Legend of Grimrock 2 part 2

やっとこさTrue Endingまでクリア。カタルシスとかよりもただひたすらに疲労感の残るゲームだった。
何度かやり直してグループやスキルを組み直してやっていたので、大苦戦というようなのは既に無かったのだが、それでも大変なところは大変だった。前作よりもあらゆるところで難易度が上昇しており、ともすれば理不尽だとか不条理だとか感じるところが多い。初見のよく分かっていない状態で組んだグループだと、もっと苦痛で平気で詰むゲームだなと傍目に思う箇所が多かった。

そんな感じで、最初のパーティグループ編成の段階で分かるわけねーだろということを平気で要求され、下手すると完全なお荷物キャラが出来上がるので、少し書き留めておこうと思う。

  • レベル10から13あたりまでに完成するビルドを意識する必要がある。
    意図的にレベリングはしなかったが、割とみっちり敵を潰しまくってレベル14だった。後半はかなりレベルが上がりにくい。

 

  • 糞の極みであるAir Elementalの対策を考えておく。
    どの方法も大変な謎を解かなくてはならないのが難だが、Water 1, Concentration 1を取ってスペルを使うってのはちょっと勿体ない。Concentration 1の杖か、Dexterityベースのダガーを使えるようにしておく必要があるだろう。

 

  • DPS
    遠距離攻撃持ちを多めにする。出来れば全員可能にする。後半の山場となる戦闘は全て近接攻撃が不向きである。Magic User以外のメインウェポンが全員近接攻撃だとその時点で滅茶苦茶厳しいことになるだろう。
    Missle Weaponはスキルレベル5での20ポイントアーマー無視が強い。Throwing Weaponもスキルレベル5で、両手投げとなるので単純にダメージが倍になるので強い。Firearmsは、ジャムるうえにAttributeによるダメージ上昇が見込めないので使えない。
    ダメージを上昇させるには、良い武器を装備して武器そのものがもつダメージを上げるか、スキルによる5段階増加、AttributeとStatsによる増加である。
    AttributeとStatsは基本的に初期に割り振った値からBuffアイテムを着けない限り増えないため、レベルアップ毎にAttributeが増加していくClass、つまりBarbarianは強い。RogueもRanged Weaponに限ってCriticalが増加していくので結構強いだろう。
    また、結構ミスが出るので、Accuracyは地味に重要である。
    一方で、Special Attackはそこまで重要ではない。クリックの都合上どうせ一人ずつしかチャージ出来ないのでその間ロスがでる。

 

  • Class
    Battle MageはWizardの上位互換。Energyの問題は序盤だけで、Energyを上昇させる装備が整い始める中盤からは枯渇することは稀である。
    Alchemistはボムを使いまくれるプレイヤーなら素材が充実するので強い。ちなみにボムはかなり強いらしい。私は消耗アイテムをケチりまくるプレイヤーなので未確認。
    Barbarian>Knight>Fighter
    Strengthが上がりまくるBarbarianは言わずもがな。Knightは装備重量半分が美味しい程度、堅くなっても必ずKnightだけに攻撃が向くわけではない。FighterはSpecial Attackしている暇があったら全員で攻撃を叩き込め。

 

  • Race
    HumanのSkilledは使えるように見えて、スキルポイントは意外に必要ではない。近接攻撃と遠距離攻撃を両方使えるようにして、アーマーも着こなしたいということをやらなければ。また、Martial TrainingでAccuracy+7だが、SkilledからのAccuracyで1割り振った方が+10で得である。
    Minotaurは一人は入れたい。TraitsによるAttribute上昇は精々+2されるだけなのに、こいつのHead Hunterは最大でStrengthが+9されるので取らない手はないだろう。
    LizardmanのEndure Elementsはなかなか壊れている。単一属性ではなくResist ALL +25%。おまけにLizardman自身が、25%のRegistを持っているのでそれだけで50%の耐性を持つようになる。非常にタフ。

 

  • Magic School
    前作とは異なり、複数のSchoolの取得を前提としたスペルが多い。ゲームを始めた時点では分かるわけがないのに…間違ったSchool選択は死にスキルと化すので、石を投げるだけということになりかねない。
    Fireが突出して強いが、Airが後々必要になってくる。
    Waterは単体で使えるスペルが無いので、Waterを取りたい場合は、まずEarth、次にAirも取得すること。
    Concentrationも2か3までとっておくと不自由しない。

Legend of Grimrock 2 part 1

予約して発売直後にプレイしていたのだが、前作よりも上がった難易度はさることながら、無敵のAir Elementalに遭遇して萎えて長らく中断してしまった。
こいつはゲームデザイン的に最悪の敵だろう。ゲーム内のルールから逸脱しており理不尽さを強く感じさせる。

Air Elementalを倒すには、手段が極めて限られていてゲームプレイの幅を狭めてしまっている。唯一の特効スペルか、同様の効果を持ったアイテム(2個)を手に入れること。または、テレポートなどでめり込んで無理矢理倒してしまうのみである。
特効スペルのスクロールはシークレットな上に、それが唱えられるビルドでない可能性が十分にある。そもそもグループにCasterが居ないのならお手上げである。
アイテムの一つは謎を解いて有限の鍵を使って手に入れる、もう一つはこの糞が出現した後の終盤にこれまた厄介な謎を解き続けた後に手に入るものである。これらも特定のビルドによっては運用が困難である。
いずれの方法も困難な場合は、対峙しても徒労に終わるだけなのでゲームをクリアするまで逃げ続けるしかない。

で、プレイヤーが頑張って謎を解いて、最初の特効アイテムを手にいれたとしよう。そのアイテムには発動されるスペル名が書かれているだけであり、その有効性は不明である。そのスペルはどういった効果があるのかは、後のスクロールを獲得しておかなくてはプレイヤーは知り得ない。ちなみに、後で手に入る特効アイテムは、フレーバーテキストしか書かれていないのでそこから関係性を類推するしかない。
なんとかしてノーヒントのシークレットを解いて特効スペルのスクロールを手に入れたとしよう。そのスクロールには、Elementalとはかけ離れたスペル名と共にElementalにダメージを与える、とだけ書かれているのである。ところが、このゲームではボスクラスの敵を除いて、ゲーム中にモンスターの名前は表示されることがない。どの敵がElementalを指しているのか、プレイヤーは知りようがないのである。
途中でなんとなくFireやIceっぽい何かが出てきたりするが、それが実はIce Guardianという名前で、実はIce Elementalというのはボスとして後々出てくる、かどうかなんて知っているのはゲームデザイナーの頭の中だけである。もちろんこの情報は出鱈目であるが、その真偽はゲーム外で調べた人でないと判断がつかないだろう。
無敵の敵に遭遇して萎えて調べていた当時、検索しようにもモンスターの名前が分からないので、画像付きのモンスターの一覧ページを調べてから見覚えのある外観の敵を探して名前を知り、ようやく調べあてた記憶がある。

で、ゲーム外で調べて、この葉っぱが舞っている無敵の糞の名前がAir Elementalだと分かったとしよう。他のFireだとかIceだとか外観の敵も、形状は大分異なるが同種のElementalに属するということが分かった。
ところがAir以外の他のElementalは普通に物理攻撃が効き、スペルも同属性に耐性があるが反属性が弱点という特性を持っていて、ごく普通に倒せてしまうのである。Air Elementalだけが例外なのだが、そんなものゲームデザイナー以外納得がいくわけないだろう。
他のElementalと同様に物理攻撃が効き、Earth系のスペルに弱く、Air系のスペルに耐性があるというのが本来あるべき筋ではないだろうか。

本来この手のゲームは自力であれこれ考えて解くのが醍醐味であるのだが、Air Elementalの件以来Grimrock 2に限っては、ある程度考えて詰まったらさっさとゲーム外で調べてしまった方が良いと思った。

Legend of Grimrock part.1

キーストロークに対して敏感というか、予約気味に先行入力として受け付けているのか、押しっぱなしで移動しようとすると、余分に動きすぎて思うように動かない。1セル移動、1/2PI回転を区切りとしてチョンチョンとこまめにキーを押す方が良い感じ。
というか、精密に進むためにチョンチョン押して移動する場合に、ひっかからずにスムーズに移動することが出来るように、先行入力の待ち受け時間を多くとってあるのだろう。

剣HFO、牛斧Fighter、人間氷Mage、蜥蜴短剣Rogueでやってみて、9Fあたり。
Skillに追加ポイントが貰えるTraitsを全員つけて、2分野くらいに絞って伸ばしてみているが50に到達するのはまだまだなあたり、1極化でもしないと50に到達させるのは難しいんじゃないだろうか。

ProtectionよりもEvasionの方が効きがいいのか(前者はDamage Reduction?で、後者は完全回避?)、どちらもバランス良くあるHFOの方が牛よりタフな感じがする。Fighter’s Challengeでも回避しまくりで、食らってもダメージも低めで唯一余裕で生存したのがHFOだけだったという。
一方、level 8のあれではガスが痛いので皆死に。ワープした先の敵の配置で囲まれないかどうか次第でクリアできるかどうかが決まるというのは、運ゲーだと思う。
あと、一発当たりの攻撃力はStrength特化された牛が良いのだが、DPSで見るとどれも対して変わらんような気がする。攻撃を当てると敵はひるむので、Ogreのようになかなかダメージが通らない敵でもなければ、攻撃回数を優先させた方がいいのかもしれない。そうそうOgreは、1セル以上間隔を開けておくと突進してくるので、意図的に狙ってマタドールのように避けて背面攻撃するといいですね。

grimrock-rock.jpg

しかしながら、どう見ても食べるのを躊躇するようなもの(このゲームで言うならば蜘蛛の臓物とか、あの触手とか、スライムの***とか)を、食えと言わんばかりに出されて、嫌々食べなければ飢え死にしてしまうというような状況を当初は期待していたのだが、実際に出てくるのはカタツムリとキノコという現実でも食されているものばかりだったのは残念。
一応ローストしたネズミの足とか、ボイルした虫とか、焼いた蛆とかは出てくるが、調理済みだし。誰が調理したのかは分からないが。