The End of Insanity


It’s over.

Sanitariumおわり。

思ったよりもドロドロとせず謎めいたままというわけでもなく、すっきりと良い終わり方をして狂った感じが薄まった印象だが、まあ救いようのない終わりよりかは良かったのかな。

Chapter 1, 2あたりが一番良い感じに強烈な印象で、後は変な世界でも段々と慣れてしまうのがちょっとね。
Chapterが変わるときに、度々主人公が主人公とは完全な別人となって(あくまで主人公の意識下で)操作する。これがあまりに唐突で主人公の状況からかけ離れていて、主人公と関係が無かったりしてどうなのよと思ったりもするのだが、似たようなシチュエーションでのマンネリ化を防ぐための対策だったのかなと思ったり。
まあ一応、関係なさそうに見えても大なり小なり繋がってはくるのだが、若干こじつけ気味。

こうして様々な人格や状況に置かれる中で、本当の自分と本当の自分のいる世界はどうなっているのか曖昧で分からぬまま、少しずつ悲しい古い過去から事故直前までの過去までを思い出してきて、自我を取り戻していくことで主人公とプレイヤーがシンクロしていく様は良かった。

動きが鈍かったり角に引っかかったりと操作性は余り良くないのだが、こいつは事故って怪我して不自由だからで済まされる…のかなあ?そういう余裕を持ってやりたい。

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