特に強い導線があるわけでもなく、かなりの部分がプレイヤーに委ねられているあたりはMount and Bladeに似ていると思う。
Mount and Bladeと異なるところを適当に挙げていくと、戦闘をメインとして据えられているわけではないというところだろうか。自分で戦争を始めれば別だが、あくまでPirateとの散発的な戦闘が中心だ。
M&Bのような大軍を作ることも不可能ではないが、相当な資産と時間が必要になる。時折発生する戦闘においてプレイヤースキルと戦術と戦略はもちろん重要であるが、一騎当千のような芸当は不可能に近い。M&Bもそういったことは出来ないが、上手くなれば単騎で結構な数を相手にすることも可能だった。このゲームでは格下の船相手なら圧倒することも可能ではあるが、数で押されてミサイルを連発されれば負ける可能性も十分にあるし、格上相手には単騎では殆ど勝ち目はない。
交易による金稼ぎはM&B同様かそれ以上に重要ではあるが、SFなのでかなりの部分は自動化できてしまう。その浮いた時間は別のやりたいことをやるためにある。
このゲームを始めて困惑しそうなところ。
まずは船のクラス。小さい順ないしは驚異度順に並べるとこんな感じだろうか。なんで数字の順序と一致していないんだろう。
- M5 – Scout (偵察機)
- M4 – Interceptor (迎撃機)
- M3 – Fighter (戦闘機)
- M8 – Bomber (爆撃機)
- M6 – Corvette (コルベット)
- M7 – Frigate (フリゲート)
- M2 – Destroyer (駆逐艦)
- M1 – Carrier (母艦)
サイズ別ではなく用途別での分類なので、必ずしもこの順序であるとは限らない点はご了承いただきたい。各船のスペックや実際の搭載兵器によって戦力は大きく変わるし、護衛艦がいないと十分に活躍できない船もある。
まあ、その辺を置いといて大体この順で戦力を判断してもとりあえずは問題無いと思う。
戦闘用の船でない場合は以下のように分類されている。略称以外は私の推測です。
- TS – Transports Small (小型輸送機。といってもかなりでかい)
- TL – Transports Large (大型輸送機。ステーションの輸送も可能)
- TP – Transports Passengers (人員輸送機。Marineの輸送など)
- TM – Military Transports (機体輸送可能。多分M5-M3まで)
ゲーム中のオブジェクトに表示されるコードの詳しい読み方は知らないが、例えば “YM4WJ-95” とあったとすると
Y(所属先、この場合はyour ship)
M4(機体クラス M4)
WJ(機体コード、この場合はTerranのSabre)
–
95(ユニークな数字、100超えたらどうするの?)
と見ることができる。
New Gameを選ぶと色々なbackgroundが選べるが、Terran Defenderで良いと思う。Terranの船はメインウェポンの弾速および発射間隔が遅く、速度の速い船相手に苦労するのだが、後々必要に応じて乗り換える感じで。そもそも速度の速い船というのは、大抵M5,M4あたりの小さい船なので倒すのに時間はかかるが手痛い目にあうことは少ないだろう。
ゲームが始まるといきなり宇宙空間に投げ出されるが、コックピットが表示されていないだけで既に船に乗った状態から始まっている。乗っている船によっては船頭が見えたり見えなかったりする。コックピットはmodで追加できるが、かなり視界が狭くなる。
よくこのゲームをやっている方はこの状態で「Cを押せ」と言うが、これはチュートリアル用の人が選択された状態でゲームが始まっているので、色々弄ったりせずにC(Comms/通信のショートカットキー)を押して通信をするべき、ということである。このチュートリアルをやって基本的な操作を覚える。
左側にあるメニュー。合理的なので分かってしまえば迷いにくい。上から順に
- 自分に関すること
- ワールド(X-Universe)に関すること
- 自分の船に関すること
- 選択している対象に関すること
- 着艦している場所(ステーション)に関すること
- 発艦する
- 船外に出る
- メッセージ
- システムメニュー
横にショートカットキーが表示されているので頻繁に使う項目は少しずつ覚えた方が楽。