Deus Ex part.2

Dragon’s Tooth Swordが強すぎだと思う。
skillが無くてもHeavy weaponのようなペナルティも特にないので使いやすいし、Heavy weaponやDemolisionのような威力があるため、音もなく監視カメラや錠のかかった扉を破壊することが出来る(壊れる音はするのだがNPCには聞こえていないようだ)。
背後から斬りつければbot以外一撃なので、Low-Tech skillを上げる価値がいまひとつ。Low-Tech skillは、botも危険を冒して殴りたいか、音無く気絶させることができるRiot Prod狙いで上げる価値がある程度か。

それ以外のskillsは概ねうまく機能しているというか、どれを選択していくのかが悩ましくできていると思う。各々のプレイスタイルによって違ったskillの取り方をして、かなり異なる攻略をしているのではなかろうか。

かのフレーズ「貧乳女(という俗語だと思っているのだが)」で、またしてもこのゲームはハードボイルド路線じゃないのかと戸惑う。
Annaさんはロシア訛り(イスラエルらしいが)のキリングマシーンで、Guntherはドイツ脳筋(というかバトー)と、このお二人さんは結構お気に入りのキャラ。Mech-AugsなのでHuman Revolutionで登場してくれるんじゃないかと勝手に予想しているのだが。

From Dust

みんな大好きEric Chahiによるゴッドシミュレーション。
まず、このゲームは土や水や溶岩といった地表の要素を吸ったり吐いたりすることができる神となって、原住民を災害から守り集落を反映させていき、ゴールへと導くパズルゲームであって、ストラテジーゲームではないということを知っておく必要があるだろう。ストラテジーを期待しているとがっかりするかもしれない。

パズルゲームとしてはどうかというと、自然の摂理がギミックとして落とし込まれているため、直感的に把握しやすいが、細かにシミュレーションが行われるためとった行動の果てに思わぬ動きを見せることもある。

  • 砂は水で削られる
  • 水や溶岩は低きに流れる
  • 水は溶岩などの熱で蒸発する
  • 溶岩は冷えて固まると岩になる
  • 砂地は水辺に面していると集落から草木が生えていく
  • 草木は溶岩などで火災が発生し燃え移っていく
  • 火災はある程度の高低差がある場所には燃え移らない(いささか怪しいが知らないと最後の方がきついかも)

また、集落を築くことで一定時間使える超常的な神の力もある。神の力は基本的にあってもなくてもなんとかなるレベルが多いが、無いとどうしようもないレベルもあるので使いこなせるようにしておきたい。

  • 水をジェル状に変える
  • 水を蒸発させる
  • 火災を消す
  • 砂を無制限に吐く
  • 無制限に吸い込み消し去る
  • 吸い込み量をおおよそ倍にする

これらの自然の現象と、神の力と溶岩または水避けの凧を駆使して津波や火災、流水、噴火などを回避していく。特に湧き出す水や溶岩は堰き止めても溢れ出るだけなので、別の場所に流れを誘導しなくてはならないのが重要である。

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時間制限は無いのだが、水や溶岩の流れているため地形の状況は刻一刻と変化していくし、一定間隔を挟んでの噴火や津波も起こりうるため、待つべきなのか備えて地形を変化させておくかを迫られる。開始前とクリア後で全く地形の状況が変わり果てていることもしばしばあり、その変化に驚かされる。

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ストーリーモードだけでは少々もの足りず(7時間程度?)、ストーリーモード中に植物を繁栄させるセカンダリ オブジェクティブとチャレンジモードを含めて値段相応かなと感じるボリュームだと思うが、コンソール仕様丸投げなのでPC版であるにも関わらず、30fps制限がかかっていたり、グラフィックオプションが皆無だったり、マウスでの操作性がよろしくなかったりと、PCの優位性が皆無で残念すぎる。ちなみにメニュー画面が出てこなかったら強制終了して再起動するべし。

パズルゲームではなくストラテジーゲームやシミュレーションゲームとして遊んでみるとどうなるか期待したいところだが、Outer World(またはOut of This World、またはAnother World)の世界観なグラフィックになる(というか原住民をヤマシタさんにする)ModかDLCも期待したい。

Jagged Alliance 2 part.8

Balime制圧。BalimeはQueen支持派の富豪による豪華すぎる住宅地な所為か、loyalが殆ど上がらずそうそうMilitiaできない模様。TixiもMilitiaできず、取り返しに来た部隊にあっさりと占拠されてしまったが、いずれここもそうなってしまいそう。
とりあえず付近にあったお店でHammerを購入。乗り物が増えて移動が楽になったが、もうちょっと早く手に入れたかった。

Almaで聞いていた秘密研究所のOrtaも制圧したかったのだが、地下施設があると思われる扉がMaddogでも開けられず断念。

さて、これまでCambriaを拠点にしてアイテムを集めていたのだが、ここで嫌なバグが発生。どういうわけか進入不可能な高低差のある場所にアイテムの半分ほどが移動してしまい取れなくなる。1.13やWildfireで直っているのかは分からないのだが、そういう場所のあるセクターにアイテム大量に置くと不味いことになるようだ。
LawやMortarがこのバグで不足してしまったので、最後の都市のMedunaを攻める前に買い物をしながら周辺を偵察することに。さらに雑用のための傭兵も必要なくなってきたので、どうしようもないやつを切って、A.I.M.の高給傭兵を雇う。IvanとかMagicを雇いたかったのだが、不在だったのでScope(射撃の鬼かつNightOps持ち)とLynx(全体的にステータスが高く、爆破も一応こなせるかつNightOps持ち)あたりで。

いよいよMedunaへ侵攻。
初めて車二台に二分隊12人を乗せて同じセクターに突っ込んでみたが、ちゃんと12人(最大18人)で戦闘できるのね。残りの6人に補給アイテムを持たせてヘリで呼びよせるためにSAM siteを落としたいので、その辺から進入。

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戦車やら地雷原やらと容赦ないことになっているが、ひたすらセクターを制圧していく。都市は6セクターもあるので、流石にこちらの集中力的にも傭兵の体力的にも大変。ちまちまとやっていたらここだけで1週間くらいかかってしまった。
戦車は溜弾をぶっ放される前にLawとMortarで総攻撃して潰さないと、一発で分隊がほぼ壊滅状態になるのでなかなか鬼畜ですな。地雷はMetal Detectorが無いと検知しにくいというか、あっても検知できないケースもあるので移動がめんどい。なんらかのSkillで発見率が変わってくるのかしら。

最後の女王の宮殿は、HMXでも壊せない堅い壁(なぜかLawやMortarだと壊せるが)で囲まれているわ、夜間でも常に照明が照らされているわで非常に攻めにくい。もちろん中には黒服のエリート兵が大量にいるわけで。一分隊だけだと攻略できる気がしないんですが。

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なんとか制圧して、地下(ここも黒服が沢山)に逃げ込んだ女王を発見。最後まで太々しい女王を倒してゲームクリア。お疲れ様でした。

The End of The Longest Journey

長旅乙であった。

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Balanceという割には、Vanguardという明確なEvilが用意されていたり、それが割とベタというか分かりやすい展開になったり。Balanceとは何ぞやという難解なプロットではなく、年齢を問わない分かりやすい内容である。

Aprilは不相応に大人びて達観しているわけでもなく、使命に燃えるどこか抜けたようなデフォルメされたキャラクターというわけでもなく、日常から唐突に非日常的な事象に放り込まれて困惑している青年として描かれている。特にDiaryでは内面が吐露されることが多いので、TODOリストとして読む以外にも価値がある。
Aprilと同じくらいの年代(18歳前後)の若者がプレイすると、彼女に共感出来る点も多く良いのではなかろうか。

フルボイスの英語も、スラングの強いNPCが結構いるものの、基本的にはゆっくりと喋ってくれるので聞き取りやすい。重要な出来事が記録されるDiaryや、ゲーム開始時までの全ての会話ログを読み直すことが出来るConversation Logもあるので、英語の学習用途としてもかなり良い部類だと思う。日本のノベルゲームのように、既読メッセージを読み返す際に音声も再生仕直すことができれば、なお良かったが。
BalanceだのGuardianだのSentinelだのVanguardだの、独自の用語も結構出てくるが、元の単語の意味から連想できるものばかりなので、あまり問題はないと思う。

システムも気が利いていて、使えるアイテムの場合はオブジェクトに重ねた際に点滅したり、Pでポーズして会話をじっくり読んだり、Xで移動地点の表示、Escで面倒な移動をスキップ、と快適に遊べるように至れり尽くせり。Point & Clickとパズル以外に煩わされることなく楽しめる、アドベンチャーゲームのお手本のようなゲームだと思う。

Jagged Alliance 2 part.7

戦闘の数日後にカラスが腐肉を漁っているのがなかなかグロい。ビジュアルはともかく啄む音や血の滴る音が中々。平然として死体を放置している民間人やMilitiaが気になるが、見せしめなんかね。臭ってきそうだし、実際に傭兵も付近を通ると鼻についているような台詞を放つ。

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Grumm制圧。
撃って倒しきれなかったり、それ以外の敵が発砲時の明かりや音に反応したりして、敵が見当を付けて照明や手榴弾を投げてくる状況を1ターンでなんとかするには、こちらが先にBreaking Lightを投げるに限る。殆どの場合、相手は次のターンで照明から逃げざるをえないので時間稼ぎが出来る。逃げ出すことは分かっているので、スタンやガスなどを併用して動きをとりにくくさせておくと尚良い。
偶に捨て身覚悟で攻めたり投げ物投げたりしてくるやつがいるというか、Grummでは初めて照明下から逃げ出さずにBreaking LightとMortarを撃ち込まれて大惨事に。

シビアな難易度の割には、X-COMの隊員のように傭兵が使い捨てというわけにはいかないので、致命的な状況をロードによる試行で回避していくのが、面白くもあり難でもある。致命的な状況でない多少のダメージならば許容して進めているが、手慣れた人ならノーセーブでも余裕なんだろうか。
まあこの辺のシビアな匙加減を、個人のやり直しに委ねるというところはWizardlyに通じるところでもある気がする。

Grumm制圧後に、Rebelsに報告に行くとCarlosとMiguelが仲間に。制圧拠点数次第なのかな。Carlosは普通だが、Miguelが非常に強い。A.I.M.の上位に食い込むくらいの実力だが、当然タダ。Rebelsのリーダーだけあって、Leadershipがずば抜けている。
まあでも、今更加入されてももう終盤で残り少ないのだが。Miguelは指揮を執らなくてはならないので、離れられなかったのは分かるのだが(どう見ても何もしていないが)、Carlosはもっと早く仲間になって欲しい。
さらにSan MonaにてIggyという、Russiaに帰りたいから有利なところに加勢したいという傭兵が出現。専用の小型ロケットランチャーを持っていてステータスも良いのだが、$2,000/dayと高額なのでパス。ロケットランチャーは他人が使おうとすると指紋照合に失敗して撃てないし、専用弾の確保も大変そうだ。

現地リクルート可能なNPCでも結構有能なのが多いので、それとM.E.R.C.の傭兵だけで人数が上限に達してしまう印象がある。現地リクルート可能なNPCは一度解雇すると再雇用出来なくなる雰囲気なので、A.I.M.の強い連中を使う機会が中々ないのが悩ましい。