どうしてこうなってしまったんだろう。Act 1とうって変わって酷い出来だ。
ようやくプレイヤーキャラクターを切り替えてプレイヤーが第三者であることを利用したパズルも出てくるのだが、世界観的にそれを裏付ける理屈が無いため、不自然な感じがある。どうしてVellaしか知りえないことをShayが知っていてパズルを解けるのだ。
多くのパズルは、論理性の無いパズルになっていて、むやみやたらに難易度が高い。苦痛でしかない。
誰かを笑わせるために、ランダムで出てくるダイアログを選んでよく分からんジョーク作るという、総当たりじみたものがでてくる。
ロープの結び目を解くようなものは、絵があまりに抽象的すぎてダイアログとの関連性が意味不明である。しかも間違えると数パターンある別のパターンに変化して、正解も変わってしまうので余計に難易度が高い。
最後のパズルは、順序をある程度入れ替えて解いても成立するようにしか思えないのだが、デザイナの望んだ順序で解かないと解けないようになってしまっている。
ストーリーは、Act 1はVellaが王道的な冒険譚で、Shayが世界観のバックボーンを支えるといった構図だったのだが、Act 2ではどちらも修理のためにひたすらよく分からんパズルを解かされ続けるだけという、主体性の無いつまらないものになっている。
ロケーションもAct 1と9割くらいは同じところで(細部は変わっているが)、パズルのために見飽きた場所をひたすら行ったり来たりしなくてはならないので、うんざりしてくる。少年少女が死ぬリスクを冒してまでなんでそんなことをしているの?その辺で油売ってる大人達がやるべきじゃないのか?とすら思えてくる。