Getting Over It with Bennett Foddy #1 Got Over It.

OS上のマウス感度は最大にしているのだが、それよりも圧倒的に感度が低く感じられる鈍さなので、DPI依存(私のマウスは古いのでDPIが低い)のraw inputを使用しているんじゃないかという印象がある。あるいは意図的に鈍くしているか。
なので、いつもの感度なら手首のスナップで済ませられるような動きでも、腕全体とマウスパッド全体を使ってハンマー操作しなくてはならない。疲れるし、慣れないうちは肩が痛くなってくる。逆に、感度が低いことによって繊細な操作は行いやすい。

ハンマーは一対一でマウスに追従した動きでもなく、おっさんの腕の可動範囲的な制約を持ちつつも、体に対して常に相対位置をキープしてくれるわけではなくカーソルの位置を維持しようと動くので、未プレイの状態で想像するよりも操作性はずっと劣悪に感じられる。ゆえに、難易度は高い。

失敗して遙か地表に落とされてもひたすらに諦めない忍耐力と、どうやったら先に進めるかを考える洞察力、ミスをしたときの咄嗟の判断力、それらを実行するハンマー捌きが要求される。
ふと、落とされたときに以前苦戦した地点をあっさりと超えられるようになっていたりすることで、腕前の上達を実感できる。一般に難所と呼ばれるような場所は、何時まで経っても難しかったりもするが、それでも以前ほど苦戦はしないはずだ。

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Invisible, inc. #1 Stealthy X-COM

リブート前X-COMライクなアクションポイント制のステルスゲーム。

一番最初にアビリティ選択があったり、ミッション開始前にはアイテムを選択していったりするので、その辺の組み合わせで詰め将棋的に最適解を探していくゲームデザインなのかなと思った。
一方で少し進めてみると、ミッションの詳細なブリーフィングは無いし、ミッションが始まったらオートセーブだし、ミッションは最初からやり直すことも出来ないあたり、ぶっつけ本番の緊張感と今あるリソースで直近の困難をなんとかしていくゲームデザインで、どちらの舵取りで楽しめばいいのかなと最初は困惑してしまった。
セーブデータを消してやり直すと、ミッションのレベル構造はランダム生成かいくつかのパターンから自動生成されていて、本当にやり直しが効かないように出来ているということが分かった。どうやら後者の方向性で楽しむゲームらしいと分かってからは、随分と進めやすく感じるようになった。

セーブ/ロードでのやり直しが効かない代わりに、回数制限のある一つ前のターンからやり直すRewindは用意されていて、この回数制限の範囲で軌道修正をすることが出来る。しかし未確認であるが、それを超えてミッションの目的を幾つか達成出来なかったり、そもそもミッションそのものに失敗したとしても、ゲームは続行するようだ。流石に全員死亡してしまったらゲームオーバーかもしれないが。

そんな感じで、BeginnerのDay 4最後の主要となるミッションをクリアしてみたところまで。主要ミッションまではBeginnerなりに簡単だなあという印象だったのだが、このミッションは初回プレイヤーにとっては相当難しくて失敗する可能性の方が高いんじゃないかと思った。周回時にはミッションのメカニックが分かっているはずなので、それに備えた対策を最初から進めていけるので何とかなりやすいだろうけれど。


犠牲者もなく無事にミッションクリアしているが、Net Worthというよく分からないものが下がってしまった。

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The Sims 4 #1 Less Than 3

発売日(2014年)に意気揚々と7時間プレイして、「うんこだこれ!」と、それきり起動することが無かったThe Sims 4。コンソール版の発売以外特に話題も聞かないし、開発もとっくに再建させることを諦めていているんじゃないかと思って覗いてみたら、いつも通りのexpansionが沢山リリースされていた。
ということで、発売から3年経った今がどうなのか気になって再開してみる。

CAS

  • LGBTに配慮しているのか、デフォルトでゲイ、レズ、男性の格好をした女性、女性の格好をした男性が作れるようになってる。バイは無いらしい。それは別にいいのだが、妊娠する/させられるまでを選べるのはオフィシャルがやることじゃないんじゃないかな。
  • 特質が少ない…
  • 衣装も少ない…この辺は拡張を買えば増えるのだろうか?
  • 顔や体系は、どこがどのようにどれくらいまで弄れるのか全容が相変わらずよく分からん。直感的だと言いたいのは分かったから、スライダーも用意しておいてくれ。筋肉や脂肪はスライダーなんだから。

 

ワールド

  • 3個しかない…
  • 一枚絵から選択するので、3Dのワールドを自由に見渡せる3に明らかに見劣りする。解像度も1080p以下なので、それ以上の画面解像度でプレイしていると不足していて安っぽい。
  • 都会らしきマップは、出来合の家がなく空き地だけ、NPCも殆ど居ない?手抜きだろこれ。
  • 住む先の家のプレビューが出来ない。博打を強いられる。
  • 3人作ったのに2人用の小さい家までしか買う金を与えられない。

 

開始

  • 最初に放り出された地点からの立ち話で、いきなりグリッチで腕が軟体生物のようにあらぬ方向に動く。家の外から家の中のやつと話してる。3年経ってるのにこれかよ、といきなり不安になる。
  • 近所の人の往来が増えた気がする。近所の人が歓迎に来ても、自発的に出迎えない連中。キュー入れても2回くらい無視される。
  • 会話は、それが成功したのか失敗したのかわかりにくい。特にキューを入れて喋らせた場合。時間を浪費しているように感じられる。
  • 部屋が暗くて薄気味悪い。ダサイ日本家屋のようにシーリングライトを配置しまくらんと駄目。とてもダサイ。
  • 特質らしさがあまり発揮されない気がする。善人と悪人持ちが仲良くしてるんだが。
  • 水回り壊れたから修理業者を呼んだけれど、業者が外の近所で立ち往生したまま金だけ取って帰る。3はそんなこと無かった気がするぞ。
  • 22時過ぎにも関わらず電話して尋ねてくる隣人…サイコかお前は。
  • 相変わらず自発的に外に出ようとしない住人。4はシームレスマップを捨てたのでその辺はもう完全に割り切った感じだが。
  • 職場はrabbit hallではなくなったので、一定時間simを完全に消し去って人生の半分を奪うだけの浪費装置。帰宅時にちょっと寄り道させることで、自発的に外に出ないのを補うことも出来ない。
  • 仕事から帰ってきたとき、外でその場で数時間立ち尽くして時間を浪費している。なにこれ…
  • カメラのスクリーンエッジ移動を有効にしていると、左下にあるsimのアイコンを右クリックすることでできる自動追跡が即座に解除される。エッジ移動の判定処理と競合しているようだ。初歩的すぎるバグで、3年放置していいバグではない。QAは何やってんだ?
  • マルチタスクが出来るようになったとは言うが、結局何かしながら「会話する」以外が無く、その会話が特に手応えがあるような感じがないのであまり必要性が感じられない。
    流石に発売当初にあった、立ち話すればいい位置関係なのにコンピュータを弄りにいってから喋る、といった何でもかんでも何かしながら話そうとするというグリッチは解消された気がする。
  • 友好関係の上昇が極めて鈍いので、プレイヤーがキュースパムでもしないかぎり友人関係すらまともに構築できずに死んでいくようだ

毎日仕事から帰ってくるともぬけの殻のように数時間立ち尽くすsim

建築

  • 部屋ごとプリセットを買って配置できるのは便利そうだが、出来合のとテイストが合わない。結局自力で揃えるのか…
  • 屋根自動で良い感じに設置する機能が無くなっている。
  • 3のように色やパターンを自由に変えられない点は劣るが、建築は概ね4の方が便利。しかしこのゲームは建築ゲームではなくて、Simsだ。

そんな感じで数時間やって、相変わらずクソゲーだと判断してアンインストールした。

Getting Started with GitHub

GitHub をはじめました。手始めに過去のツールのソースコードなんかを順次置いていっています。

過去に何度かツールのソースコードを公開してくれないかという要望が、特に海外ユーザからあったものの、”諸事情”によって敢えてしないという状態でした。最近では時間が経過したことや、BioWare Social Networkが停止したこともあり、構わないだろうという判断によって公開に至りました。

余談ですが、Dragon Age Conversation Readerは、当時韓国で非公式なローカライズツールとして利用されていたようで、その際にデコンパイルして韓国語対応するわ、敢えてつけなかった編集機能もつくわ、バージョン管理機能もつくわと魔改造をされていたのを、ソースコードを整理している最中に思い出しました。一から作った方が早いんじゃないかな。

Event[0] #1 Dream of Electric…

無人の宇宙船を彷徨うアドベンチャーだが、何かをインタラクションするにしても全部コンソールからのタイピングを通じてAI (Kaizen-85) と対話することで解決していくゲーム。

昔ながらのコマンド入力アドベンチャーを彷彿とさせるが、あれは思い浮かんだ一語を入力して正答を確認するという手順に過ぎない。一方で、このゲームはAIとの「対話」である。
最悪、クリアに必要となりそうなキーとなる単語を打ち込むだけでも何とかなりそうであるが、ごく簡単な文法でも良いのでチャットができるとより楽しめると思う。双方向性のある対話なので、あなたの入力した単語は合ってます、間違っています、という返答がくるのではなく、それっぽい反応が返ってくるし、時としてAIからも尋ねてくることがある。厳密にはAIというと大げさで、チャットボット(人口無能)に近いのだが、それでもそれなりに会話のキャッチボールが成り立っているような感覚は得られる。

こちらからの語りに対して、それに対するAIの解釈や返答は(恐らく意図的に)ファジーなので、答えが厳密に入力しなくとも対話は成り立つのだが、反面思った通りにAIに解釈して貰おうとすると大変なことがある。このあたりは、あくまでゲーム的なAIの未熟さを覆い隠し、AIに人間らしさの片鱗があるようにも感じられる。
特に、ゲームが始まってすぐは、何をすればいいのか分からない状態なので、AIから答えを聞き出そうとして、色々なことをAIに聞いてみることになり、対話性を実感するだろう。逆に、進行に行き詰まると直感で答えを得にくい分、解決するまでが大変だ。

また、欠点としてロード時間が異常に長い。最初に一旦ロードしてしまえばあとはシームレスなのだが、そのロード時間たるや改善される前のGothic 3を彷彿とさせる。プログレスバーやローディングアイコンなどもないので、ハングアップしたのかと勘違いするレベルである。
さらに、時折開けた扉が目の前で閉まるなどしてバグってうまく進行しないこともあるが、そういうときはゲームを再起動させると大抵はうまく進行するようになる。そこでまたロード時間が苦痛になるのである。それがバグなのか、AIがはぐらかして意図的に進行させられていないのか判断が困るのも難点である。

さて、AIに人間らしさの片鱗があるようにも感じられる、と述べたが、それ故にゲームプレイの最初と最後で、このAIに対する接し方というのは明確に変わってくるだろう。そして、その接し方によって結末はもとより、このゲームに対する印象も変わってくるのだろうなと思う。