Life Is Strange is a story based game that feature player choice, the consequences of all your in game actions and decisions will impact the past, present and future. Choose wisely…
という、一文がエピソード開始時に出てくるのだが、これに偽りのないゲームだったと思う。プレイヤーとMaxで、未来、現在、そして過去を選択していくようになっていて、プレイヤーとMaxはその選択した結末を受け入れなくてはならない責任を負う。
時間を巻き戻して選択をやり直したとしても、比べることが出来るのはすぐ直後の未来の内容に過ぎず、それがもっと遠い未来または現在や過去に影響を与えていくのかは、予測することが出来ない。だから、プレイヤーとMaxは時間を巻き戻す能力を持っているにも関わらず、選択に悩み成長していく。プレイヤーとMax、と書いているのはこのゲームの最大の特徴で、体験を残したまま時間を巻き戻すことは単純にセーブデータをロードしてやり直すのとでは訳が異なる。
最初の頃は、些細な選択…特に、水ひっくり返してぶちまけてしまうような、覆水盆に返らず的な選択を覆すことが多かったのだが、プレイを経ていくことで学習されていき減ってくる。駄目なゲームだったら、終盤のシリアスなシーンでも相変わらず水を零して、真面目にやれよ、と思いたくなるところだけれど。
エピソードを経て、そうした些細な選択が減っていくにつれて、選択による結果に与えるインパクトはどんどん大きいものになっていく。そして、最後には究極の選択を迫られることになる。
最後の究極の選択は、選択を天秤にかけたときに、プレイヤーとMaxにとってそれが公平になっていなくては価値が生じない。ストーリーを進めていくことで自分の中でその価値を育んでいくことになる。価値とは、プレイヤーとMaxのChloeに対する想いのことで、あまりに過剰に大きくしすぎても天秤にかける意味が無くなってしまうところで、匙加減は難しいはずだ。実際のところは丁度良いところに落ち着いていると思う。The Walking Deadインスパイアとして見ることが出来る、みんなの選択結果も、ほぼ五分五分になっているのもその証拠だろう。