Getting Started with GitHub

GitHub をはじめました。手始めに過去のツールのソースコードなんかを順次置いていっています。

過去に何度かツールのソースコードを公開してくれないかという要望が、特に海外ユーザからあったものの、”諸事情”によって敢えてしないという状態でした。最近では時間が経過したことや、BioWare Social Networkが停止したこともあり、構わないだろうという判断によって公開に至りました。

余談ですが、Dragon Age Conversation Readerは、当時韓国で非公式なローカライズツールとして利用されていたようで、その際にデコンパイルして韓国語対応するわ、敢えてつけなかった編集機能もつくわ、バージョン管理機能もつくわと魔改造をされていたのを、ソースコードを整理している最中に思い出しました。一から作った方が早いんじゃないかな。

Event[0] #1 Dream of Electric…

無人の宇宙船を彷徨うアドベンチャーだが、何かをインタラクションするにしても全部コンソールからのタイピングを通じてAI (Kaizen-85) と対話することで解決していくゲーム。

昔ながらのコマンド入力アドベンチャーを彷彿とさせるが、あれは思い浮かんだ一語を入力して正答を確認するという手順に過ぎない。一方で、このゲームはAIとの「対話」である。
最悪、クリアに必要となりそうなキーとなる単語を打ち込むだけでも何とかなりそうであるが、ごく簡単な文法でも良いのでチャットができるとより楽しめると思う。双方向性のある対話なので、あなたの入力した単語は合ってます、間違っています、という返答がくるのではなく、それっぽい反応が返ってくるし、時としてAIからも尋ねてくることがある。厳密にはAIというと大げさで、チャットボット(人口無能)に近いのだが、それでもそれなりに会話のキャッチボールが成り立っているような感覚は得られる。

こちらからの語りに対して、それに対するAIの解釈や返答は(恐らく意図的に)ファジーなので、答えが厳密に入力しなくとも対話は成り立つのだが、反面思った通りにAIに解釈して貰おうとすると大変なことがある。このあたりは、あくまでゲーム的なAIの未熟さを覆い隠し、AIに人間らしさの片鱗があるようにも感じられる。
特に、ゲームが始まってすぐは、何をすればいいのか分からない状態なので、AIから答えを聞き出そうとして、色々なことをAIに聞いてみることになり、対話性を実感するだろう。逆に、進行に行き詰まると直感で答えを得にくい分、解決するまでが大変だ。

また、欠点としてロード時間が異常に長い。最初に一旦ロードしてしまえばあとはシームレスなのだが、そのロード時間たるや改善される前のGothic 3を彷彿とさせる。プログレスバーやローディングアイコンなどもないので、ハングアップしたのかと勘違いするレベルである。
さらに、時折開けた扉が目の前で閉まるなどしてバグってうまく進行しないこともあるが、そういうときはゲームを再起動させると大抵はうまく進行するようになる。そこでまたロード時間が苦痛になるのである。それがバグなのか、AIがはぐらかして意図的に進行させられていないのか判断が困るのも難点である。

さて、AIに人間らしさの片鱗があるようにも感じられる、と述べたが、それ故にゲームプレイの最初と最後で、このAIに対する接し方というのは明確に変わってくるだろう。そして、その接し方によって結末はもとより、このゲームに対する印象も変わってくるのだろうなと思う。

Replica #1 Unnatural Misleading

他人のスマートフォンの中身を覗く、というコンセプトは好きなのだが、ゲームの進行に何かしら意味がある内容と、意味があるように見せかけて何も無い作為的なノイズが大半で、このあたりはデザイナーの意図が露骨に見えてしまっているので萎える。
一方で、フレーバー的な彩りをする内容が殆ど無いのは肩すかしだった。もうちょっと、見てはいけない日常のプライベートを覗き見る感じを用意しておいて欲しかった。

ゲームが始まって、おもむろに911コールをしてみたらちゃんと作られていたことに感心して、期待が高まっただけに残念である。

Firewatch #1 Hunch

プレイする前に思っていた方向とはすこし違うゲームだったかな。
思っていたのは、Dear EstherとかGone HomeとかのいわゆるWalking Simulatorで、あの手のゲームで定番になっている唐突な意味深モノローグが、無線での対話に置き換わったようなものだ。実際には、サスペンスなアドベンチャーゲームとくっついたようなところ。Walking Simulator的なnarrativeとか、サスペンスなストーリー、どちらも特筆するくらい記憶に残るような印象ではなかったが。

クリアしたあとに、軽く調べてみていると、期待はずれという意見もそれなりに見かけたのだが、その人はこのゲームに何を期待していたのだろうか?オープンエンドとかサバイバルゲーム?そうでないにしろ、日本の場合、やたらサスペンスやら怖さを推しているのは、ちょっとずれているような気がする。一方で、リニアであるという要素をネガティブに捉えるケースは、山という大きな舞台装置ゆえの期待から仕方が無いのかもしれない。
私の場合、このゲームのプレイ動機はアドベンチャー好きによる直感によるもので、メディアの書きクチとかユーザーレビューとかは全然見ないうちにプレイしたので、まあこんなもんだろうという肯定であった。メディアでの影響を受けてプレイに到ったとしたら、騙しやがってという印象は受けそうである。

では、このゲームのどこが良かったのかというと、見たり聴いたりした様々なことを、無線越しのDelilahにねえねえこんなもの見つけたよ、と共有できることだと思う。お互いのバックグラウンド的に精神的にくたびれた状態で、ひとりぼっちの山だが、他のWalking Simulatorにあるような孤独とは無縁である。
流石に中盤くらいからは、殆どが踏破済みなので新しく見つけるものはぐっと減ってくるのだが、それでもプレイヤーが拒否しなければずっと話していることが多いので、必然的に彼女には親近感が湧く。時折無線が使えないような状況に陥ったりもするが、早く彼女と話がしたいという感情は確かにそこにある。
そしてそれとは別に、メタ的にディティールの細かい人間は登場しないから、彼女と顔を合わせることは叶わないんだろうなということに薄々気がついてしまい、悲しくなるのである。

The Incredible Adventures of Van Helsing 3 #1

前作からのキャラクターインポートは、アイテム1個くれるだけ。クラスやスキルシステムが大幅に変わって互換性が無くなったからだろうけれど、2での インポートの優位な感じを体感していると、がっかりする。で、追加されたクラスというか、Meleeクラス全般は、アニメーションが非常にチープでプレイ していてつまらなさそうな印象。

随所にDiablo 3の影響を受けたような形跡が見られるが、良い方向に働いているとは思えない。Legendary itemをドロップすると茶柱が立つようになっているのは笑ってしまった。
Skillはツリーが廃止されて、数も激減。Elementalistであれば、属性スキルがそれぞれ2個しかないので、もうその二つを取って特化させるしかないじゃんという、ビルドを考える余地も無い。で、相変わらず最大RageでCritical damage強化があるので、それを主軸にする感じ。BlizzardもRay of Frostも無くなった氷ビルドがイマイチそうだったので、最初から覚えている炎ビルドにしたらやっぱり敵が蒸発する。

レベルキャップは2の60から衰退して30なので、2のようなUber感は全く無い。おまけにコンパニオンのKatarinaは2でSkillが滅茶苦茶増えて、3でもそのスキルツリーは変わらず続投されているにも関わらず、彼女のレベルキャップは25にまで下がっている。そのため、大半のスキルを取得することなく終わる。完全に調整ミスだろう。

1, 2は文句を言いつつもそれなりに楽しめていたのだが、3は、3部作の中で一番酷い印象を受けた。だからこそ、Final Cutがまともそうに見える。