Getting Over It with Bennett Foddy #2 So Over It.

50回クリアするという実績を獲得しました。

50回までのインゲーム自己ベストタイムは9分12.694秒。一杯ミスをしていて、それらがなかったら6分くらいにはなるはずだが、それもまた実力ということで。

Watch In-game Time: 9:12.694 from hikami_longod on www.twitch.tv

最初に9時間かかったプレイ時間が、周回するにつれてどんどん早くなっていくのがとても楽しい。

一般的に、回数を重ねると二次曲線的に記録が早くなっていき10分くらいまでは、それほどプレイングスタイルを変えなくともいけるのではないかと思う。そこから先の10分台、5分台と切っていくには意識的に早いやり方を変えていく必要があると思う。例えば上の動画では、特に「みかん」と呼ばれる崖の難所を安全に進めているのだが、そういうところも大ジャンプで高速で駆け上がっていくようにして行かなくてはならなくなる。

また、SettingsにはUse Trackpad Tuningという項目があるのだが、これはデフォルトのオフだとマウスの動きに対して加速度的にハンマーが動き、オンにすることで等速に動くようになる。丁度、Windowsのマウスプロパティの「ポインターの精度を高める」の逆である。これによって、微細な動きは苦手になるが素早く直感に近い感覚でハンマーを振ることが出来るようになり、大きなジャンプをしやすくなる。
Speedrunでは、Trackpad Tuningをオンにするのが常識となっているので、記録を目標にする人は、早いうちからオンで慣れた方がいいだろう。上の動画はオフでプレイした記録だが、最近大きくジャンプしなくてはならない状況で辛く感じてきたので、オンに切り替えたところである。

Getting Over It with Bennett Foddy #1 Got Over It.

OS上のマウス感度は最大にしているのだが、それよりも圧倒的に感度が低く感じられる鈍さなので、DPI依存(私のマウスは古いのでDPIが低い)のraw inputを使用しているんじゃないかという印象がある。あるいは意図的に鈍くしているか。
なので、いつもの感度なら手首のスナップで済ませられるような動きでも、腕全体とマウスパッド全体を使ってハンマー操作しなくてはならない。疲れるし、慣れないうちは肩が痛くなってくる。逆に、感度が低いことによって繊細な操作は行いやすい。

ハンマーは一対一でマウスに追従した動きでもなく、おっさんの腕の可動範囲的な制約を持ちつつも、体に対して常に相対位置をキープしてくれるわけではなくカーソルの位置を維持しようと動くので、未プレイの状態で想像するよりも操作性はずっと劣悪に感じられる。ゆえに、難易度は高い。

失敗して遙か地表に落とされてもひたすらに諦めない忍耐力と、どうやったら先に進めるかを考える洞察力、ミスをしたときの咄嗟の判断力、それらを実行するハンマー捌きが要求される。
ふと、落とされたときに以前苦戦した地点をあっさりと超えられるようになっていたりすることで、腕前の上達を実感できる。一般に難所と呼ばれるような場所は、何時まで経っても難しかったりもするが、それでも以前ほど苦戦はしないはずだ。

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