Life Is Strange #2 Choices and Consequences

Life Is Strange is a story based game that feature player choice, the consequences of all your in game actions and decisions will impact the past, present and future. Choose wisely…

という、一文がエピソード開始時に出てくるのだが、これに偽りのないゲームだったと思う。プレイヤーとMaxで、未来、現在、そして過去を選択していくようになっていて、プレイヤーとMaxはその選択した結末を受け入れなくてはならない責任を負う。

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Life Is Strange #1 Episode 1 Chrysalis

はじめるにあたって、この手の時間操作や魔法といった超越的な能力が登場する(特にアドベンチャー)ゲームでは、ストーリー進行の都合が悪くなると強引に超越的な事を起こして解決するという、要するにライターにとって都合の良い道具になってしまっていないかどうかが気がかりなところであった。The Witcherの魔法とかがそうなんだけれど。
過去形になっているとおり、Episode 1の段階ではそんな感じのゲームではないようで一安心。ストーリーもどうして時間が操作できるようになったの?という疑問の余地はあるが強引ではなく、周囲と何かとてつもない運命に翻弄される少女の話という感じで面白いし、青臭いところも結構好みである。

このゲームにおける時間操作は、どちらかというとプレイヤーがセーブデータを作って行動や選択肢をやり直すという作業を、時間を巻き戻すというゲーム内の行動によって昇華した感じである。それによって、プレイヤーだけではなくMax(プレイヤーキャラクター)もやり直したということを体験しているため、それもストーリーに影響を与えるようになる。時間を巻き戻しても手に入れたアイテム(しかもキーアイテムのみ)は手元にあるとか、エリアを移動すると時間を巻き戻せなくなるとかいうゲームのご都合のようなところがあって、それをあからさまにしているのが気にはなるが。
とりあえずアドベンチャーゲームにおいて、私は一度決断したらそれを取り消さずにその結果を重視して進める傾向があるようで、時間を戻すというフィーチャーはあまり役に立ったという印象は無い。何故かしばしばよく物を落として元の状態に戻せないという状況に陥りがちなので、それの解決に使用した程度になってしまった。

LifeIsStrange-MetaDesign

ゲームの進捗に応じて主観視点で日誌が綴られているところに名作The Longest Journeyへのリスペクトを感じる。やたらインタラクションできるところが多くて反応がちゃんとあるのも良い。ただ、行動を選ぶドラッグ操作が鈍くてレスポンスは良くない。
The Walking Deadから定番のようになってしまった(それだけ影響を与えたゲームと言うことだが)、重要な選択を選ぶところでのお節介な通知や統計は無くても良かったかなと思う。これがあるとかえってそうではない選択肢は適当に選んでしまうし、例によってそんな選択あったの?というただのテストプレイ不足を示す統計データになってしまっている箇所もちらほら見受けられる。そして今のところ重要らしい選択は重要であるという印象は無く、後の展開が少しだけ変化する程度しか見られなかった。エピソードが進むにつれて思いも寄らぬ分岐になってくれると面白いのだが。

LifeIsStrange-Porn

翻訳がかなりマイルドな表現になっているのが気になる。字面で”Porn”とかあっても、それはゲームの進行上必須でない限りセクシャルな言葉は決して使われない。そういう箇所はかなり不自然である。侮辱としての言葉で「あのビデオ」と出てきてもなんのこっちゃという感じである。
どうでもいいけれど、Maxという名前は一般的には男の名前で女の名前ではかなり珍しいと思うのだが、MaxieとかMaxineとかのニックネームなのか?それとも男の娘?