Baldur’s Gate: Enhanced Edition Custom Portrait

Baldur’s GateのデフォルトのPC用Portraitは、例えば男性の場合、ハゲと青年の二枚を除いて全てNPCでも使用されているものでした。そのためハゲと青年以外のPortraitを使用していると、しばらくしてPortraitがNPCと被ってしまう事態が発生していました。
このためかどうかは分からないものの、Baldur’s Gateでは各自で用意したファイルを使ってカスタムしたPortraitを使うことが出来ました。

Baldur’s Gate: Enhanced EditionのPortraitではデフォルトでさらに数枚の描き下ろしが追加されていますが、出来ることならまた自分用のPortraitを使って遊びたいものです。

Baldur’s Gate: Enhanced Edition ManualsのSword Coast Survival Guide (BGManual1.pdf) を見てみます。Reader上の表示で47ページ、書籍内のページ番号で46ページにPortraitのカスタマイズについて書かれているようです。要約すると大体以下の通り。

  1. 38×60 8-bitの1-7文字+S.bmpと110×170 カラー明記無しの1-7文字+L.bmpの画像を用意する(明記されていないけれど、ビットマップフォーマットの画像ファイルです)。
  2. Baldur’s Gate: Enhanced Editionをインストールしたディレクトリのルートに”Portraits”ディレクトリを作って、これらのファイルを入れる。

どこかで見た内容と同じ手順ですね。

読者の皆さんもこれを試してみてもいいですが、やるだけ無駄です。いつまで経ってもPortrait選択時に”CUSTOM”というボタンが見あたらずカスタマイズ出来ません。
なぜかというと、これはかつてのBaldur’s GateのCustom Portraitsの利用方法であって、Enhanced EditionのManualは当時のManualを丸写ししただけで改訂されていないためです。

ディレクトリの場所が間違っているため、

  • Windows 7 or Vistaの場合
    <System Drive>:\Users\<Username>\Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\
  • それ以前のWindowsの場合
    <System Drive>:\Documents and Settings\<Username>\My Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\

に画像ファイルを入れます。
読者の皆さんも試しにさっき用意したファイルを入れてもいいですが、まだ我慢した方がいいでしょう
Portrait選択時に”CUSTOM”というボタンは表示され、ファイルを選択できるようになりますが、どう見ても小さすぎます。

BaldurEE-PortraitFail.jpg

 

検証してみましょう。ここでいう解像度とは画像の幅・高さのことです。

大きめ解像度の画像をぶち込んでみたり、デフォルトのPortraitを使ってみたりしてスクリーンショットを撮って解像度を測ってみます。このときフルスクリーンにしていると、等倍では表示されない(スケーリングされている)のでウインドウモードにして撮りましょう。

どうも画像の解像度は特に大きすぎない限りはどんなサイズでも読んで表示してくれて、さらに8-bitカラーでないと駄目というわけでは無くなったようです。
ファイル名の文字数制限はWindows 8も出た時代ですが相変わらず8文字以下のようです。

スクリーンショットをよく見てみると、デフォルトのPortraitでも枠に綺麗ぴったりにはまって表示されていなかったりします。目敏いですが、これでは本来の正しい値を予測しにくいですね。

それから従来のように2種類の画像ではなく、3種類の画像が使われているようです。CUSTOMボタンから選択できる画像は以前と同じく2つのみですが…
これはBaldur’s Gate 2のNPCのPortraitと同じ仕様ですが、使われている解像度やはりそれとも異なるようです。ファイル名はBaldur’s Gate 2に基づいて3種類分推測してみましょう。

BaldurEE-PortraitType.jpg

 

ここまで読み飛ばしても問題ないようにまとめましょう。

Portrait用の画像ファイルを入れておくディレクトリ:

  • Windows 7 or Vistaの場合
    <System Drive>:\Users\<Username>\Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\
  • それ以前のWindowsの場合
    <System Drive>:\Documents and Settings\<Username>\My Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\

用意するビットマップフォーマットの画像ファイル(カラー深度は24-bitで構わない):

  • W:210 x H:330 ファイル名:<任意の文字列 1-7文字>L.bmp
  • W:170 x H:268 ファイル名:<任意の文字列 1-7文字>M.bmp
  • W:54 x H:85 ファイル名:<任意の文字列 1-7文字>S.bmp

<任意の文字列 1-7文字>は<>を含めません。
また同時に指定したいファイルで同じ文字列の方が都合がよいです。
CUSTOMボタンを押してファイルを指定する際には、上の大きいPortraitには*******M.bmp、下の小さいPortraitには*******S.bmpを指定します。同じ文字列にした上でこうすることで、一番大きい画像*******L.bmpも特大のPortraitに指定されたことになり、表示されます。とはいえ、この特大のPortraitは分かっている限りではCharacter Generationでしか表示されないので、特に必須というわけではありません(Baldur’s Gate 2のNPCの一番大きなPortraitはTOBのエンディングでも表示されたりしていましたが…)。

 BaldurEE-FrameOut.jpg

ちなみに、ファイル選択中に表示されるPortraitは背景の枠に全然あっていませんが(どうなんだそれ)、実際のゲーム中にRecordや右隅に表示されるPortraitの表示には問題ありません。

 

 BaldurEE-CustomPortrait.jpg

ようやく出来ました。
NPCの分も変更してみたいですね。またoverrideだと思いますが。

(追記)NPCもアーカイブ内のファイルに対応したファイル名(大文字小文字問わず)のビットマップ画像を”Portraits”に用意することで変更できるようです。
例:VICONIAS.bmp VICONIAM.bmp VICONIAL.bmp など…

 

このエントリーは発売当日の情報に基づく独自調査によるものであり、正確な情報であるとは限りません。
今後より良い情報がforumなどで明らかにされたり、パッチによって修正または仕様変更される可能性があります。

参考:Custom Portrait http://forum.baldursgate.com/discussion/7265

 

以下、読まなくても問題のない補足。

続きを読む →

Baldur’s Gate: Enhanced Edition has been released!

BaldurEE-Unicode.jpg

……

 

BaldurEE-Itemcost.jpg

……

 

この対応状況で多言語対応するつもりだったのか…
ボランティアの方々が頑張っていらっしゃるというのに。

あくまで予測だが、今ファイルを改竄して日本語を流し込んだとしても文字化けすると思う。
もう既に発売済みですが。

Baldur’s Gate 2: Throne of Bhaal

以前のプレイではEvilお二方のアライメントチェンジが発生しなかったのでやり直してみる。
ついでにその辺の情報が日本語だとさっぱり無いし、英語でも各所forumで断片的にしか無いのでメモ。

容赦なくネタバレ全開になので要注意。

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Baldur’s Gate 2 part.13

アバジガル戦。
防御スペルを使いまくってこないし、インビジして後衛に突っ込んでこない分、ドラコニスよりかは弱いような気がするなあ。パラメータ上はこちらの方が多分強いんだろうけど。
変身直後の吹っ飛ばしが回避出来なさそうなのと、範囲攻撃の範囲が予想以上に広いことさえ気をつけてればそれほどでも。

分かりきっていたことだが修道院へ。
意外と話の出来る人だったが、こちらも命を差し出すわけにもいかないし、彼も踊らされているだけで、彼の理想通りに事が進むとも思えないのでさくっと倒す。

さて、ヤガ-シュラ戦後からやり直しては見たものの、結局仲間との会話は殆ど進展せず。
ヴィコニアとサレヴォクのアライメントチェンジは期待していたのだが、起きなかったなあ。
ロマンスの場合は、各ボス撃破後にはほぼ必ずあるっぽいのだが、これも最後の試練達成後以外は発生しなかったし。ToBを最初からやり直さないと駄目な気がするが、まだそこまでやる気はない。
それから各ボス撃破後以外の会話は、進行が早すぎると発生しない可能性もあるので、小一時間ほど放置とかしてみたりしたが、特に変化も無く。進行を遅らせるという意味では、ウォッチャーズ・キープはToBでやるのがいいのかもね。
で、分かったのはイモエンがよく喋るのと、お気楽な性格だなあということくらい。SoAの件から立ち直って、元の性格に戻ったということなんだろうけど。

そして遂にラストバトル。
流石に強い。というか大変だ。特にレベルドレインが厄介で、これの対策が肝か。ネガティブ・プレーン・プロテクションは、6ラウンドしか持たないので常時かけっぱなしにできないのがいつも不便。アングルヴァルダルとルーン・ハンマーで二人分は防げるのだが、それを持たせていないサレヴォクの保護がとにかく大変だった。レイスはターゲットの誘導が楽なのでどうにでもなるが、シャドー・スレイヤーは混戦状態で出てくるのできつい。
後衛はタゲられてしまった時用に、各自インビジポーションがあると便利だった。
とにかく消耗戦なのでプラネーターやデーヴァのスペルも有効活用すると良いかも。

長かった冒険に幕が下りる。
ひたすら苦難続きだった主人公がようやく報われて感動。
シンプルな幕引きだが、BG1からこれまでの冒険を振り返ってみると、ここまで達成感や充実感を得られるゲームは中々無いんじゃないかな。
とりあえずエンディングは2つ見てみる。全部で4パターン?

Baldur’s Gate 2 part.12

オアシスなんぞで、良い装備をしたそれなりのレベルの”普通の”人間と交戦することに。
これまた大量に出てきて、弱くはないはずなのに弱くて殆ど虐殺に近い状態に。
これまで以上に強敵と雑魚の差が激しいというか、ToBは神の子同士の戦いがテーマなんだなあと思い知らされたり。

センダイの領地。
ひたすら数で押してくる印象。戻ると敵が湧いてたりするので、さっさと進む。分岐は無限湧きしないっぽい蜘蛛ルートがお勧め。
センダイ戦は出口のところで戦力をいくつか配置しておいて、本命を残りで殴っていれば楽勝か。センダイ自体はしつこく防御スペルを貼り直してくるので、丁寧に剥がしてやれば問題無かった。
折角だし、インビジブル・ストーカーも邪魔なのでインプルーブド・アラクリティから連射。スペル・ストライク→ブリーチ→(別のメイジも同時に)ローワー・レジスタンス→グレーター・マリソン→(クレリック)ドゥーム→ホリッド・ウィルティング連射。

アバジガルの巣窟。いきなりドラコニス戦。
最低限の防御スペルだけかけていったら相討ちで死んでしまったので、真面目にやりなおし。
本番の2戦目に入る前に、アタッカーは吹っ飛ばし対策で左上から分散して殴るようにしておくとよし。2戦目が始まってすぐにリムーブ・マジックでレジスト・フィアーを消されて、フィアーに陥ってしまう場合があるのが若干運か。
前衛が吹っ飛ばされてる間に、インビジとヘイストで後衛に高速接近されて死ぬケースが割と多いので、後衛は呪文かけにいくとき以外はかなり離れておきたい。
そのままうまくアタッカーにターゲットがいくと後は持久戦に。かなり攻撃が痛いので、食らうこと前提にハーディネスなんかで軽減しながらがいいのかなあ。
当然ながら、相手の防御スペルは速攻で剥がさないとやりたい放題されるので、狙われていない後衛は除去に専念する。インビジブル・ストーカー対策でデススペルが何個かあるとなおよし。

さて、ヴィコニアのロマンスで同じ話題が3回も出てきて、こりゃバグっとるという状態に。
少し試してみたところ、2回目の同じ話題が出てくるのが既にロードし直しで回避出来ないので、それ以前からやり直さないと駄目なのような。多分、一連の流れの始まりになっているヤガ-シュラ撃破後のやりとりあたりから。クイックセーブ/ロードでのフラグが変になった可能性を除くと、第二の試練をこなす前に9章に入ったとかがまずかったのかなあ。
ということで、面倒ですがその辺からやり直してみてみる。
他にも移動しようとした瞬間にケルドーンが話しかけてきて、移動先のカーソルの位置的にうっかり今は時間が無いからという選択肢を選んで見逃しまったので、クイックロードでやり直したらその話題を話しかけてくれなくなったり。どうなってるんだ。