Rocksmith

Xbox360版。ギター歴2,3年?5年くらいブランクあり。今はRank 9 (max 11)のエリートだが、これは下手でも時間をかければ上がるのであてにはならないなあ。

Pros

  • 実際のギターとベースで遊べる。
  • 認識精度は良い。
    ゲーム中の判定は結構緩く、コードなんかは完璧ではなくとも許容してくれるので現実的。それ以外では時々妙に厳しい箇所もあるが許容範囲。
  • 同一音ならば別の弦で鳴らした音でもOK。
  • 遅延も気にならないレベル。
  • 全体的にそれほど難しくないので初心者やブランク持ちのリハビリに最適。
  • プレイヤーの腕前に応じてフレーズ毎に難易度が徐々に上下していく。
  • 値段の割に音色が結構良くできている。アンプ・キャビネット・エフェクター3カ所9個と結構細かいカスタマイズもでき、実際のギタリストをモチーフしたプリセットは使っているギターによっては割と似た感じの音色になる。ただし、曲を演奏している最中はその曲用のプリセット。

Cons

  • 個人的に収録曲の大半が好みではない。
    好みの問題ではあるが、それ以外の要因としてボーカルメロディとギターコードがあっていない不快な曲や、単純にお粗末な曲もある。そういう曲はやっていてひたすら苦痛である。
  • 画面を見ながら弾くので指板を見る余裕が殆ど無い。
    大抵の実際の演奏というのはもっと指板を見ながら弾くので感覚が違う。正確にフレットを押さえることがより難しくなり、頻繁に手の位置が大きく移動するようなフレーズの難易度がより高くなる。
  • アルペジオやインプロや手癖まできっちり真似して弾かなくてはいけない。
  • アルペジオはコードのような表示にならず、ノートが単音で飛んでくるので弾けたもんじゃない。
    一応指紋マークがコードの形になっているのでそちらを見てコード進行をひたすら覚えれば弾けるのだが、それだとノートを見ることが出来ないのでどのみち弾きにくい。コード表示しろよ。
  • 難易度易しめなので私くらいの技量でも殆ど弾けてしまう。
    難しいのは先述の三つくらい。ずっとこのゲームを続けていても、ある程度までしか上手くならないと思う。
  • 奥から手前にノートが移動してくるシステムなので、コードが密集していると次のノートが見えない。
  • スライドしながらトレモロなどの合わせ技が表現できない。サスティンの符号はあるのだが、アルペジオなどで前の音をいつまで伸ばし続けるのかが不明。そもそもビブラートがない。チョーキング(ベント)もどれくらいのピッチをどれくらいの時間をかけて上げ下げするのか分かりにくい。
    など、色々と演奏表現をデザインに落とし込めていない問題がある。
  • 頻出するリフなどのパートは簡単にランクが上昇するのだが、一度しか無いソロなどはなかなかランクが上がらない。にも関わらず曲の一部分だけを繰り返してその部分だけのランクをあげることが出来ない。最初から通しで弾き続けるしかない。
    例えばSmoke on the Waterみたいなソロ以外は簡単な曲でも、1回のソロのために目つぶっていても弾けるパートを何度も何度もひたすら弾き続けなくてはならない。
  • 低いランクの時にそれ用の運指を考えて弾いていて、ランクが上昇したら全く別の運指が必要になっていて全然弾けなかったり。事前に難しいランクのフレーズを見ることができて対策を事前に立てておければよいのだが、そういった予習が出来ない。そのせいでランクの境を行ったり来たり。
  • 練習モードが使い物にならない。
    練習したい範囲を指定出来るわけではない上に、押すのが難しいB7の練習をしたいのに練習モードに出てくるコードは簡単なAとか、ソロを練習したいのに練習モードは簡単なリフしかないとか。
    (追記訂正)これはSONGから個別に曲を選べばフレーズを指定することができる。任意のフレーズのランクも上げられる。
    また、通常のプレイよりも判定が厳しく、弾くタイミングがちょっとでもずれるとするとガツっと停止してその音を弾き直すことになる。そこそこの勢いで通して弾かなければならない速弾きなんかは一連のフレーズまで巻き戻ってくれないので、実用的ではない。
  • 何度か目標のスコアに到達出来ないと目標のスコアを下げるかどうか訪ねてくるのだが、時々スコアを現状維持するボタンが効かなくなる場合がある。
  • 上下に弦を移動した方が弾きやすい場合でも、単一弦をひたすら使ったりと弦の使い方が偶におかしい場合がある。譜面を作った人の癖なんだろうか。
    Smoke on the Waterのリフも4,5弦の開放を使うパターンなので、実際の演奏を見ていないのかなという気がする。
  • ライブ中のドロップDの再チューニングが面倒くさい。
    曲目によっては1曲ごとにD→E→D→E→D→Eとチューニングさせられたりして酷いことに。曲順並びかえて1回だけにしろよと。
  • Xbox360の通知が5,6弦と被ってプレイの邪魔になる。
  • 中規模のステージだと処理落ちが酷い。観客の数が増えすぎるからである。大規模なステージになると簡易モデルが使われるのか酷い処理落ちは発生しにくい。
    しかもスパイク状のガクッガクッとした処理落ちなのでプレイに支障が出る。PC版だと問題無いんだろうなあ。
  • 登場するギターがGibsonとその子会社のみ。
    ClaptonとかBlackmore (DLC)とかの曲もあるんだからさあ、せめてFenderも承諾とろうよ。

Conclusion

  • Metalsmithを出せ(US除く)。

Planescape: Torment Music

多分今年一番聴いた音楽。

Falloutなどでお馴染みのMark Morganだが、Falloutとは異なるnon-ambientな美しく特徴のある曲も作れるのかと驚いた。ゲーム中では、テーマとなる旋律とコード進行をリミックスしたさまざまな曲を幾度も聞くことになるので印象に残る。

 

ちなみにPlanescape: TormentのBGMは開発途中までは別の人(Lustmord)がコンポーザーだったが、途中でMark Morganに変更してBGMを作り直したようだ。[ソース]Lustmordには悪いが、正解だったと思う。
この名残は少しは残っていて、Trailerで流れているBGMがそうだ。Baldur’s GateやIcewind Daleあたりをインストールした後に強制的に再生されるムービーがこのTrailerなので見たことがある人も多いと思うが、ゲーム中のBGMとは随分と違う。

ゲーム中にこのムービーのカットが使われているシーンは殆ど無い上に、タイトルロゴも微妙に異なっている(Tの字が特に)。
Tormentを初めてプレイするまで、このTrailerの情景やBGMの印象が強く、なにやら陰鬱で禍々しい印象を受けてどんなゲームなのかを想像していたのだが、実際にやってみると随分とギャップを感じた覚えがある。もっとも、一般的なファンタジーRole-playing Gameと比べるといずれにせよ異質ではあるのだが。

Baldur’s Gate: Enhanced Edition Custom Portrait

Baldur’s GateのデフォルトのPC用Portraitは、例えば男性の場合、ハゲと青年の二枚を除いて全てNPCでも使用されているものでした。そのためハゲと青年以外のPortraitを使用していると、しばらくしてPortraitがNPCと被ってしまう事態が発生していました。
このためかどうかは分からないものの、Baldur’s Gateでは各自で用意したファイルを使ってカスタムしたPortraitを使うことが出来ました。

Baldur’s Gate: Enhanced EditionのPortraitではデフォルトでさらに数枚の描き下ろしが追加されていますが、出来ることならまた自分用のPortraitを使って遊びたいものです。

Baldur’s Gate: Enhanced Edition ManualsのSword Coast Survival Guide (BGManual1.pdf) を見てみます。Reader上の表示で47ページ、書籍内のページ番号で46ページにPortraitのカスタマイズについて書かれているようです。要約すると大体以下の通り。

  1. 38×60 8-bitの1-7文字+S.bmpと110×170 カラー明記無しの1-7文字+L.bmpの画像を用意する(明記されていないけれど、ビットマップフォーマットの画像ファイルです)。
  2. Baldur’s Gate: Enhanced Editionをインストールしたディレクトリのルートに”Portraits”ディレクトリを作って、これらのファイルを入れる。

どこかで見た内容と同じ手順ですね。

読者の皆さんもこれを試してみてもいいですが、やるだけ無駄です。いつまで経ってもPortrait選択時に”CUSTOM”というボタンが見あたらずカスタマイズ出来ません。
なぜかというと、これはかつてのBaldur’s GateのCustom Portraitsの利用方法であって、Enhanced EditionのManualは当時のManualを丸写ししただけで改訂されていないためです。

ディレクトリの場所が間違っているため、

  • Windows 7 or Vistaの場合
    <System Drive>:\Users\<Username>\Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\
  • それ以前のWindowsの場合
    <System Drive>:\Documents and Settings\<Username>\My Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\

に画像ファイルを入れます。
読者の皆さんも試しにさっき用意したファイルを入れてもいいですが、まだ我慢した方がいいでしょう
Portrait選択時に”CUSTOM”というボタンは表示され、ファイルを選択できるようになりますが、どう見ても小さすぎます。

BaldurEE-PortraitFail.jpg

 

検証してみましょう。ここでいう解像度とは画像の幅・高さのことです。

大きめ解像度の画像をぶち込んでみたり、デフォルトのPortraitを使ってみたりしてスクリーンショットを撮って解像度を測ってみます。このときフルスクリーンにしていると、等倍では表示されない(スケーリングされている)のでウインドウモードにして撮りましょう。

どうも画像の解像度は特に大きすぎない限りはどんなサイズでも読んで表示してくれて、さらに8-bitカラーでないと駄目というわけでは無くなったようです。
ファイル名の文字数制限はWindows 8も出た時代ですが相変わらず8文字以下のようです。

スクリーンショットをよく見てみると、デフォルトのPortraitでも枠に綺麗ぴったりにはまって表示されていなかったりします。目敏いですが、これでは本来の正しい値を予測しにくいですね。

それから従来のように2種類の画像ではなく、3種類の画像が使われているようです。CUSTOMボタンから選択できる画像は以前と同じく2つのみですが…
これはBaldur’s Gate 2のNPCのPortraitと同じ仕様ですが、使われている解像度やはりそれとも異なるようです。ファイル名はBaldur’s Gate 2に基づいて3種類分推測してみましょう。

BaldurEE-PortraitType.jpg

 

ここまで読み飛ばしても問題ないようにまとめましょう。

Portrait用の画像ファイルを入れておくディレクトリ:

  • Windows 7 or Vistaの場合
    <System Drive>:\Users\<Username>\Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\
  • それ以前のWindowsの場合
    <System Drive>:\Documents and Settings\<Username>\My Documents\Baldur’s Gate – Enhanced Edition\Portraits\

用意するビットマップフォーマットの画像ファイル(カラー深度は24-bitで構わない):

  • W:210 x H:330 ファイル名:<任意の文字列 1-7文字>L.bmp
  • W:170 x H:268 ファイル名:<任意の文字列 1-7文字>M.bmp
  • W:54 x H:85 ファイル名:<任意の文字列 1-7文字>S.bmp

<任意の文字列 1-7文字>は<>を含めません。
また同時に指定したいファイルで同じ文字列の方が都合がよいです。
CUSTOMボタンを押してファイルを指定する際には、上の大きいPortraitには*******M.bmp、下の小さいPortraitには*******S.bmpを指定します。同じ文字列にした上でこうすることで、一番大きい画像*******L.bmpも特大のPortraitに指定されたことになり、表示されます。とはいえ、この特大のPortraitは分かっている限りではCharacter Generationでしか表示されないので、特に必須というわけではありません(Baldur’s Gate 2のNPCの一番大きなPortraitはTOBのエンディングでも表示されたりしていましたが…)。

 BaldurEE-FrameOut.jpg

ちなみに、ファイル選択中に表示されるPortraitは背景の枠に全然あっていませんが(どうなんだそれ)、実際のゲーム中にRecordや右隅に表示されるPortraitの表示には問題ありません。

 

 BaldurEE-CustomPortrait.jpg

ようやく出来ました。
NPCの分も変更してみたいですね。またoverrideだと思いますが。

(追記)NPCもアーカイブ内のファイルに対応したファイル名(大文字小文字問わず)のビットマップ画像を”Portraits”に用意することで変更できるようです。
例:VICONIAS.bmp VICONIAM.bmp VICONIAL.bmp など…

 

このエントリーは発売当日の情報に基づく独自調査によるものであり、正確な情報であるとは限りません。
今後より良い情報がforumなどで明らかにされたり、パッチによって修正または仕様変更される可能性があります。

参考:Custom Portrait http://forum.baldursgate.com/discussion/7265

 

以下、読まなくても問題のない補足。

続きを読む →

Baldur’s Gate: Enhanced Edition has been released!

BaldurEE-Unicode.jpg

……

 

BaldurEE-Itemcost.jpg

……

 

この対応状況で多言語対応するつもりだったのか…
ボランティアの方々が頑張っていらっしゃるというのに。

あくまで予測だが、今ファイルを改竄して日本語を流し込んだとしても文字化けすると思う。
もう既に発売済みですが。

Dishonored part.4

クリアしているが、中盤かなと思ったらもう終盤という。序盤かなと思っていたのは、とっくに中盤だったという。プレイ時間で見るとそれなりのボリュームもあり充実していたと思うが、ストーリーも鑑みるとやや物足りなく感じる。

最後の方になって大きく動く出来事があるのだが、それも予想できる範囲の展開。Deus Ex(HRじゃないよ)の場合、こういう展開はもったいぶらずにターニングポイントのために用いられていて、ここから先どうなるんだろう?と思わせるストーリーだったが、Dishonoredでは極めてオーソドックスな感じで、Deus Exを知っていると物足りない。その結末も極めて予想がつく。
Missionの方も、最後の二つは作る時間が無かったのかな?という小さな規模になっている。

Dishonored-Party.jpg

Hitmanでありそうな中盤の仮面舞踏会のMission。
こういう隠れずに堂々と入りこむシチュエーションは好きなのだが、既ににHitmanがあるだけにNPCのリアクションの乏しさが目立つ。
武器出して走り回ったり、見られているのにスリをしてもお咎め無し。一応注意はされるが、言葉だけなので緩すぎる。ターゲットと直接話して簡単に誘導して孤立させられるのは親切すぎて群衆の意味合いが薄い。

これら以外のMissionはよく考え込まれており、さらにはMission Selectも用意されていてリプレイしてなんぼというようになっているのだが、リプレイのモチベーションを保つ部分で、いくつかの致命的な問題を抱えている。

  1. セーブデータ数が有限(35個くらい)
  2. Mission SelectでのMission解禁判定が不便
  3. 条件を満たしたはずなのに実績が解除されない

1: Steam Cloudの容量か、Consoleの影響かHDDに余裕がある限り際限なくセーブが出来ないのである。
きっちりとは数えていないが全部で35個くらいだったと思う。Missionは全部で9程度なので全てにおいてこまめにセーブをしていた場合、一つのMissionあたり4個ほどしか残しておくことが出来ない。
それだけあれば十分な人も多いのだろうが、私はエリア移動前などとにかく細かくセーブをとるので全然足りなかった。すぐに頭打ちになってからはセーブデータを削除して管理しなくてはならなくなったのだが、そこで2のような問題が起きた。
なお、セーブデータは単純にバックアップを取ろうにも、Steam Cloud対応なのが災いして、場所が分かりにくかったり、オンラインストレージ上とデータが食い違っていると整合性をとる選択を訪ねられたりと面倒になっている。

 

2: Steam Cloudでの整合性を確実なものにするためゲーム上から最初の方のセーブデータを削除したところ(作っている側がまず第一に想定している手段で、という意味)、Mission Selectから削除したセーブデータのMissionが選択できなくなっているのである。
一般的なゲームならば、通常のセーブデータとは別のシステム用のセーブデータに選択できるかどうかのアンロックフラグを持たせていれば良いのだが、Dishonoredではそのようになっていないのだ。

Dishonored-MissionSelect.jpg

どうもDishonoredではMissionを新たに開始してオートセーブなり以降のセーブなりにその手のフラグがあるらしく、セーブデータを残しておかなくてはならない。しかしながら、Mission中のセーブデータをとにかく一つでも残しておけば良いというわけではなく、Missionが始まってなるべく最初の方のセーブデータが必要な雰囲気なのである。
1の問題が発生した際に整理したセーブデータにはMission後半からのデータもあったのだが、そのMissionはMission Selectでは選べなかった。そのMissionをそこからクリアしても。
最初にセーブしたデータが無ければ駄目だというのであれば、上書きすらも許されないので流石にそんなことはないと思うのだが、Mission Selectの可否に関わるデータが残っているセーブデータの条件というのは曖昧である。だから「Missionが始まってなるべく最初の方のセーブデータ」と曖昧な予想している。

こうなると1のセーブデータ数の制限が余計に厄介になってくる。全Missionの開始時のセーブデータを最低一つはずっと保持しておかないと、Mission Selectで全てのMissionが選べなくなるので、余計に自由に使えるセーブデータが減るのである。

どうしてこんな面倒な扱いにしたのだろうか。Missionクリア時のStatsはMission Selectで選べなくなったMissionでも参照することが出来るため、このデータはシステムセーブデータに保存しているはずなのだが、これと同じようにアンロックフラグや開始時の情報(gold,rune,bone charm,環境変化など)もシステムセーブデータに持たせておけなかったのだろうか。

 

3: 実績のClean Hands “Complete the game without killing anyone”が解除されなかった。Missionクリア時のStatsでは全てのMissionで0だったのだが。
終盤のとある人物は気絶させても死亡扱いになるというバグ(仕様だと言い張るのならばStatsでカウントされていないのはおかしい)は知っているのだがそれが原因なのか、Mission SelectからMissionが選べなくなったように、これまでに蓄積されたデータが消失してそう判定されたのかは不明である。
Statsは信用できないので、ゲームを最後までクリアするまでにこれらを確認する術が無いのはきつい。

DLCの前にこの辺の問題を何とかして貰わないとちょっとね。