26/27 Ending A
原作を踏襲したエンディング。
原作では、中盤の2択がそのままエンディングの違いになっていたが(そして本筋とは関係のないところが変わるといった具合だったが)、今回はスコア方式で変わってくるらしい。残りの1点は、多分Letterを全て見つけられたかどうかではないかという気がする。
Spoiler Warning.
26/27 Ending A
原作を踏襲したエンディング。
原作では、中盤の2択がそのままエンディングの違いになっていたが(そして本筋とは関係のないところが変わるといった具合だったが)、今回はスコア方式で変わってくるらしい。残りの1点は、多分Letterを全て見つけられたかどうかではないかという気がする。
Spoiler Warning.
絵が変わっただけではなくて全体的にドラスティックに変わっている。脳味噌の行き先があの人から別の人になっていたりと、リメイク前のDownfall(以降、原作と書く)を知っていると大丈夫かこれと思う展開もある。
導線が整理されて次何やればいいのか何を探せばいいのかよく分からん、というのが解消されたか。さらっとヒントっぽい台詞も増えて理不尽な感じは無くなった印象があるが、既に原作をプレイしているからそう感じるのだろうか?
原作は無料化されたので、未プレイの人は後で比べてみるのもいいだろう。Steam版だとついでに同梱されている。
The Cat Ladyで出てきたネタがふんだんに逆輸入されている。
原作は特にThe Cat Ladyよりも先にやる必要は無く、物好き向けという感じだったが、リメイク版ではどっちを先にやっても小ネタで楽しめそうだ。とはいえ、絵が綺麗になった分、グロ描写がかなりえぐいことになっているので、相変わらず人を選ぶ感じであるが。
Joeは中の人が変わっているが(追記:変わっていなかった)、The Cat Ladyの声と似つつも落ち着きがあるトーンでいい感じ。”まだ”落ち着きがある頃の話なので。一方、Ivyは録音環境が酷い。シャウトするような台詞は音がこもって割れる。録音機材が良くないのだろうというか、JoeとIvyはThe Cat Lady, DownfallファンのYoutuberがvoice actor / actressなので、恐らくスタジオでなくいつもの配信環境で収録したのだろう。
結構素人っぽい喋りだが、棒読みではなくしっかりと抑揚があるので、non-nativeが聞く限りではそこまで気にはならない。nativeにとってはどう聞こえるのか分からないが。
彼らYoutuberを起用したのを推測するに、声質がマッチしていたというのもあるが、アメリカ人とフィンランド人ということでJoe(アメリカ)とIvy(スウェーデン)との訛りが同じであることも要因なのだろう。もっとも元々二人のキャラクターの設定に何処出身という情報は無かったはずなので、アクターに合わせた後付けの可能性もあるが。
イギリスのプロアクター事情は知らないが、移民の国であるアメリカのアクターさんを見る限りでは、中には他国の訛りで喋れる人もいるので、その人らを雇うという手もあったと思うのだが、まあ予算の兼ね合いだろう。
BGMは今のところ原作の方が好みかな。リッチではないがDevil Came Through Hereなんかは印象に残っていた。
Harvester Gamesの処女作。
GamersGateかWadjet Eye Gamesで取り扱っている。
The Cat Ladyの直接的な前作にあたるわけではないが、この二つの関係はHarvester GamesのRemigiusz Michalski曰く、”Same World”である。
主人公のJoe Davisとその妻のIvyが、The Cat Ladyにカメオ出演しているのはdemoからも分かることであるが、それ以外にも同じようなワードや開発者の趣味が出ているし、夫妻以外でも共通の人物(?)が登場する。だからThe Cat Ladyの前にやっておかなくてはならないというのではなく、どちらを先にせよ両方やることで、二つのゲームに対してより理解が深まるという類だと思う。
ただし、The Cat Ladyは単品でも非常に楽しめる名作であるが、Downfallは単品で楽しむにはやや厳しいところが多いので過剰な期待は禁物である。
このゲームの難点をつらつらと述べていくとキリがないほど多いし、その全てはThe Cat Ladyで素晴らしくなっているので割愛していくが、全体的に作りは荒々しい。鉛筆描きをそのまま取り込んだようなアートも意図してやっているのだろうけれど、個人的には雑な印象を受ける。
ゲームの内容はとにかく実験的で尖ってはいるし、取り扱っている幾つかのテーマも耐性のある大人向けという感じではあるのだが、割と脈絡なく行き当たりばったりにそういった(悪趣味な)シチュエーションをただ配置してみた…ような感じである。結局あれはなんだったの?ただ入れてみたかっただけなの?という箇所は非常に多いし、その原因はゲームを進めると分かるのだがあまり良くないやり方である。
The Cat Ladyでの彼の状況を知っていると、まあそういう類の話なんだろうなと予想はつくのだが。
ちなみに、不適切な内容が原因でSteamでの販売の審査には通らなかったらしい(真偽は不明だが…そのページには他にもTriviaがいくつか書かれている)。
プレイ前は、暴力とかヌードとかグロとかの表現が過激すぎて問題だったのかと思っていたのだが、そうではない。これは一般的な流通では出せないだろうという、一目で分かる”あるテーマ”が扱われていたので、それが原因なのだろう。GamersGateや故Direct2Driveは、よくこのゲームの販売を承認したものだと思う。