Arcanum Guide – Crash Site

ArcanumはChoices and Consequences(選択とその結果)が重要視されたゲームだと思います。
ゲーム中には様々な分岐がありますが、どちらにした方が良いとはあえて書きません(当初はもっと網羅するつもりで書いていましたが)。ゲーム内で得た情報で選択すると楽しいですよ。

また方角は画面左上が北なのですが、紛らわしいので画面上での位置で記します。

 

Primary Quest

  • Virgil
    Virgilの話を聞くも、色々と言葉足らずで話が伝わりません。
    Shrouded Hillsにいる彼の師、Elder Joachimならうまく説明してくれるとのことなので会うことに。
    ひたすら断ると、Virgilをおいて一人で行くことも可能です。

 

  • Leave Crash Site
    出口付近にあるAlterは最初にVirgilの言い損ねていた予言について書かれています。
  • Crash Siteから離れようとすると、墜落を見かけたので生存者がいないかどうか見に来たという男に出会います。不穏さを感じ取ったVirgilは、自分が代わりに会話をしてもいいかどうか申し出ます。

    Shrouded Hillsへは地続きなので歩いて行くことも可能ですが、途方もない実時間を要するので、適当にマップ上から移動を省略しましょう。

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Secondly Quest

  • Passenger
    Pick Charactorを見ていると分かりますが、Pick Charactorでの作成済みキャラクターがこの飛行船の乗客でした。
    亡くなった乗客を調べると、いくつかアイテムを得ることが出来ます。パスポート、マッチ箱、カメラ、手紙は後になって使い道があります。手紙からは、Vermillion Station(Tarantにある蒸気機関車の駅)の守衛の恋人が書いていたことが読み取れます。読みにくい…

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  • Strange Flying Machine
    エリア上部には、乗っていた飛行船を襲撃してきた未知の飛行装置と残骸があります。
    Arcanumの世界では飛行船は一般に知られた存在ですが、飛行機は未だ試作段階であり、一般には知られていません。額には、”Maxim Machinery, Caladon“と刻まれているようです。
  • 操縦していたOgreの死体から得られるAmuletは、忘れた頃に使う機会があります。
    以降、何度か同じAmuletを手に入れる機会がありますが、持っておくのは一つだけでいいです。

 

  • Cave
    エリア右上には洞窟があります。
    中にはEvil Priestに死んでも成仏出来ずに苦痛を負い続ける呪いをかけられた上に、気が狂った友人に殺されたという幽霊がいます。
    この幽霊は、Evil Priestを殺して呪いから解放してくれと頼んできます。
    Crash Siteから出ると、Priestがいる場所に立ち寄ることが出来るので、行ってみて話を聞いてみましょう。
    話を聞いてみると、どうやら先の二人にRelicを取られた上に妻と子供を殺されたので、二人に死んでも苦痛を味わい続ける呪いをかけたそうです。
    せめてRelicを取り戻して欲しいということで、彼を殺して呪いを解くか、Relicを取り戻すか選びます。
    Relicを取り戻す場合は、Crash Siteの幽霊から何とかして共犯者の居場所を聞き出してみましょう。共犯者に荒事をしたくない場合は、Persuationに1ポイント割り振っている必要があります。

 

  • Magick Chest
    エリア左下には少しだけ強い敵(Kite Shaman)と共にMagick Chestがあります。
    Magick Chestは各地にありますが、運が良ければ良い物が入っています。

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  • Wolves
    マップ上で移動を省略せずに徒歩で下山していくと、山の麓あたりまで狼の群れがいます。
    数も多く少々強いため、Shrouded Hillsを少し進めてから戻ってくると倒しやすいでしょう。

 

Arcanum Guide – New Game

ふと、再燃してきたので技術屋志望でやってます。

Tarant以降が本編というか、一気に行動範囲が広がり膨大になり、1周しかしていないような私の手に余るので、Tarantに至るまでのガイドを目指してみましょう。
Tarantまでは、行動範囲も制限されていて、その中でArcanumとはどういうゲームなのかをかいつまんでくれているので(いわゆるチュートリアルに相当)、そこまでできれば後は応用です。

 

全体を通して大事なこと。

  • 小まめにセーブをする
    当たり前なことですが、初対面の人に話しかける前に毎回セーブしておくくらいの勢いで、こまめにセーブしておいた方がよいです。うっかり相手の機嫌を損ねるだけならまだいいですが、喧嘩になって殺し合いというのも起こります。不本意な話し合いになったらやり直せるようにしておいた方が進めやすいでしょう。ある程度さかのぼれるように複数のセーブを作っておくと尚よいです。
  • 分からないことがあったらマニュアルを読む
    ゲーム内でもマウスオーバーによってある程度は解説がありますが、そうでないものも沢山あります。分厚いマニュアルには大抵のことは書いてあるので、必要な箇所だけを探して読んでみましょう。大丈夫、ゲーム内の英語よりも簡単です。
  • 会話をする
    人に話を聞き、時には人を説得しましょう。Planescape: Tormentほどではありませんが、言葉は剣よりも強いことが多いです。
  • メモをとる
    大切な情報を得たら紙にでもテキストファイルにでもメモしておくとよいです。ゲーム内のLogbookにはRumors&NotesやQuestsの状況が記録されていきますが、Rumors&Notesは更新頻度が高く何処に必要な情報が書かれていたか見失いがちです。Questsは達成条件が記録されているだけで、それに至るまでの過程は自分で探さなければなりません。大抵のクエストはQuestgiverがどうすればよいか教えてくれますが。

 

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まずNew Game開始前にOptionsで、Default Combat-ModeをTrun Basedに設定しておくとよいです。

  • Trun Based
    Falloutでお馴染みのAction Point Trun Basedによる戦闘。
  • Fast Trun Based
    基本的にTrun Basedと同じだが、アニメーションが省略されている。
  • Real Time
    Diabloを意識したような、Action Pointとは関係なく相手と自分が同時に動く戦闘。

Real Timeは軽快ですが、あまりに軽快すぎるため、何が起こっているのかよく分からないうちに、PCやFollowerがやられていたりします。また、動いている敵をカーソルで指定するのが大変なため、Spellなどは使いにくいです。
しかしながら、雑魚敵をさっさと倒したり逃げながらFollowerに攻撃させたりと、Trun BasedだとAction Pointの制約によってやりにくいことも出来たりするので、慣れと状況次第ではTrun Basedよりも便利です。

これらの設定はゲーム中いつでも変更でき、Combat-Modeは戦闘中にSpaceキーを押すことでTurn BasedとReal Timeの切り替えができるため、状況によって切り替えるとよいでしょう。

 

New Gameではまず作成済みのキャラクターを選ぶか、新規でキャラクターを作成します。
Pick Charactorでは背景まで長々と考えられている作成済みのキャラクターが沢山用意されていますが、折角のRole-Playing GameなのでNew Charactorで始めましょう。

Arcanum-NewGame.jpg

性別(Gender)は好きな方でいいです。種族によっては男性しかない場合もあります。また、性別によってできるクエストや起こるイベントが異なったりします。

種族(Race)はなんでもいいですが、HumanかHalf-Elfが無難です。魔法を使うElfや、技術屋のDwarf、Halflingの盗賊、商売人のGnomeなどもいいですが、Human以外はElfとDwarfが対立していたり、Half-OrcやHalf-Ogreは特定種族に露骨に嫌われていたりと、種族間での好感度に偏りがあるため、会話がスムーズにいかないこともあります。
完全脳筋で会話なんざ知ったことかというのならば断然Half-Ogreですが、会話が必須のサイドクエストも多いですし、知能次第ではまともに喋ることもままならなくなったりするので、難易度は上がると思います。

関連資料:The Race of Arcanum – Arcanum JP Wiki (ManualやOfficial websiteにある種族に関する調査の訳出)

背景(Background)は何もないよりかは選んだ方が良いのですが、どういう方向にキャラクターを育てたいかここまでに決め、それに合った背景にすると良いでしょう。
Arcanumにおいては、社交的な魔法使いが圧倒的に楽で、技術屋が不遇とよく言われていて、私がプレイした印象でも実際そうなのですが、これは会話による交渉はプレイヤーにしかできないことと、戦闘はFollowerにも出来るため(場合によってはプレイヤーよりも強い)です。交渉や説得にはStatsのIntelligence、Beauty、Charismaと、SkillのPersuasionが重要視されます。このうちCharismaやPersuasionではFollowerの上限人数を増やすことが出来ます。
魔法使いにするのは、手に入れられるマジックアイテムを有効に使えることと、ゲーム進行に役立つ魔法が多いためです。
この社交的な魔法使いの場合だと、Charisma、Willpowerあたりが上昇する背景を選択すると無駄がありません。Intelligenceは魔法使いには必要ないため必要最小限になるでしょう。

魔法も技術を両立させることも一応可能ですが、大変な割に恐らく相当に弱いので、どちらかに特化させていくか、どちらもあまり使わずに戦闘オンリーまたは盗賊技能などを中心とした中立にする育成方針が望ましいです。

 

Arcanum-Sheet.jpg

次にキャラクターのポイント割り振りです。
最初は5ポイントありますが、以降はレベルアップ毎に1ポイント、レベルが5の倍数になった時は2ポイント得られます。このポイント数に対して、ポイントを割り振れる項目は山ほどあるため、慎重に割り振った方が良いです。一旦割り振っても閉じるまでは元に戻せます。ポイントは貯めておくことができ、New Game時も例外ではないので、よく分からなければ、とりあえず後回しにしてゲームを開始してもいいでしょう。
また、Skills(盾と鍵のアイコン)にはこの時点ではポイントを割り振るだけですが、ある程度ポイントを割り振っていると特定のNPCからそのSkillの訓練を受けることができ、ランク(Apprentice→Expart→Master)に応じた特典を得ることが出来ます。

ゲーム開始時からすぐにあると便利

  • Haggle
    次の初期装備購入時から有効。Expartを目指すと売買に困らない。
  • Persuasion
    Follower上限人数が増えるExpartまで。出来ればMasterを目指したい。

しばらくしたら欲しい

  • Pick Pocket
    NPCがいいものを持っていたら。またはクエストで解決方法の一つとして役立つ場合がある。また、懐を覗くだけならばこのSkillが無くてもでき、犯罪にならない。

Ranged weaponを扱いたい場合、矢や弾薬の確保の問題もあるので、BowやFirearmなどのSkillはすぐには必要ありません。
技術系も材料が無いため、この時点で取っても無駄です。薬草だけは最初からちらほら手に入るので、薬を作りたいのならば、Herbologyはありかもしれない。
また、RpairやHeal、Necromantic Whiteなどは取得しても、店員やFollowerが得意だったりするため、大抵のプレイスタイルでは役に立たないかもしれません。

右端のメーターは、どれくらい魔法(Magickal)か技術(Technologial)に偏っているかを示すメーター(Magick Tech Meter)です。Spell Colleges(Magickアイコン)を取得すると魔法方向に寄り、Technologial DisciplinesやTechnologial Skill(ギアアイコン)を取得すると技術方向にに寄っていきます。
魔法寄りになるほど、Spellの効果や、Magick Itemを装備や使用した場合の効果が高くなります。しかしながら、技術系アイテムがまともに扱えなくなっていきます。
技術寄りになると、技術系アイテムの効果が上がるというわけではありませんが、Magick Itemの効果が弱くなり、敵と味方のSpellを両方とも弾いてしまうようになります。

このため、Magick Techを両方取得していくというのは難しく、両立したとしても技術系アイテムはかろうじて使えるが、SpellやMagick Itemの効果は大したことがないという、あまり意味のない状態になってしまいます。

関連資料:Manual Chapter 1: Introduction – Arcanum JP Wiki (Manualより訳出、Magick とTechnologialが相容れないことを示す実験)

 

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最後に旅立つ前にアイテムを購入します。
丸腰なので、好きな武器を一つ買っておいた方がいいでしょう。しかしながら、序盤は矢や弾薬の確保に苦労するため、弓や銃はまだ買わない方がいいでしょう。
魔法使いならば序盤はFatigueが不足しがちなので、Fatigueが回復するポーションを幾つか買ってもいいでしょう。
女性の場合はElegant Dressは必ず買っておきましょう。+20 Reactionは大きいというか、最後まで使えます。

What can help the dialogue of PS:T?

Planescape: Torment Official Website Archived

何故プレイ中に気がつかなかったのだろう。Tormentを遊ぶにあたって、大変有用なページだ。今更。

特に役立つのは二箇所。

FactionsはSigilに存在する主な15のFactionについて説明がされている。ゲーム中での会話で出てくるのはこれら全てではないし、実際に大なり小なり関わってくるFactionとなると、6, 7程度になると思うので、全てが必要になるわけではないが。とりあえずAD&Dの頃の設定のハズなので、最近のPlanescapeに関するドキュメントを読むよりも(特に4eでFactionは無くなったらしいが)、内容が食い違うと言うことはないだろう。Officialなので当然であるが。

The Glossaryは当然ながら用語説明だが、スラングについて説明してくれているのが有り難い。Planescapeで出てくるスラングは、元となったものはあれどPlanescape独自のものなので、ネイティブでも意味を類推しない限り分からないだろう。大抵のことが尋ねられるTormentにおいても、スラングに限ってはWhat’s ~~ mean ?と尋ねられないので、必読といってもいいほどである。