Dragon Age 2 TLK modification

できた。

DragonAge2Demo-tlkmod0.jpg

 

ニューゲームやらロードゲームやらオプションやらと日本語で書いてみたが、当然ながら日本語のGlyphは含まれておりません。

DragonAge2Demo-tlkmod1.jpg

 

最適化もなにも、まだコマンドラインツールですらないくらいに体を成していないので、ツールの公開は整ったらで。それまでに余所の方が出したのならばそっちで。

fonts_en-us.gfxという名前のファイルをoverrideに置くと反応はあるので(全部文字化け)、フォントのファイル名はそれで合っているように思われる。Originsとファイル構成があまり変わっていないと仮定すると、fonts_en-us.gfxはguiexport.erfに含まれているはずである。その元のフォントファイルを見てみないことには、日本語のGlyphを含むフォントファイルを作成することは困難だと思う。

DA2のERFファイルはバージョンが一つ上がってv.3になっているので、Originsのtoolsetに付属してくるErfGenerator.exeなどでは展開することは出来ない。しかも、圧縮されているような雰囲気なので自前展開はまたもや大変そうである。BioWareがサポートしてくれると良いのだが…

Dragon Age: Origins Awakening part.2

Dragon Age 2 demoもやったが、EAの方針なのか売れっ子BioWareがさらに売り込みたいと思ったのか、より大衆向けになったなあという印象。そっち方面は既にMass Effectで成功を収めているので、Orisinsでなり損ねたBaldur’s Gateのspiritual successorとやらを目指してマニアでコアな方向に進んで欲しかったのだが、そうはならなかったようだ。
これはこれで感触良く楽しめそうではあるのだが、それならばプレイヤーとしてはMass Effectの方がプライオリティは高いよというわけで。

それはそうと、Awakeningをやって2に向けて備えてるのだが、とにかくバグが多くてやり直しが結構発生した。
フラグの整合性がおかしく、クエストが発生または進展しない、クリアできないというものが特に多い。特定アイテムがassetとしては存在しているが、ゲーム中では出現しないとかは気がつかなければ可愛いレベルのバグだが、装備品のロストはかなり致命的だ。装備品のロストはゲームの進行上で全アイテムを没収されると発生するのだが、主人公だけ服を着ていなかったり、空っぽの宝箱が出てきたら何かしらロストしたと思って良い。
対応策は”主人公のみ”装備を全て外した状態で没収イベントを発生させなくてはならない。主人公以外の装備は早い段階で取り戻せるのだが、主人公以外のhenchmenの装備も外しておいた場合、その装備が戻ってくるのは主人公と同じタイミング(クエストの最後の方)になってしまうため、それまでは苦戦を強いられるだろう。

daorigins-Captured.jpg

こうなっていないと、装備品をロストしている。

戦闘は良くも悪くも相変わらず。PCがやたらめったらに強くなるので、全体的に簡単になったと感じた。難しい戦闘は敵の体力が多すぎて持久戦になるため、どうしてもポーションの数量との戦いになってしまうのが、このゲームの戦闘の限界か。

henchmenとの会話は減った。特定のhenchmanを連れて特定の地点を調べると会話が発生するケースがいくつかあるだけで、Campに相当するKeepでの会話の発生頻度は少ない。
少々物足りないが、ひたすらCampに籠もって話しかけまくって、雑談に明け暮れるということをやらなくてよくなったのは良い。

シナリオの方は最後の方で対話してようやく明らかになってきて、いきなり重要そうな選択を迫られるという感じで、ちょっと説明が足りないんじゃないかなという気がしたのだが、どうもDragon Age: The Callingというノベルの方で背景が語られているらしい。多分読んでいない人向けに、Codexで補足はされていそうだが、そこまで読んでいない。あしからず。

そんな感じでクリアしたが、最後のダークなBGMと、まだ途中なんじゃと思うようなカットシーンによる幕切のあっけなさの所為か、すっきりと終わったようには感じられなかった。エピローグでは取捨選択した出来事が語られるのだが、捨てた方の結末も教えてくれるのでやっぱりダークな感じだし。一応ダークファンタジーなのだからそういうものなのだろうけれど。

Dragon Age: Origins Awakening part.1

DLCはどれも酷い出来なので特筆すべき事は無い…Mass Effect 2のDLCとの差は一体。2へのセーブデータのインポートによる分岐が気になるのならば、Witch Huntのみをやっておく程度でも良さそうな気はする。

Awakeningはどんな話なのか全く知らなかったのだが、Origins本編PCの本編後の話で(本編の選択次第では新しいPCだろうが)、Gray Wardens再建のためにFereldenの北東のAmaranthineにあるWardens本拠地のVigil’s Keepに向かうも、本拠地はDarkspawnの襲撃に遭っていた。The Brightに決着を付けたはずだが、どうやらDarkspawnが未だに沸いてきて何かをやろうとしている。
君はGray WardensのCommanderとなって(ちょっと前まで新人だったが)、Gray Wardensを再建し、Darkspawnを操って策略している影とその目的を探しだし、阻止するのだ。
といった感じらしい。

さておき、Vigil’s Keepは早い話がBaldur’s Gate 2のFighter系PCのde’Arnise Keepだ。Darkspawnのさらなる襲撃に備えて準備をしていかなくてはならないが、領主っぽく近隣住人の処遇を決めるクエストなんかもあり、なんだか懐かしさを覚える。

本編とは異なり地図上の場所は大体一つのエリアで完結しているので、それほど広くは感じにくい。地続きのエリアを探索するような感じがなく味気ないが、拡張版だし仕方ないといったところか。とはいえ、サブクエストはBGのように各地で沢山用意されていて、それを色々と摘みながら進めていくことになるので、実際よりもボリュームがありそうに感じられる。

daorigins-Velanna.jpg

Henchmenの一人、Velanna。
髪型がMorriganのコンパチというか、BioWareには女性Mageは野性的な魔女であれという偏見でもあるのだろうか、またしてもCircle of Magiではなく浮世離れしている。さらにVoice ActressがBGのViconiaやら、V:tM-BloodlinesのJeanetteでお馴染みのGrey DeLisleという。有り難いが狙いすぎ。
使うSpellはMorriganのようにShapeshifterでいわゆるDruild系の微妙な感じなのかと思いきや、新しいSpecializationのKeeperのSpellは派手で強力。

Wardens再建の話なので当然ながらThe Joiningは度々行われるのだが、基本的にあれでHenchmenの連中が死なないことは分かっているので、なんだかWardensのバーゲンセール状態で重々しさや後ろめたさが無くなったのは、何とかならなかったんですかね。少しの例外はあるのだが、全員生き残るのは妙だしとりあえず…といったお茶を濁している感じなのがまた。フラグも立てていたし。

Dragon Age: Origins Female Line

従来のBioWareのゲームはTLKファイル”dialog.tlk”の対となる女性PC用のダイアログの差分となる”dialogF.tlk”があった。
Dragon Age: Originsでもこれに相当するファイルがあり、ファイル名の末尾に”_f”を付けたTLKファイルを用意することで、PCの性別に応じたダイアログの切り替えが出来るようだ。

singleplayer_en-us.tlk ならば singleplayer_en-us_f.tlk
core_en-us.tlk ならば core_en-us_f.tlk

フォーマットは通常のTLKファイルと同様。女性PCの際に優先して使用され、該当するIDが見つからなければ通常のTLKファイルをみるので、中身は差分のみでよい。
配置場所はインストール先のtalktablesでも良いが、そこにファイルが無いデフォルトの状態で、overrideに配置しても機能する。
これで悩みながら中性的な口調にしなくとも良くなるのだが、これを作っている余裕が無いのが難点。

Dragon Age Console version

  • 映画と同様の理由で端折りまくっているのはともかく、”Sten…”が「スタン」とか…まあEnclaveがエンクレイブになってしまう相性の悪い言語だし。
  • 規制無しとか謳ってるけれど、それはあくまで見た目の件だけであって、台詞はマイルドな訳になるんだろうなあ、CERO Dだし。
  • PC版はやっぱり出ないよね。

などと、素直に喜べない私は聖なるクソです。というかこれが出せるのならば、Planescape: Tormentも出せたよね。