページに辿り着いた。

Morrowind Installation and Modding Guide (via Life in Ink and Pixels)

2023年にMorrowindを初めて遊ぶ人を対象に、順序立った解説になっているため、今から遊ぶには何をすればよいかの取り掛かりとしては非常に分かりやすいと思った。まだ改訂途中だが、現時点で改訂済みのpart.6までで最低限ゲームを始められる状態に出来る。
ガイドにもoptinalとして書いてあるが、Mod Organizer 2は非常に使いやすかった。かつて大変だったmodの管理とファイルの上書き問題が解決できるようになっている(NMMやVortexは無理)。日付の設定もMO2やWrye Mashともに、ドラッグ&ドロップで勝手にやってくれるようになっている。

そこから先は、自分の使いたいmodやツールを探して入れていけばよいのだが、それらの選定は過去よりもさらに難しくなっている。
今もメンテナンスが継続されていたり、昔の定番から新しい定番にとってかわったものもあったり、別の人がフォークして改善していたり、パッチが累積された決定版やパッチ断片が散らばったものがあったりなかったり。年月が経ったことでmodやツールの歴史を紐解く必要がでてきたことで、どれを使うべきなのか判断することが難しくなっている。それはそれでmodの楽しいところだけれど。

また、上記のガイドでは、汚れていないことが確かでインストールが容易なreplacerを主に扱っているが、それ以外のmodになってくると今でもなお掃除やマージは避けられないので、それについて知る必要がでてくる。
ある程度、最近のmod事情に慣れてくると、次のガイドが役に立った。必須ではないツールややることも割と列挙されていて、初めて読むと混乱するが、鮮度は比較的よい。

Guide for installing mods (Kurpulio via The Nexus Forums)

このガイドのうち、NexusのMloxのバージョンが古いことに気が付いたが(最新はgithubにある)、試した感じだとMloxも最近の事情に追従できていない感じだったので、これに頼る必要性は薄いだろう。

Postmortem: Undress Shout

The Elder Scrolls 5: Skyrim がリリースされて10年ということで、自分が作った Undress Shout も10周年ということで、当時のことを振り返ってみようと思う。
10年経ってもTES6が出ていないとは思わなかったよ…

その前に知らない人向けに説明しておくと、Undress Shout とはSkyrimにシャウトを追加する私のModで、一言で言うなら対象や自分までも脱衣させる。と、堂々と書くと気恥ずかしさがある。

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Getting Started with GitHub

GitHub をはじめました。手始めに過去のツールのソースコードなんかを順次置いていっています。

過去に何度かツールのソースコードを公開してくれないかという要望が、特に海外ユーザからあったものの、”諸事情”によって敢えてしないという状態でした。最近では時間が経過したことや、BioWare Social Networkが停止したこともあり、構わないだろうという判断によって公開に至りました。

余談ですが、Dragon Age Conversation Readerは、当時韓国で非公式なローカライズツールとして利用されていたようで、その際にデコンパイルして韓国語対応するわ、敢えてつけなかった編集機能もつくわ、バージョン管理機能もつくわと魔改造をされていたのを、ソースコードを整理している最中に思い出しました。一から作った方が早いんじゃないかな。

The Elder Scrolls 5: Skyrim part.8

Dawnguard

32bit OSだとhigh resolution texture replacersを入れまくると、認識限界による1GB程のVRAMをあっという間にオーバーして落ちるので、デュアルブートしているWindows 7 64bitでやっている。これでVRAM 3GB。イチイチ再起動するのが億劫だが。

Dawnguard用に作ったキャラではないが、折角なので新規データで開始。今のところはDifficulty MasterでEnchant, Smithing縛りが丁度良いバランスなのかなあ。
以前の脳筋buildとは対称的にRougueなキャラを目指してみているが、この場合だとfollowerがstealthの邪魔ですね。だが荷物持ちとしていて欲しいのでどうしたものか。馬に荷物を持たせられるようになるmodをOblivionでは好んで使っていたので、似たようなmodを使う手もありだがどんな感じなのだろう。死んでも良い馬をホイホイと買えるほどの金が貯まっていないのでなんとも。

当のDawnguardはというと、開始当初は発生しなかったのでほったらかしにして育てるついでに色々見てまわる。
特に前のキャラクターではBlood on the Iceが完全にバグって発生しなかったのでそれをやりにいったり。しかし、Unofficial Skyrim Patchを適用していてもStrange Amuletが捨てられずに残ったりと相変わらずのバグの山のようだ。USPで修正されているのは鑑定済みのNecromancer Amuletのみのようだ。

 

TESV-Delphine.jpg

Bleak Falls Barrowの帰りにRiverwoodのSleeping Giant Innに立ち寄ったら、あの人ちょっと居ないから泊められねえよとバーテンダーに突き返される。じゃあお前がマネージメントしろよ、なんて機転の利かない奴だ!と思って進めていたら、こんな所にいたのね。初回プレイでは気にも留めていなかったので、意外な発見。
しかもこの人、この後すぐに姿を消して討伐には不参加という…

ちなみにDawnguardが入ったことでBreezehomeはAlchemy Labが何度も金取られるだけで設置されないというエンバグを起こしている模様…何をどう弄ったらそうなるんだろう。コンソールで解決。

そうこうしているうちにDawnguardのクエストが開始。なにやらlevel 10以上でないと噂が出ないらしい。

Riftenの近くなのでThieves Guild加入ついでに行ってみる。achievementの”Taking Care of Business (Join the Thieves Guild)”もバグで解除されていなかったらしく、今頃解除される。

 

TESV-DawnguardBug.jpg

Dawnguardの最初のクエストでは、酷いことにクエストマーカーは山の中の何もない場所を示している。地図上のFort Dawnguardのアイコンは以前にMorrowind DLCか?と言われていた見えない壁によって進めない門を示している。
そのため、いくらウロウロしても経っても辿り着けないので、調べてみたらこれまたバグらしい。

最初の最初からバグっていてどうするんだ。誰も一度もDawnguardをプレイしていないのか?
Skyrimでは言葉や文章による説明が少なく、クエストマーカーが無いとどうしようもないクエストが多いのに、頼みのクエストマーカーが狂っているのではどうしようもない。間違った道順を教えられるMorrowindやGothicは人からの伝聞だからという言い訳がまだきくので、こちらの方がまだマシ。

TESV-ToDayspringCanyon.jpg

結局の所、Dawnguardへの行き方はRiften南東にある小さな橋を南に少し行った所にあるこの入り口である。
この入り口は迷う前に見かけていたのだが、マーカーが狂っていることも知らず地図上にも表示されないため、いつも通りSkyrimの暗黙の約束として、どこかの洞窟の出口で入って欲しくないのだろうと気にも留めていなかったのであった。

(追記)floating markerが有効だと、ここを正しく示している可能性はあるが、雰囲気台無しなので切っている。だからといって、マップ上のマーカーが狂っていても良いという言い訳にはならないし、オプションからfloating markerをオフにできる以上、それでも進行に問題がないようにするべきだろう。
アンチクエストマーカー派なので、本当はマップ上のクエストマーカーの存在すら消し去りたいが、そうするとゲームが成り立たない程情報の少ないゲームなのでやむを得ず。

 

TESV-CrossbowReloading.jpg

Dawnguardで新たに追加されたというか、Morrowindに先祖返りした武器Crossbow。
リロードはレバーを片手で引いて行う方式なのだが、この構造はテコの原理ではあるものの、レバーの長さは大したことがなく、引き始めは力点と作用点の支点までの距離はほぼ同じであるため、作用させることができる力は片手で直接弦を引くのと大差無いはずである。
これでは弦の張力を増すことが出来ず、大した威力は出なさそうであるが、ゲーム的に設定されているダメージはかなり高い。

Morrowindでは、我々の世界でもメジャーな足で金具を踏みつけて背筋で弦を引く方式が使われていたのだが、200年のうちに退化してしまったのだろうか?しかしながら、よく見なくても同じように足をかけるための金具もついている。不思議なことにこちらは使われておらず飾りと化している。
豪腕の兵士だと手でリロードして隙を減らせるが、そうでない場合は足を使ってリロードをするということを意図している構造なのだろうか。だがキャラクターによってアニメーションが変化すると言うことは無さそうで、その辺の農家に渡しても手でリロードするのである。謎だ。

弓とは異なり、誰でもそれなりに扱えるCrossbowがあると言うことは、弓よりも普及しててもおかしくないはずであるが、もちろんSkyrimではそうはなっていない。なんとも理屈の通っていない追加要素であるが、その辺はDawnguardはSecond Eraの頃から存在していて、今ではかなり衰退してしまった組織のようなので、埋もれてしまったと考えられるのだろうか。
Morrowindで存在したCrossbowが、同時期のCyrodiilに無かったのも謎であるが。

Undress Shout 1.0

既に同じようなものがあると思いますが、joke modつくりました。

Undress Shout

http://www.nexusmods.com/skyrim/mods/9763

 

WhiterunのBreezehome裏側にある石像から、「脱衣シャウト」を覚えることが出来ます。忘れることも出来ます。

効果は以下の通り

  • level 1: シャウトを当てた相手を脱衣させられます
  • level 2: 自分が脱衣させられます
  • level 3: シャウトを当てた相手と自分が脱衣させられます

Word of Powerの”Fus”(Unrelenting Forceの一つ目)を覚えておく必要があります。

脱衣させた後に、再び衣服を着させる手段があまりないので、使用前に必ずセーブを取るようにしましょう(ゲーム内時間で6時間経過すると、衣服を着てくれるらしい)。

 

本当は、Disarm Shoutを改造してあんなことやこんなことをしてやろうと企んでいたのですが、全然弄れないじゃないかということで、とりあえずこの程度の規模に。

あと、word of powerを追加して、実際にwordを覚えて…という本来のゲームのような取得の仕方は、とても面倒臭いようです。シャウト時の声もどうやったら出せるのかが不明だし。