YES Tour 2012

YES 2012年4月17日 日本青年館 大ホールのライブを見に行きました。
毎回来日後しばらくして「え?来日してたの?」というすっ飛ばし方をしていたので、なんだかんだで初めてです。今回も危うく逃すところでしたが、教えてもらったので追加公演でなんとか。
今回は、特に私に多大な影響を与えたRick Wakemanが不在なのと、Jon Andersonも不在ということで、あまり乗り気ではなかったのですが、次の来日があるのかすら分からないのと、Steve HoweとChris Squireが見られるのならまあいいかなという、割と後ろ向きな動機でした。
結局のところ、そういう期待値低めだったところを遙かに上回って楽しめたので良かったですが。それでもいつか、RickとJonも見てみたいな。

Steve Howe
足が異様に細くてちょっと不安でしたが、軽快に弾きまくりだし、ビデオで何度も見ていたにも関わらず、演奏中に何度も弦楽器を変更しているのが印象的でした。Clapは見たかったですが。

Chris Squire
これまたビデオで何度も見ていたにも関わらず、デカイ!小脇に抱えたリッケンバッカーが小さい。
コアメンバーで、メンバーを率いているだけあるのか、ライブ中もあちこち動き回って仲良さそうに演奏していたのが印象的でした。
最初の方は卓のミキシングが安定しておらず、Tempus Fugitではやたらbassやkeyのマイクのボリュームが大きかったのですが、お陰で弾きまくっているベースラインが堪能できてよかったです。

Alan White
ライブではスタジオのテンポのままということはなく、ドラム以外の奏者の調子によってもダイナミックにテンポが変わるのだが(特に年季が入ってからは無理せずテンポが落とされることが多い)、よくあわせられるなと思う。
あまり目立っていなかったです。もっと叩いてもいいのよ。

Jon Davison
白装束で、若かりしJon Andersonのような風貌でした。
声質は結構似ているし(地声はあそこまで高くないようですが)、老いの無い張りのある声だったので、これはこれで良かったと思います。

Geoffrey Downes
Rick Wakemanのように小気味よくフレーズを弾けているというよりも、無理して弾いていてあまり余裕が無いのか、リズムキープが出来ていないような感じでした。特にHeart of Sunriseが怪しい感じで、危なっかしくフレーズ弾いた後にHoweも気にして見ていたようで。インプロビゼーションはRickっぽく弾くよりもオリジナリティで魅せた方がいいんじゃないかな。それ以外はちゃんと弾けないと不味いと思うけれど。その所為もあってか、18日の公演(19日以降の公演は不明だけれど、これらも恐らく)はHeart of SunriseではなくMachine Messiahになったみたいですが。
ただ、キーボードの配置的に背を向けて弾いていたのですが、照明がその目の前にあって眩しかったのかもしれない。流石に照明も気を遣って、ビームを直接当てないようにしていましたが。

 

最後のStarship Trooperの歌唱部が終わってから全員スタンディング。演奏者と観客の年齢的に無いだろうと思っていたのですが、まさか。皆が若返ったような熱気で心地よかったです。