Aarklash: Legacy part 1


4人各4skillのStop and GoのParty BattleにフォーカスがおかれたRPG。
と、書き出そうと思ったのだが、Steamでのジャンル表記はAdventure / Strategyである。しかしGOG.comでの表記はRPG / Action / Tacticalとなっている。Tactical(戦術)とStrategy(戦略)の意味合い的には、このゲームはTacticalが適当だと思うのだが、とにかく一つも合致しているところがない。
そして実際、RPGと言って良いのかも分からないくらいRPG要素(人によって大きく認識が異なりそうだが)は薄い。今のところTacticalでありつつも、Hack and Slash寄りなのか、ほぼ直線的なレベルを走破していくだけで、戦闘が主体。カットシーンではキャラが一方的に喋るだけでストーリーが進行していく、”いわゆる”Action Adventure的である。
ジャンルに拘るのは良くないと思うのだが、何も知らない人にとりあえず一言で伝えるには便利なのである。

Aarklash-StopAndGo.jpg

フォーカスされている戦闘はなかなか面白い。
Dragon Age: Originsに感触は近いが、あれよりも面白いと感じる。今のところDAOにあったような、Spell Combinationは無いのだが、Tankが敵をキープして、RogueとMagic UserがDamage Dealとcrowd controlなどのAssistをして、HealerがHealingをするといった、MMOのHoly Trinityな要素が明確に出ている。playableなキャラクターは4人以上いるようなので、この型に嵌らない戦い方もできるのだろうけれど、ゲーム開始時にこのようなメンバー構成になっているあたり、このゲームにおける基本形なのだろう。
DAOでは、効いてるのか効いていないのかよく分からないtauntをするも、ポーションをがぶ飲みすることしか能の無い紙装甲のTankがaggroをキープできずに、攻撃しすぎたMageが敵を倒すまで逃げ回る、なんてのがしばしばあったのだが、こっちでは明確にTauntが効くあたりはやりやすく、MMO的だとも思う。

味方と敵、両方に効果があるspellがあり、位置取りの重要性は高い。例えばMageの自分の周囲をKnockdownさせるspellは味方にも効果があるので、Tankを巻き添えには出来ない。指定した方向に投射するhealing spellは敵にも影響を及ぼすので、団子状態になって戦っているTankはHealingを受けられない。敵キャラクターとの押し合い判定はあるので、boxingされないように気をつけなくてはならない。
またAoEの場合、効果範囲のサークルが示され、方向指定型のspellはcastingを始めたときにはまだ命中が確定しておらず、どちらも対応して回避することができる。当たり前のようだが、そうでないゲームは多い。
機会攻撃(Attack of Opportunity)と相性が良さそうなデザインなのだが、それがないのは惜しい。

インターフェイスは一応必要十分に備わっていて、例えば敵のspell castingにカーソルを合わせると詳細を教えてくれるし、全ての効果は色でDamageなのかSupportなのかといったspell typeも一見して分かるようになっている。
buff, debuffは、上下に向いた矢印のお陰で良いのか、悪いかは分かるのだが、buffとdebuffでまとめられてその数がアイコンとして表示されるのが、ちょっと分かり難い感じ。なぜ他と同様に色でtypeを示したアイコンにしなかったのだろうか。アイコンにカーソルを合わせると内約は出るのだが、手間がかかる。
表示位置も一律キャラクターの上なので、どうしても比較してしまうThe Temple of Elemental Evilのそれには一歩及ばない。

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