World of Warcraft part.3

気になった/気になっていることをひたすら列挙。
サービス開始後に新たに追加や変更されたシステムの説明がとにかく足りない印象。公的な説明はforumに書いてあったりするだけ…というのはマシな方。ひたすらwebで調べることになる。
経験者にとっては、そんなの当たり前じゃんと思うようなことも多いはずであるが、始めて間もない頃を思い出して欲しい次第である。特にBlizzardに。

少なくともLevel Capまではクエストドリブンなゲームなのに、肝心のQuest Trackerの使い勝手が悪い。これは痛い。
お使いなら指定の範囲内へ行って何かをやればいいのだが、ピンポイントの場所に行って何かをする場合が問題で、Minimapの外にその地点がある場合は矢印で誘導が行われるものの、Minimapの中にその地点が入ると嫌がらせのようにTrackerが表示されない。
Area Mapでは大体の地点は分かるのでそれをあてにすればいいのだが(これがまた大きな番号のTrackerで曖昧であるが)、高低差が大きかったり洞窟の中にあったりすると何処にあるのか分かりにくい。クエスト開始の「!」や終了の「?」のTrackerは、高低差や屋内外が異なっていると暗く表示されるのだが、進行中の番号Trackerは嫌がらせのようにそうはならない。
酷いのになるとバグっていて示している場所と実際の位置が大きくずれている場合がある。
この手のQuestはLogを読めば分かる場合もあるが、やることが複雑な割に説明がシンプルすぎて読んでも何をするのか分かりにくいクエストも多い。

WoW-QuestBug.jpg

自分で考えるのも良いが、前述のようにそもそも位置がずれているとか、説明不足で常識的に考えて分かりにくい内容というのはしばしばあるので、躓いた場合はさっさとwebで”Quest名 wow”とかで検索する。するとwowhead.comの該当ページが真っ先に出てくるので、そこのコメント欄を見ると大抵は「こんなの分かんねーよ」という文句と共に解法が書いている。何故この手のバグっていたり、不親切過ぎたりするQuestを10年近くも直さないのだろうかね。

Quest中に度々見ることになるMapも扱いにくい。
羊皮紙調の雰囲気を重視したMapなのは文字が読みにくいこと以外はまあいいのだが(しかしMapと手紙以外のUIは、特にUltimaのように雰囲気重視というわけではない)、その所為か利便性が犠牲になっている気がしてならない。
例えば、今いるエリアから広域のワールドマップに表示を右クリックで切り替えると瞬間的に切り替わるのだが、地名や地形に疎い初心者にとってはさっきまで見ていたエリアがそのワールドのどこに位置しているのか分からないのだ。おかげで、どこやねんと名前と形状を見比べながらマウスをあちこち移動させてにらめっこする手間が頻繁に発生する。
頼みのweb検索で調べようにも、ワールドのここに位置していますよという図解は無く、ただ拡大済みのさっきまで見ていたエリアしか提示していない。
シームレスな拡大縮小か、さっきまで見ていた場所はここですよと示すようなハイライト表示があればいいのに。

WoW-Map.jpg

Quest TrackerにしてもMapにしてもユーザの作ったaddonで改善できる可能性があるのだが、個人的に要求を満たしてくれるaddonはまだ見つかっていない。多分Carboniteが一番良いんだろうけれど、多機能すぎてそんな機能までいらないよという感じであるし、仕方のないことだが標準のMapリソースを使って無理矢理対応させたようなツギハギっぷりのMapが気になって仕方がない。

広大なワールドを移動するために様々な移動手段があるのだが、船の行き先はよく分からない。現実ではあり得ないだろう。生物による飛行は経路を選べるし、飛行船はアナウンスが響き渡るのにね。
恐ろしいことに船員や船長に行き先を尋ねられないので、船の雰囲気やドック場所で判断しないといけない。しかしNight Elfの船着き場は、同じ場所に複数の行き先の船が到着するので雰囲気で判断しなくてはならない。
試しに乗り込んでみると、敵対領地に着いてしまったなんてのもある。

Find HerbsやFind Mineralsといった、Minimap上に近くの採取可能なポイントを表示する機能がこっそりと用意されているのだが、これは対象Professionを取得したうえでMinimap周囲にある虫眼鏡アイコンを右クリックすると、リストからチェックを入れることができて機能するようになる。Find Fishは一度FisingでChestを釣り上げて中に入っていた本を読むことで可能になった。ゲーム内でそんなことは一言も言ってくれない上に、その辺のwebサイトでは周知のものとして一切触れられていない。かつてはspell扱いだったらしいので、そう書いているところもあったりして紛らわしい。

なお、Fisingは魚群を示しているpoolに対してどうアクションすればいいのか分からないのだが、これは単純に釣り針部分をその領域内に投げ込めば良い。にも関わらず、投げ込む場所は指定出来ず、ランダムな位置に投げるので何度もやり直す。このpoolはマウスオーバーすると名前が表示されるので、skillがあがることでHerbやMineralと同じように右クリックでインタラクト出来るようになるのかと思っていたのだが、そうではないらしい。

BankやAuction、Professionなどは触ってみればなんとなく分かるとして、開始当初からはアイテムや金銭の不足によってそうそう試すことが出来ないGlyphやEnchantとDisenchant, Gem, Reforge, TransmogrificationやVoid Storageなんかのゲームシステムに関しては一切ゲーム内で説明が見あたらない。
対象のアイテムを作り出せるProfessionをやっていると説明があるのかもしれないが、それらのProfessionを取得していないプレイヤーもいずれはこれらを利用することになるので必要だと思うのだが。
いざGlyphやGemなどの対象アイテムさえ手に入れることが出来たのならば、その後はtooltipの指示通りにやれば出来るのだろう。しかし、それは使い切りなのか、その後外したり変更したり出来るのか、そうだとして着脱に必要な代償は何か、などは伝えられないので、まず一度は失敗してみないと分からないだろう。

また、Specialization, TalentなどのClassに関することは、各Class Trainerがどんなのか教えてくれたりRespecをやってくれたりする。Trainerと名はつくがこれは昔の名残で、今では何か新しいSkillやSpellを教えてくれるわけではないらしい。

 

次第に多すぎるくらいの様々なtokenやpointを手に入れる機会があるのだが、そのtokenやpointはどこで利用可能なのかtooltipの何処にも書かれていない場合が多いし、品揃えの異なる利用先が複数にわたって点在している場合もある。
その場所が街のどこかにある場合はguardに訪ねることで分かる可能性もあるが、そうではない場合が大半である。特にRaidで手に入る装備tokenは、非常に種類が多いし交換場所も全てバラバラなので、経験者も把握しきれていないはずである。

 

Instance DungeonはQueueing (Dungeon Finder)があるのでお手軽かと思いきや、newbieがDungeon攻略をするとなると話は別である。
DungeonはnewbieにとってはgroupでQuestを攻略する場であるが、基本的に経験者のaltキャラクター達が経験値を稼ぎに来ている場である。彼らは同レベル帯では手に入らない超絶強い装備を纏ってもの凄い勢いで敵を薙ぎ倒して突き進んでいく。そして一通り経験値的に楽でおいしい敵を倒した後は、Questの達成しようがしてなかろうが途中で去っていく、ということが頻繁に発生する。
Levelが上がるにつれて通常手に入る装備とaltキャラクターの上等な装備との差は埋まっていくので、その隔たりが薄れるのを実感できるようになるまで(Level 80くらい…)は敷居が高く感じられると思う。Level Capに到達すると、装備の揃い具合が著しく異なるので、またもやそれを思い知らされることになるのだが。

Dungeonで特に覚えておきたいことは二つ。
一つはグループとインスタンスから抜ける方法。自分の体力バー(Unit Frame)かMinimap周囲の緑の目玉アイコン(Dungeon Finder)を右クリックすることで出るメニューから”Leave Groupe Instance”を選ぶ。まあこれはすぐに探り当てられるだろう。

もう一つはグループから抜けず、インスタンスを保持したままインスタンスから出入りする方法。これは自分の体力バーからは選べず、Minimap周囲の緑の目玉アイコン(Dungeon Finder)を右クリックすることで出るメニューから”Teleport In/Out Dungeon”を選ぶ。
主に何に使うかというと、Questをクリアしていた場合でも報告するQuest giverは依然としてDungeonの入り口にいる場合が多いため、その気が利かない奴らに話しに行くためである。
Dungeonを一通り走破した後は適当に解散か、別のDungeonに行くことになるのだが、このときQuest giverに報告しようとして一人でえっちらおっちら歩いて戻るのも遠いし、倒しきっていないmobもいるので大変である。
そこでTeleport Outの後、Teleport Inをすることで即座に安全にDungeonの入り口まで戻ることが出来るのである。
これらは知らないとDungeonはまともにやってられないのに、一切その説明や誘因する仕組みが無いのはどういうことだろう。今それどうやったの?と聞こうとあたふたしている間に、Group MemberはさっさとGroupから抜けて居なくなっているのである。

World of Warcraft part.2

陣営人口比が互い違いに偏っているRealm同士で統合した方がいいんじゃないかねと書いた矢先、次期パッチ5.4でVirtual Realmという常にRealm間が繋がっているような仕組みが入るらしい。人口は減少傾向だから負荷的に問題無いという判断なのか?

さて、プレイし始めて間もないプレイヤーという立場からの内容であるので、長年プレイされてきた方にとってはそうじゃないと思う内容もあるかもしれないが、ご了承を。

WoWは後のMMOに影響を与えまくっただけあって、クエストドリブンによるスムーズな誘導が行われているのだが、それなりの年月が続いていてコンテンツ量も膨大な所為もあって、その他の要素の殆どがゲーム内で説明不足で、それとなく理解できるように誘因する仕組みも欠如していると思う。newbieは何度も躓くだろう。
自分がどんなことに躓いたかというのは後日取り上げていくとして、ゲーム内から参照できるオンラインヘルプのようなものがついていると良いのだが。

そうなってくると、分からないことはwebで調べるしかないのだが、日本語として存在しているwikiなどのまとまった情報源というものはかなり古く、状況が変わりすぎていて殆どあてにならないし、あてにしない方がよいように思われる。Talentのポイント割り振りなんてものは無くなってシンプルになっているし、Weapon Masteryの取得なんてのも無くなっている。Skillもパッチの度に手が加えられ続けて変化し続けている。
ゆえに、基本的に最新の情報を得る場合は海外サイトを見る必要がある。過去にユーザ数が膨大で今も尚多いので充実の具合は半端無く、大抵のことは分かるようになっている。
このゲームをやる上で英語は避けて通れないが、どうしても日本語での情報を得たい場合は現役プレイヤー、少なくともMists of Pandaria以降も継続しているプレイヤーのサイトを頼りにするべきだろう。

それでも、それなりにプレイしたプレイヤーにとっては暗黙の了解であるような情報は見つからない、もしくは見つけにくい場所にあるので、その場合はゲーム内で人に訪ねなくてはならない(過疎陣営の場合は、活発なGuildにでも入らないと人を捕まえにくいのだが…)。
WoWに限らず、ある程度年月が経過したMMOに対して新規参加を考えている人は、その敷居の高さというものが気になると思うのだが、”継続してプレイしている最中や黎明期のコンテンツが少ないうちに新規にコンテンツが追加されたので、それについて知らず知らずのうちに理解している”、といった暗黙の了解のようなものがゲーム内からでももっと分かりやすくなると、より敷居が下がるのではないかとも思う。

さて、クエストドリブンゆえにLevel Capまでの多くの時間を費やすことになる山ほどあるQuestの内容は、基本的にシンプルで何かをN回するという、いわゆるお使いが大半を占めている。言わずもがな、これらは作業的で退屈なので、こんなのが終始続くようだとお試し期間内で終わろうかなと思っていたのだが、時折やたらストーリーや仕掛け(主にスクリプティングによる)が凝っているものがある。
どうもQuestを作っているデザイナによって凝り具合が違うのか、エリアによっては非常につまらないお使いしかない場合もあるが、そういう場合は抱えているQuestを無視して、さっさと別のエリアに行った方が良さそうである。自分のLevelに適したエリアは大抵二つ以上用意されている。
とりわけGoblinとGnomeあたりは種族柄ユーモラスな傾向が強い気がする。

WoW-Quest.jpg

印象深いQuestの一つ。Allianceには無いのが惜しまれる。

World of Warcraft part.1

Early days

特に情報を仕入れずにRealm(他のMMOで言うサーバーやShard)をシステムのおすすめのままにしたら、New Player募集中のCenariusになる。newbieを呼び込み中だからといって比較的新しい過疎のRealmsに回されるというわけではなく、中規模からコアタイムになると人口が多めのRealmらしい。
後になって分かったことだが、人口満員表記(Full)のRealmに行っても、対象Region(大抵アメリカ)のコアタイム以外は首都に相当する場所でも閑散としている。RealmsはAllianceとHordeの陣営での人口比が偏っている場合が殆どで、場合によっては10倍以上の差になったりもする。何故かその少ない側ばかりにキャラクターを作ってしまうのでその所為もあり、多い側ではもっと賑わっているのだろう。しかし、少ない側とは言ってもそこら辺のMMOよりも人は多そうなのだが、一体全体何処に人はいるのだろうね。
今でもRealmsの数は無茶苦茶多いので、Alliance/Horde比が逆転しているところ同士で統合してしまえばいいのにと思う。一応、条件次第ではCross RealmといってRealmを超えて接触する機会は用意されているのだが。
今はどうなっているのかは知らないが7年程前のUOは、New Heaven以外はブリ銀ですら無人で、そこら中に経っているプレイヤーハウスも尽く無人(しかし腐敗はしていない)でゴーストタウンの様相だった。それと比較すると人は多いと言えるのだが、なかなか寂しいものがある。

キャラクターメイキング。
Classは迷わずMage。Dark Elf好きで色物際物好きなので当然Night Elf(Alliance)かHordeが候補にあがる。Night Elfを見てみると、ポリゴンモデルの造形がかなりしょっぱい。Expansionで追加されたHordeのBlood Elfとは、設定やコンセプトアート、ムービーでのビジュアルにそれほど差があるわけでは無さそうなのだが、ゲーム内のポリゴンモデルではその差は雲泥である。
多分きっとみんな大好きHorde ForsakenのLady Sylvanas Windrunnerは、過去にポリゴンモデルが変更されたらしいが、その新旧がまさにNight ElfとBlood Elfの違いだと思う。

Before: http://www.wowwiki.com/File:SylvanasWindrunner.jpg
After: http://www.wowwiki.com/File:Sylvanasnew.jpg

同じようにサービス開始当初からplayableなRaceのポリゴンモデルもバージョンアップをしてあげればいいのに、そうはならないのは膨大に存在する装備のポリゴンモデルにも影響を与えるからだろう。
そういうわけでHordeへ。

日本人との文化の違いでいわゆる「無言Invite」というのがあるが、あれは日本人よりも空気を読んでいるのではないかと思う。これは同じ場所で同じようなクエストやっていたりするとよくそれを察してinviteされるのだが、一緒にやった方が早いから一緒にやろうよという意味である。
どういう意図かはinviteを受けると言ってくれたりするので、とりあえずgroupを組んでから考えるのがいいんじゃないかと思う。ハナから組みたくない場合はdeclineすればいいだけで、わざわざ文章で断る必要もない。解散も自分のやりたいクエストが終わったら、じゃあねと言って抜けてもよい気兼ね無さがある。

適当なgroupingの後にGuildにも誘われたのでとりあえず入ってみたところ、人数800人強(今は1000人弱)、現地の早朝でもアクティブ人数が100人前後という超巨大Guildであった。これだけ人数が多いと統率もなにもあったもんではないので、極めてカジュアルで大勢が自分のように何となく入ってみたというGuildだと思う。
この頃からGuildをどうするか考え始める。折角の英語圏のMMOなのだから外国人とキャッキャウフフしたいなと思うも、こうも巨大すぎるとそれも難しいのではないだろうか。そういや、日本人のGuildにもお誘いされていたよなあ。
その直後からアップグレードに失敗してアカウントロックの果てにStarter Editionにダウングレードさせられていた。このとき使っていたキャラクターはStarter Editionの制限のlevel 20を超えていたので、使用することが出来ない状態だった。丁度良い機会だから、そのGuildのあるRealmにキャラクターを作ってみた。Allianceがどんなのかも見てみたかったし。

ClassはShamanにした。何故かというとMageの序盤は弱く、他のクラスがホイホイ倒しているような雑魚よりも少し強いmobには歯が立たないのである。それ自体が原因ではなく、そのとき何度かお世話になった通りすがりのPCがいずれもShamanだったからで、どんな感じなのか試してみたかったのである。今思うと、Shamanは器用貧乏なClassだと思うのだが…
Raceは青肌白髪に出来るDraeneiで。尻尾と角と触覚?がついてきて蹄行だが。

WoW-EarlyDays.jpg

そんなこんなで今に至る。