Eschalon: Book 3 #1 Beginning then Ending

良いロールが出たのでこれで開始。画像はポイント割り振った後のだけれど。Book 2ではMageビルドが楽だったので引き続き。

なんだかシリーズの中でもNPCが胡散臭いのが多いなあ。例のCruxを集めたところで…という良くない展開しか思い浮かばないなあ。良いアイテムなかなかでないなあ。と、思いながら進めていたら、唐突に終わってしまった。短い!

ロードしてやり直しの時間を除くとクリアに要した時間は13.9時間だが、Book 2では21.9時間となっている。他の要素も大体半分くらいだ。Book 2はさらにこれ以前にFighterビルドで中盤くらいまでやってから、Mageでやり直しているのだ。

ストーリーは最初から最後までなんだかお使い然としていて魅力に欠けるし、慌ただしい感じで終わる。ロケーションも少ないし、思わせぶりなランドマークやオブジェクトがあっても、実はイベントやアイテムは何も用意されてないということが多い(Walkthroughを見ないと分からないことだが)。何かしら事情があって無理に開発を切り上げて発売しなくてはならない事情があったのではないかと考えてしまう。

Book 2から良くなった点は、SkillやSpellに改善が加えられていることだろう。
幾つか例を挙げると、インチキ魔法の一つCreate Foodは、売って金稼ぎが出来ないように、売れない飢えを凌ぐためだけのとても食べたくない非常食のようなペーストを作るようになった。Foraging Skillは、Book 2ではCamp中にAlchemy素材を生み出すAlchemist以外は死にSkillだったが、これはターン経過のタイミングで確率で食べ物や水を見つけるようになった。
ゲームプレイング自体は洗練されていっているのだが、それを活かしきれていないのが残念である。

Eschalon Book 2 part.4

クリア。
もう少しで達成できそうなchallengesが幾つかあるので、粘るとまだ上がるのだが面倒なのでこの辺で。Kills made using Magicが100%ではないのは、多分Keg of Black Powder による爆殺だと思う。

book_2-Score.jpg

平たく言うと、Book 1は自分の素性を探す旅だったのだが、Book 2ではあの重要アイテムとこの世界の秘密が垣間見える内容になっている。色々と明らかになってくるのが終盤からなので、序盤はとにかく地味で求心力に欠ける。
実はX個あったとか、個人的に後付け設定にしか見えないのだが、1の時点でBook 1と名付けて続ていくつもりだったあたり、どの辺まで設定を考えていたのだろうか。なお現在は3が開発中である。
一方では、地面の裂け目からは別の世界のような地表や雲が顔をのぞかせる景観があったり、あちこちに用意された小さいイベントやNPCが語るフレーバーなどからは、かつてどういったことがこの世界にあったのか想像させられる。
SF要素がちらほらと出てくるのも、古典的ファンタジーCRPGを彷彿とさせる。

難易度的にはやはり1をクリアした人向けといった感じで、ノウハウを駆使していかないとなかなか難しい類だと思う。下手な行動をとると詰んでしまう箇所も幾つかあるため、小まめな別スロットへのセーブは必須である。
特に発売後に追加された、入るには火薬樽が二つ必要な高難易度ダンジョンがあるのだが、これはMageビルド以外でクリアできるのだろうかと疑問に思うほど難しい。このダンジョンをクリアするには、溶岩地帯を歩くことが必須だと思われるので(このダンジョン以外でもあるが必須ではない)、高いElements Resistanceが求められる。Elements ResistanceはIntelligenceにつぎ込むことが上昇させる主な手段であるため(Enduranceでも上昇するがレートは低い)、Mageビルド以外はこれを上昇させにくいのではないか思う。さらに、溶岩でダメージを食らうと、Leg以下の装備の耐久度がみるみるうちに減っていくため、装備に頼るビルドは厳しいはずである。
また敵も強く、近接殺しの爆死する敵や、高い瞬間火力を要求するリジェネ持ちの敵もいるためなおさらである。

全体的に戦闘は、敵のロジックはシンプルでマジックユーザーがいないのが残念。一部の敵が特殊な攻撃か遠距離攻撃をしてくるくらいで、基本的には近寄ってきて殴るだけ。ボスクラスの敵も例外ではない。Damage Dealing以外のSpellもかなり充実しているにも関わらず、Baldur’s Gate 2のような高度な魔法の応酬による戦闘が無いのは惜しい。
失敗さえしていなければ、どんなビルドでもなんとかクリアできるような調整が必要な非パーティのソロプレイである欠点だろう。

付録1:便利な魔法

Dense Nimbus
前作Air Shieldの弱体化版。非AoEの遠距離攻撃を確率で無効にする。要求Skillが高くなった上に40-90%の発動確率(使用レベルによる)になったのだが、それでも終盤になるにつれて遠距離攻撃をしてくる敵の割合は増えてくるため有効である。

Create Food, Draw Water
インチキ魔法その1。食料と水を生み出す。サバイバル要素をスポイルしているが、とにかく困らなくなる。

Lockmelt, Trapkill
インチキ魔法その2。罠と鍵を解錠する。使用レベルさえ十分ならば100%解除可能なので、Pick LocksとSkullduggeryの意味はあるのだろうかというくらい。Elemental Skillは解錠のためだけにつぎ込むわけではないので利点は多い。

Portal
アンカーのセットと瞬時にそこへ移動する。アンカーは使用レベル毎に記録可能。終盤は随分と遠い場所まで行くので、戻りたい時にはPortal無しでは不便。多くのダンジョン内でも使用可能なので、往復して荷物を整理することも出来る。

Element Armor
しばらくの間、Elements Resistanceを10%上昇させる。序盤に売ってしまって以降、必要になる頃には手に入らなかったのだが、10%とはいえあれば楽だったのだろう。

Cat’s Eyes, Predator Sight
しばらくの間、自分だけ視界を明るくする。これらは別のbuffなので重ねがけは有効である。攻撃に命中判定が必要なビルド向けでMageには不要。Eschalonにおける基本的なセオリーだが、暗闇でこれらを使用した状態で戦闘するべし。戦闘中の松明やその他の光源は厳禁である。相手の命中率を下げた状態で、自分だけ高い命中率を維持することが出来る。

付録2:便利なポーション

Fortify Mana
10ターンの間、消費Manaが半分になる。Mana Potionよりもコストパフォーマンスは良い。Hasteと組み合わせると強烈。

Invisibility
一定ターン経過か移動以外の行動をとると解除される透明化。これ詰んでないか?というような状況をあっさり打開してしまえたりする。魔法でも使えるようになるが、要求Skillは高い。

Eschalon Book 2 part.3

随分と長い間放置していたので、Mageビルドでやり直し。

セーブ/ロードを繰り返して解錠と罠の解除の100%成功、チェストの中身の選別をやるのは大変なので、乱数シード固定チェックを入れて縛る。結構忘れてはいるものの、何をやったほうが良いのかは覚えているので随分と楽だ。

Book 2のデフォルトルールでは、サバイバル要素として武器防具の耐久力の消耗と、飢えと渇きがBook 1から追加されている。この追加要素のため、Mageは圧倒的に楽だなという印象。Book 1はFighter, Mage, Thiefビルドいずれもさほど差は無さそうだったのだが。

Mageの戦闘は、攻撃されない距離から攻撃Spellを連打するというShooterのような感じになっているので、ダメージによる体力と防具の消耗を極力減らすことが出来る。さらにCreate FoodとDraw WaterのSpellでManaがある限り食料と水の補給が出来るので、サバイバル要素は全て解消できてしまうのである。
しかもCreate Foodで作った食べ物は売れるので、商人の所持金が許すまで錬金術を行える。Create FoodはSkill 1からlevel 1を使えるものの売値は1Gなので割に合わないのだが、level 6で作れるOiled MeatはMarcantileが0でも7goldで売れてしまうのである。
なんだか魔法が折角のハードコアな要素を全てspoilしてしまっているように思えるが、錬金術に関しては生成した食べ物は0Gにしてしまえば容易に対策可能なので、自由度のために敢えて残しているんじゃないかと思う。

Mageをやるにあたって懸念していたManaのマネージメントは、MeditationとPerceptionを上げまくることで回復量を著しくあげることが出来るので、真っ先に伸ばすべきだろう。
特にMeditationは、TrainingもSkill Bookも無いため遠慮無くポイントを割くことが出来る。
一方でElementalやDivineはPort KuudadでTrainingを受けられるのでそこまでは必要最低限にしておく。途中でSkill Bookが手に入るかもしれないが、Training可能なSkillはTraining上限のlevel 9まで上げるまでは温存しておく方が特である。最も、TrainingはSkillがあがるにつれて大金を要するので、プライオリティの低いSkillに関しては適当で構わないが。

Mageだと楽なことばかりのようでもあるが、もちろんそうではない部分もある。
Book 1では、Air Shieldという遠距離攻撃を無効化する便利Spellが低いSkillの段階から使えたのだが、Book 2ではこれが無くなっている。当然ながら遠距離攻撃をバシバシとしてくる敵は強敵になる。タイマンならばCC Spellで無力化できればしめたものだが、多数の遠距離攻撃を行う敵と遭遇した場合は厳しい。
逃げ回りながら戦うので、狭い場所や閉じ込められたり動きを封じられたりすると不利である。Spellを使うと距離は狭まっていくのだが、敵は方向転換をする際に無駄に1ターン何もしない場合があるという癖を利用して、距離を離す術を覚えておかなくてはならない。しかし、それでもこちら側がスタンさせられるシチュエーションには無力である。
また、良い武器にしてStrengthを高めてSkillを上げるだけで攻撃力が上がっていく物理攻撃とは違い、魔法によるダメージはSpellとSpell Levelによって固定である。敵が強くなって行くにつれてずっと最初の方のSpellを使い続けることも出来ないので、Scrollを入手しなくてはならない。Tierの低いScrollはよく拾う機会はあるが、Tierの高い強力なSpellのScrollはそうそう手に入らないので店で見かけたら高額で買うかどうか判断しなくてはならない。しかも、買った直後に宝箱からそのScrollが手に入ったりするというオチまである。

Eschalon Book 2 part.2

SpellのCreate FoodとDraw Waterで自給自足が可能に…
万能過ぎて折角のサバイバル要素を殺している気もするが、自転車操業に歯止めがかかりそうだ。
釣りとか、敵対していない野生動物がいて狩りをできるようにするとか、草とかキノコとかを刈れるようにするとかの方向で解決して欲しかったかな。それで焚き火をおこして肉を焼いたり、パイを作ったりして食べるんだ。Arx Fatalisですが。

宿屋に泊まることでも飢えを凌げるが、泊まると一端空腹と渇きを全快にした後に寝て、起きたらいずれもちょっと減ってるという。朝食は出してくれないのね。

Quick Travelで長距離の移動を済ませると、靴装備が痛む。ちゃんと脱いで素足というかブーツで移動しましょう。

両手に持ったり身につけたりしている装備の重量次第(Strength依存)で、魔法詠唱が出来ないのをすっかり忘れてた。素早い身振りによって魔法が発動するのね…
防具の着脱と、武器の装備(外すのは0ターン)で、ターンが経過するように変更されているのと組み合わさるとなかなかきつい。軽装メイジの意義がちゃんとできているのだが。

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Port Kuudadという壁に囲まれた街に入るのが一つの関門になっているのだろうか。前作でもそういう壁に囲まれた立ち入りに条件が必要な街というのがあったが、あれよりもさらに入る条件が厳しくなっている。
金を払って真面目に入るという選択は、商人プレイで荒稼ぎでもしていない限り、相当厳しい金額に設定されている。ゲート側のOfficeのようなところに進入してレバーを入れるという手は、衛兵にみつかると敵対するし、見張っている衛兵との距離も近いので、例えInvisibility Potionがあったとしても音や気配で気がつかれてしまうので、かいくぐるには相当なSkillが必要だろう。
となると、どこか別の入り口を探すことになるが、これまた前作のザルのような抜け道と比べると結構面倒なことになっている感じで。

中に入ってさえしまえば、各種Trainerがいるので一気にキャラクターを強化することが出来るので一息つけるだろうか。今回は10までSkillを訓練することができるようなので、訓練可能なSkillに関してはさらに適当でもなんとかなりそう。その分、訓練費が大量に必要にはなってくるが。

Eschalon Book 2 part.1

本当はUltima 7をやろうかと思っていたのだが、少しやってみた感じではもう少し英語ができないときついなと思ったのでこちらで。さらに言うと4あたりから順にやりたい気もあるのだが、年末からゲームが色々出るのでそこまで余裕が無さそうだ。

恒例のダイスロール(1d8+6)。例によってこれ以上良いattributesが出る気が…

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1よりも自由に割り振れるポイントが増えたかわりに、良い値が出にくくなった気がする。折角女性PCが作れるようになったので今回はそちらで。なお、男性はStr+1、女性はDex+1。

Book 2は1のしばらく後の話なので、シナリオ的に1からやっておいた方が良いのだが、やっていない人向けに最初の方に少しだけ補足はされるし、今のところBaldur’s Gateなどのように思いきり1の内容が関わっているというわけでもないので、シナリオの繋がりはそこまで重要ではないと思う。
どちらかというと標準のルールが1と比べて難易度が高いように思えるので(全部オフにしてイージーも可能だが)、そういう意味では1から始めてskillの特性等を知って慣れておく方が良いだろう。とりあえず1と同様に、Divine Healが序盤から使えるかそうでないかで難易度が格段に変わってくる雰囲気なので、これが使える条件(Arcane,Divination 1とWisdom 15)は早々に満たしておきたい。

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特に2から追加された空腹と渇きと装備品の耐久度がこれまた厳しい感じで。渇きに関しては井戸からいくらでも水を汲めるので緩い制限だが、空腹は拾いもの(多くはネズミの肉だが)で済ませることはなかなか厳しい。釣りとか調理とかCreate Food的なSpellは無いのだろうか。
装備品の耐久度はskillに依存しているのかもしれないが、あっという間に壊れていくし、お店での修理は高額なので、序盤の金が不足しがちな状況では詰みに近い状態になってしまうかもしれない。Repair skillを取得することでcamp中に自力で修理するか、Mercantile skillで取引にかかる金額を減らすことが有効だろうが、それすら不可能な状況に陥ったのならば、ひたすら敵から逃げまくって宝箱を漁るべきか。

1からイマイチだと思っていたsave & loadによるLockpickingやDisarm Trapの再試行、宝箱の内容の再抽選などを、乱数のシードを固定して結果を固定するという高難易度化も出来るようになっている。だが2に関しては標準の難易度が既に高めなので、その辺は状況に応じて割と許容できそうではある。ちなみに高難易度化することでゲームクリア時のスコアや出現アイテムや経験値にボーナスがあるらしい。

また、1では装備の持ち替えにターンを要さず、敵のすぐ近くでMagic Itemをフルに装備して魔法を唱えて戦闘用の装備に切り替えて戦闘開始とかいう芸当なんかが出来てしまっていたのだが、流石にこれは変更されていて装備品の持ち替えにもターンを要するようになったのは有り難い。まあこれによってまた難易度が上昇しているが。