よしよし、刺客がこちらを追って梯子を登ってきたところを狙って…パンッ!ドサッ。…えっ?
上の階の人物は主人公だけれど、Smooth Criminalじゃないよ。下の刺客は一見して普通の拳銃(背景に溶け込んで分かりにくいけれど)を水平に構えているようにしか見えないが、奴は新手のスタンド使いかWanted(見たことないけれど)のように弾道を曲げられるに違いない。
Resonanceのように随時切り替えて二人の主人公を操作出来るようになったあたりなので、ストーリーについてはまだ何とも言えない段階なのだが、こちらの主人公はとにかく渋い。聞き間違えていなければ、まだ三十代前半らしいのだが。
地球外惑星に定住できるくらいのテクノロジーを持つサイバーパンクな設定なのだが、妙に現代的な服装や建築様式などで、文化レベルがチグハグなのはお約束だろうかね。この主人公が渋いトレンチコートを着られなくなるからだろうか。昔のSFのモニタはブラウン管だったし。
サイバーパンクの定番であるアジア文化の進出もあり、”Bouryokudan”という用語が頻出する。しかし皆、凄く言いにくそうだ。
親切にも、ゲームオーバーになる可能性があるシチュエーションの直前でオートセーブが入るのだが、このとき”Autosaving…”と出るのが、興醒めで惜しい感じ。これから何かあるんだろうなというのが分かってしまう。
その点でResonanceは、Adventure Game Studioのリプレイ機能を利用した巻き戻しで、失敗した時には重要な局面の手前まで巻き戻されるので、上手いやり方だと言える。無駄な動きが多いと、巻き戻しが終わるのを待つのがだるいという欠点もあるのだが。