やり直しの効かない前半の会話シーンとはうって変わり、後半のアドベンチャー?は総当たりでゲーム的な試行を何度も行う必要があり、現実的におかしいだろという光景になるのがもうちょっと頑張って欲しいところ。
会話シーンでは功を奏していた、何をどう選んでもそのままゲームが進行できてしまうこのゲームの特性が、仇になっているように見える。
とはいえ、ストーリーは面白かった。ボリューム的にも内容的にも、エピソード 1が終わったような印象なので、続きを期待をしてしまう。多分想定されていないだろうけれど。
ストーリーのテーマは共感と倫理にあたるだろうか。サイバーパンクのお決まりのようでもあるが、プレイヤーに解のない答えを問いかける選択も多い。
記録されていく数々の選択に関しては、明示的に影響しているような箇所は随所にみられたが、大局的には他のゲームと大差無く大きく逸れた結果にはならないように見える。赤い糸として選択を図示してくだけの価値はあったのかどうか不明である。