2021年のWindows 10 64-bitにおいて、The Temple of Elemental Evil (ToEE) を正常に実行して遊べるまでの手順。
実行におけるトラブルは適用パッチに付属しているドキュメントや、大手 Community forum やGOG.comなどの Distributor forum が役に立つ。
Official Patch
今現在、デジタル販売されているToEEのほとんどは Patch 2 までが適用されているので、その場合は適用しなくてよい。後述の Circle of Eight のインストールガイドに販売元のパッチ適用状況が記載されているので、それを参考して必要であれば、Patch 1 と Patch 2 を順に適用する。
間違っても Patch 3 を適用してはいけない。Patch 3 はルートバグという、死体からアイテムをルートできなくなるゲーム進行に影響を及ぼすバグが含まれている。そのため、ユーザ mod や patch は全て Patch2 を前提として作られている。
The Circle of Eight
通称Co8。バグ修正や機能追加を行う大型mod。
ToEEはエンジンとモジュールの組み合わせから成り立っており、エンジンで動作させるモジュールを切り替えるフロントエンドアプリケーション (ToEE Front-End X) もインストールされる。
- The Circle of Eight Modpack: Standard Edition or New Content Edition 8.1.0
- バージョンによってはパッチもリリースされていることがあるので、あればそれのインストールも行う。
- 追加コンテンツを希望する場合は New Content を、そうでない場合は Standard をインストールする。
- Standard といってもバグ修正以外に、レベルキャップの変更や、D&Dルールに従った様々な機能の改善や要素は追加されていたはず(古い記憶の限りでは)。
- New Content では、Standard に加えて新しいエリアやNPCが追加される。
- インストール後、さらにフロントエンドのインストールも聞かれるので通常はそれもインストールする。
- フロントエンドを起動して、Co8モジュールを Activate で切り替えることで利用可能になる。
- そのため、Standard と New Content の両方をインストールして切り替えることも可能。
またダウンロードページにある The Keep on the Borderlands は、 The Temple of Elemental Evil とは別のモジュールを遊ぶことが出来る。ToEEと同じく、オリジナルは Gary Gygax のモジュールだ。
Temple+
高解像度およびワイドスクリーン対応と、RaceやClass, Abilityの追加やいくつかの機能強化を行う。単体でも機能するがCo8と互換性があり、バグ修正の観点からも Co8との併用が推奨されている。インストール順はどちらからでもよい。
- Temple+ 1.0.84
- DLLをフックする方式なので、Temple+アプリケーションからToEEを起動する必要がある。Co8と併用する場合、モジュールの切り替えにCo8のフロントエンドを使用し、ゲームの起動にはTemple+を使用するようになる。
- 各種追加要素を有効にするには、House Rules から行う。