Cart Life part.4

Day 3

よーし、今日から本当のCart Lifeの始まりだ。

 

CartLife-Sale1.jpg

うおお!

 

CartLife-Sale2.jpg

うおおお!!

 

CartLife-Sale3.jpg

うおおおお!!!

手間取りすぎて客が諦めて帰って行ってしまう。誰にも売れていないのに、おなかがすいてもう動けないよ。
今何時だろう…え、もう6時!?Lauraの迎えは4時じゃないか。Academyは当然誰もいないよなあ。家に帰ってみよう。
また妹ちゃんに激怒されると思っていたのだが、神妙な面持ちで伝えられる。連絡が来たんだけれど今日の昼の聴聞会行ってないよね?月曜に延期だって…
そういえば、最初にそんなことも言っていたよなあ。

 

続きを読む →

Cart Life part.3

建物に番地が書かれているのを見ると、ああアメリカだなあと感じるのは私だけなんでしょうか。西海岸方面の小さな町という設定らしいのだが、なかなか雰囲気が出ていると思う。
サンフランシスコを彷彿とさせる坂道沿いの区画もあったりするのだけれど、町全体が坂道になっているわけでもないし、全体的に建物も小さい。ちょっとはずれにある町なのだろう。

CartLife-Downtown.jpg

 

Day 2

忘れずにLauraを学校へ送る。
いつまであそこに住むの?だとか、(前に住まわさせてもらっていたらしい)おじいちゃんの家は学校まで遠いからあまり好きではないだとか、雑談をしながら。それと、学校の場所はAcademyであっているらしい。
ちなみに撮ったSSを見ていると、LauraがRebeccaをAunt Beccaと呼んでいるあたり、実の姉妹なのだろう。そしてRebeccaはMelanieのことをBig SisterだとかMelだとか呼ぶので、妹である。

今日は志半ばに終わったスーパー物色。普通のエスプレッソマシーンも$200で売っていたし、コーヒー豆(スーパーに売っているのは安物なので余所で)とか紙コップとかミルクとか必要そうな物も買っておこう。

「hutください」
「サービスしても$1,200だね」(初期資金$1550、手持ちは$1,000くらい)
(絶句)
だが、買わないことにはCart Lifeは始まるまい。駄目元で買おうとしてみたら買えてしまって所持金がマイナスになってしまった。借金を抱えた状態でそのまま放っておくと、どこかのタイミングでゲームオーバーになるのだろうか?
外見を小綺麗にする別料金のオプションは当然無しで。Downtownには明日設置されるらしい。

一文無しだからバスにも乗れなくなってしまった…材料の買い足しが出来なくってしまったのも不味い。
そういえばRebeccaから、ビジネスを興すには高い投資が必要だから、その貰い物の腕時計とかも質に入れないと駄目かもと、最初に言われていたな。質屋へ行ってみよう。
質屋が何処にあるのかは分からないが、幸い今日は時間はあるから歩いて探そう。

 

CartLife-PawmShop.jpg

質屋はいくつかの地区を歩き回って見つけた。
「この腕時計いくらですか」
「これは$80だね」
「は?全然足りんわ」(-$180くらい)
「足下見てないよ」
「じゃあ、このDiamond Ring(恐らく結婚指輪)は?」
「リングは良いけど、石の部分がちょっと駄目だね、$300」
「なんですって!?」
だが、借金を解消するにはこれしかあるまい…で、
「私にはもう必要のない物ですからいいんです。今はお金の方が必要なんです。分かるでしょ?」
みたいなことを言うのが凄く生々しい。せめて腕時計は手放したくないよなあ。

 

CartLife-Americano.jpg

とりあえず借金は解消されたし、今日はもうやることなくなったな。Lauraの迎えに行って家に帰って、明日から売るコーヒーの価格設定だ。
価格を設定するバーの分解能が$0.1刻みではないので$1.00が選べず不便だが、とりあえず$1.5とか$1.75と適当に値段をつける。こういう価格にしたのは深い意味があるわけではないが、ちゃんとした理由はある。誰でも分かるような理由だが、それはまた後々。
今のところメニューはAmericanoとCappuccinoとMilkしかないが、種類は材料で増えたり喫茶で覚えたりするのだろうか?

などと設定していたらもう深夜。時間経つのはえーよこのゲーム。

CartLife-Day2.jpg

Cart Life part.2

誰を選ぶかだが、なんだかんだでVinnyだけがpushcartを押して販売していくようなので、彼を選んでみたいところだが慣れるまで後回しにした方が良さそうである。
まず、こいつの汚い字で書かれた自前レシピを、文字通り「解読」しなくてはならないからだ。自分で書いたレシピが自分で読めないとかどういうことだよ。

CartLife-Recipe.jpg

そういうわけで、Melanieにしてみた。

Day 1

妹あるいはsisterと呼び合うほど仲の良い友人のRebeccaが住んでいる場所に間借りさせてもらうことになるようだ。彼女の両親が居なくなって(死別なのか別居なのかは不明)空きができた分を埋める形になる。
血縁の姉妹だとすると、そこはMelanieにとっても実家ということでそこに住み着けば良い話であるので、多分友人なのだろう。

親権聴聞会(Custody Hearing)?というのが、日本で該当する制度があるのかどうか知らないんだけれど、それで子供の面倒を一人で見ていけるだけの能力があるかどうかを判断するらしい。なので、ゆくゆくは住まいを見つけて自立する必要があるし、それを維持していくだけの一定の稼ぎが必要になる。
これを聴聞会で判断する人はSeth。彼はどういう身分・立場の人だろう?親族?弁護士?裁判官?

Rebeccaにこれからどうやって稼いでいくのと聞かれて、もちろん街頭でコーヒー売る仕事を興すわと返す。Rebeccaはその無謀っぷりに呆れているみたいでyou’re crazy.とまで言われるのだが、まあ好きにせえという感じで色々と教えてくれる。
Aliceという人がHutを手配してくれるということ、売るならDowntownが良いということ。エスプレッソマシーンや、当然コーヒー豆やミルクや砂糖が必要になるということ。良い評判を築くことが大切などなど。
コーヒー売る気満々な割に自分は何も知らず、Rebeccaの方がよく知っている。ちょっと無計画すぎないか。
この家に住んでいる間はRebeccaがご飯を作ってくれるようなので、その日はそれを食べて就寝。明日からは娘のLauraもこの家に住むことになるから迎えに行かないと。

CartLife-Rebecca.jpg

朝食を食べてさっそくAliceを探しに行く。何処にいるって言っていたかのか早くも忘れかけていたが、喫茶の店員に訪ねてみると知っていたようで、教えてもらって辿り着く。なにやらhutを設置するには販売許可が必要らしい。それをとってきてからねということで、Downtownの役所へ。

「あの…」
「何番?」
「えっ?」
「はい次の人!」
整理券をとらないと駄目なあたりが妙にリアル。整理券は7番で、今は3番だから結構待ちそうだ。待ち時間ついでに掃除のおばちゃんに話してみようか。販売許可ってどう思う?と聞いてみると、意味のないもんだと思うけれど…となんだか深いことを返された気がする。
・・・
「路上販売の許可欲しいんですけど」
「どこの?数に限りがあるけれど、みんな許可欲しがっていてねえ」
「Downtownの」
「幸いまだ空いてるね」
「Great.」
「$300」
「・・・」

Alice、許可とってきたよ!
「あ、エスプレッソマシーンもってるよね?」
ないよ!ないと売ってくれないのかよ!先に言えよ!というかエスプレッソマシーンは何処に売っているんだ?喫茶店で聞いてみよう。
Lauraを学校に迎えに行くアラームが鳴る。喫茶店寄ってからね。そもそも学校って何処にあるの?

喫茶店で売ってくれるとも思えないが、どういうわけか販売品の一覧にはエスプレッソマシーンがある。
「それください」
「これアンティーク物なんで売っていないんですが、どうしてもと言うなら、$3,000」
「無理ゲー」
隣の店でコーヒーメーカー売っていたからとりあえず買ってみた。Alice、これじゃ駄目なの?
「あ?当然”エスプレッソマシーン”もってるよね?」
「・・・」

遅れたけれどLauraを迎えに行こう。で、学校って何処にあるんだ?
マップ上にはどこにもSchoolって文字が見あたらないが、とりあえずAcademyに行ってみよう。
まあ、誰もいませんな。そもそもこの場所であっているかどうか不明。

気を取り直して、ちょっと遠いけれどスーパー行ってみるか。だが、スーパーに入った瞬間追い出される。閉店時刻かよ!もうバスも出ていない時間だから、歩いて帰ろう。
家に帰る途中、おっさんに絡まれたり、乞食に金くれ言われるがまたねーと適当にかわして帰宅。

Rebecca、「あれ、Lauraは?迎えに行った?」
「(遅れて行った)Academyには誰もいなかったんだけれど、まだ帰ってないの?」
「まあそのうち独りで帰ってくるんじゃないの」みたいなことを選択肢を選ぶ余地無くMelanieは言い放った。
「何かあったらどうすんの!」Rebecca激怒。そらそうだ。
「まあまあ、学校に連絡してみましょう?ね?」と、流石にそれはどうかと思うので、一番まともな選択肢を選ぶ。
「そうするしかなさそうね」
・・・
「Sethが保護してくれたって」…一体Sethは何者なんだ?
しばらくしてSethが連れて帰って来てくれた。半分くらいすっぽかしたことを知っているのか知らないのか、この家良いねえみたいな他愛のないことをSethは言いながら、穏便にLauraは帰ってきた。

一件落着したところで、ご飯を食べる。そういえば昼食食べていないぞ。
Coffee Hutも手に入れられず、Lauraもほったらかしで一体今日は何をやっていたんだ。RebeccaやSethがしっかりしているのが、駄目っぷりを助長させる。
惨めな気分になりながらシャワーを浴びて寝るのであった。

CartLife-EndOfDay.jpg

謎のお色気カット。残りの男性キャラクター二人だと、どういうことになるかは想像に難くないだろう。Steam Communityにアップロードシェアされているスクリーンショットは、これらのカットがかなりの割合を占める。

Cart Life part.1

何をするゲームなのかすら分かり難いが、路上販売シミュレータの体裁をしたアドベンチャーゲームだと思う。
外面からは想像しがたいが、2013 Independent Games FestivalでExcellence in Narrativeを受賞しているあたり、話も凝っているらしい。他にもIGFではSeumas McNally Grand Prize(いわゆる最優秀賞)とNuovo Awardを受賞しており最多である。

起動してまず恐ろしく文字が読みにくいことと、画面解像度が気になるはずであるが、readme_images/fixes.htm に画面設定について書いてある。Adventure Game Studio製のゲームでは共通してこの設定方法なので、他のアドベンチャーゲームでも応用が利くだろう。
要するにGraphics Filterで画面解像度が変えられるのだが、2x nearest-neighbour filter (1280×800) か 3x nearest-neighbour filter (1920×1200) が現在の一般的な解像度に近いだろうか。anti-aliasing filter は名前の通りアンチエイリアシング処理が行われるので、Cart Lifeのようなドット絵のゲームには向かない。
他には mcgaow/index.html というマニュアルに相当するものがあるが、フレーバー的な要素がかなり強く、ゲームシステムに関する詳細な説明は少ない。

Playable Characterは3人。やってみるとすぐに思い知らされるだろうが、どいつも癖がありすぎるというか、問題抱えすぎな(ダメな)連中である。

CartLife-Andrus.jpg

Name: Andrus Poder
Operation: Newspaper Stand
Product: 価格・提供速度
Money: $2,250
Notes: 月々の騒動を受けて、新たな町でNewspaper Standをはじめることによって、飼い猫のMr.Glembovskiと共に人生をやり直そうと模索している。
Challenge: 月曜の夜までにリース契約の繰り上げに必要な金を得て、Georgetownで新しい住処を見つける。
Special: 長い仕事生活によって培われた、優れた労働倫理を持っている。何でも食べ、他のキャラクターよりも空腹になりにくい。
Addiction: 若い頃から喫煙家だったのでニコチン中毒を煩っている。咳き込み、煙草を欲しがるだろう。

CartLife-Melanie.jpg

Name: Melanie Emberley
Operation: Coffee Hut
Product: 品質・提供速度
Money: $1,560
Notes: 離婚したため旦那の職場でやっていた仕事を辞めた。親権を得ることと、新しい仕事が安定していることを娘に証明することができるだろうか?
Challenge: 月曜の親権聴聞会(Custody hearing)?のために$1,000稼ぐ。娘のLauraの面倒を見る。
Special: フレンドリーで人を惹きつける。客はすぐに打ち解けてくれるだろう。
Addiction: 娘と有意義な関係を維持しなくてはいけない。毎日学校へ娘を迎えにいくことを忘れないで!

CartLife-Vinny.jpg

Name: Vinny
Operation: Bagel Cart
Product: 品質・提供速度
Money: $202.60
Notes: 街に戻ってきて、古い手押し車で少しばかりのベーグルを販売することをあてにしている。最初の週に十分に稼いで良い状態を迎えられるだろうか?
Challenge: 良い評判を築く。カートを維持する。月曜の夜に賃料$500を支払う。
Special: カフェインを摂取していると、速く歩ける。多くの種類のベーグルを作ることが出来る。以前から自分のカートを所持している。
Addiction: 最近コーヒーばかり飲んでいたので、カフェイン中毒になっている。カフェインが切れると疲れて鈍足になる。

あまりにも読みにくくて見向きもしないだろうから、適当に書き出してみた。Operation内容は、日本ではあまり馴染みが無いので英語のまま。ピンとこない場合は英語で検索(特にイメージ検索)すると、そのものズバリが出てくるだろう。

さて、まずは失敗させるデザインというか、突き放しっぷりが半端無い。
どうすりゃいいんだろうと場所を探したり、人と話したり物色したりしている間にも基本的にどんどんとゲーム内の時間は過ぎていってしまうのである。我々non-native speakerにとっては、このゲームはまずは文字を解読することからはじめなくてはならないのだが、これは一体何と書いてあるのだろうとじっくり読んでいる間すら無慈悲にも時間は待ってくれないのである。

一応、喋ってる最中にキー入力するとスキップ待ちの状態になってしばらく台詞を止められるのと、ゲーム内のオプションからキャラクターが喋る速度を変更できる。しかし、喋る速度を下げると台詞表示と音声(といってもビープ音でブツブツ鳴ってるだけ)がかみ合わなくなるし、ひたすら下げまくると最後のワードが表示された瞬間に次の台詞に移ってしまってかえって読みにくくなってしまう。
そこで、ウインドウモードで起動しておいて、非アクティブ状態にするとゲームが完全に一時停止するので、これを利用するのが良いだろう。