Vampire: The Masquerade – Bloodlines Unofficial Patches

最近販売サイトが増えて喜ばしいVampire: The Masquerade – Bloodlinesの、有志により作られているUnofficial Patchに対する個人的見解。何が言いたいかというとVtM – Bloodlinesは面白いからやろうよということです。Redemptionは色々と残念。

Official Patch v1.2

  • 今販売されているものは恐らく全て1.2のはずである。クリティカルすぎるバグのみ直って遊べるように。でもまだまだバグる。
  • 何かと怪しいリリース当初の1.0でも評価がそこそこまともだったのはすごい。

 

True v5.04AT Unofficial Patch

  • このpatchがリリースされた2007年頃までに判明している大小様々なバグを解消出来る範囲で解消したもの。これだけでも多分殆どのバグは解消済み。
  • あくまでオリジナルへの準拠に徹しているため、バグに陥りやすい状況などはそのままになっていたりする。

 

Unofficial Patch

  • Unofficial Patchという名前はついているものの、大幅な修正と変更を含んだ大型Modと言った方が近いかもしれない。TOEEで言うCo8のような存在とも言えるだろう。
  • インストール時にBasic PatchとPlus Patchの二種類が選べるが、Basicだとゲームバランスそのものには手を加えられていない。Co8にもNC版があったりしていたのでそんな感じと行って分かる人はそんな感じで。
  • ではBasicではどの辺がさらに変更されるのかというと、NPCの配置や挙動を変更したりと、バグが発生しにくくなるような対応も取られている。また、店に売っているアイテムが補充されることを利用した本の無限買い戻しなんかの仕様の怪しい部分も変更されて出来なくなっていたりする。
  • Plus PatchではPCが大幅に弱体化されている。Blood Healという回復が追加された代わりに、Blood Buffの効果が2ポイントだけになっていたり。Clan毎の特性と特技を駆使して戦えば…というような調整になっている。特に序盤の経験値不足の時は一発殴ったらこっちがよろめいて反撃受けるわ、銃撃しても照準でかすぎるわ豆鉄砲だわとと人間以下の弱さでどうしようもない。従ってサブクエストをきっちりとこなす必要性が高まっているだろう。
  • どちらのpatchでも最初のキャラクター作成時にArcanumのようなBackgroundが追加されている。ロールプレイヤーや能力の特性が分かっている周回プレイヤーにとってはより良いものになるだろうが、選択次第ではClanの特性をスポイルする可能性もあるので慎重に選ぶべきだろう。
  • 他のModをいくつか取り込んでいる。Vampireの牙を生やすreplacerや銃声の強化、ShaderやMemoryを最近のデバイスにも対応できるように改変したDLLなど。modding toolsも同梱されているので、moddingへのとりかかりも容易だろう。
  • 色々変更されまくっているのだが、一部改悪ともとれるような変更も含んでいる。例えばカットシーンが変更されてアマチュア臭くなった。オープニングではゲーム中に出てくる主要NPCが顔見せをしているのだが、さらに多くのNPCを入れようとして無理のあるカットの繋ぎになってしまっている。また、一部のNPCの同胞贔屓が無くなり、どのClanでも同胞のような恩恵を受けられるようになったりしている。
  • 今でも精力的に更新が行われているので、既にやり尽くした人でも新たな変更点を探しながら遊べる。

とりわけ初回時のお勧めはTrue v5.04 Patchに銃声強化がおすすめ。特に目立った不具合が無い場合はDLL修正系は不要だがShader fixとMemory fix(アップロードされている場所がどこかいった?)を入れても良い。Unofficial Patchにも同梱されているのでengine.dllとshaderapidx9.dllをコピーするのが手っ取り早いか。面倒な人はUnofficial PatchのBasicでもいいだろう。
ワイドスクリーン対応はResolution Patcherで。Memory fixと競合するかも。
周回プレイ時はもちろんUnofficial PatchのPlusで。

基本的に詳しいふりをしているだけなので、変なところあったら教えてください。

 

(追記)
64bit OSで動作させる場合には、別途パッチが必要です(Mさん情報提供有り難うございます)。この場合UOPに含まれているMemory fix済みのengine.dllは必要ないので元のengine.dll.12をengine.dllにリネームしてパッチを適用して下さい。
ワイドスクリーン対応のためのResolution Patcherはengine.dll関係のパッチを当てた後に実行して下さい。

(補足)
Resolution Patcherや64bit OS対応パッチはUnofficial Patchにも含まれているため、これを利用する場合は別途ダウンロードしてくる必要はありません。インストール先のToolsディレクトリにあります。

(追記2)
filefrontの日本IP規制につき。
Vampire: The Masquerade – Bloodlines Patches and Overhaul mods

Divine Divinity

丁度一年ほど前に一気にやって、Teleporter Pyramidsを取られて脱出したあたりで、H&S特有の同じことの繰り返しのマンネリズムに飽きていたのだが、特に理由もなく再開。

直近の問題としては、Sword, Ring and Amuletが出現テーブルから抜け落ちてるんじゃないかと思うくらい一度もドロップしてくれない…こんなに偏ってるものだっけ?
良いアイテムを落とすボスクラスの敵を、倒す直前にセーブしてロードしまくるのも飽きたよ…
ゲームの終盤にも関わらず、序盤で早々に兵舎あたりで盗んだFrostとStunとなにやら色々ついたRoyal Swordを使い続けるのも飽きたよ…

頼みの綱のHoly Weaponは一年前にTombに触っているので手に入れられない罠。どこぞで触っちゃ駄目っぽいことを言ってくれるらしいが、リニアな作りではないのでそんな情報を手に入れる前にアクセスすることも出来るわけで…そんなん分かるかよ。Tombに触れた時点でも、3つアイテムを集めて持ってきた時点でも、ダイアログも出ずクエスト失敗扱いにもならないので、このクエストは意地が悪い。

DivineDivinity-EoB.jpg

私も存じています。
このゲームの独特の台詞はシナリオライターの特徴なのか、スタジオの特徴なのか、お国柄なのか、英語に訳された際に生じたものなのかが気になる次第で。

Dragon Age 2 part.3

Act.2のハイライトであるはずのボス戦が、超絶クソゲー。
だから一人では大したことが出来ないこのゲームでは個人戦は駄目だと言ったのに…
おまけに体力がべらぼうに多い上にポーションまで飲んで回復するので、ひたすら逃げ回って隙を狙って消耗を抑えてチクチクとダメージを与えるか、こっちもポーションがぶ飲みで戦うという情けないことに。
そして倒すのに長々と30分くらいはかかるとんでもないクソっぷりだ。

DragonAge2-Deadly.jpg

というかこの攻撃はどう見ても死んでるだろ。なんでこいつの攻撃の中で一番弱い、一桁ダメージのDoTなんだよ。おかしいだろ。

一応Duelでなくて集団戦に持ち込むことも可能ならしいが、そこに至るまでの進め方によるのか(とあるキャラクターの処遇関連など)、そういう選択肢はでなかったなあ。

DragonAge2-Tag.jpg

このDuelを何とも思わずにリリースしたとか、頭のネジがおかしいとしか思えない。

 

DragonAge2-Bug.jpg

これまでも、またはAct.3になってからもクエストが必ず進行しなくなるバグというのが結構あったのだが(今はパッチでマシになった?)、こういうのって一度でもテストプレイしていれば必ず分かるんじゃないのかなあ。

で、最後はネタらしいネタが無いのにも関わらず、何とかして盛り上げようとして空回りな感が。無茶苦茶だとしか思えなかった…

次回作は既に着手していそうだけれども、いくらプリミティブに削ぎ落として洗練させようとしたゲームでも、ちゃんとお金と時間をかけるところはかけましょうねということを学んで頂きたいものだが。

The Elder Scrolls 3: Morrowind part.3

Who was gone?

既に一月ほど経ってしまっていて書くことをすっかり忘れそうになっていたが、Tribunalクリア。二つのArtifactの献上が必須っぽいのが少々厄介だった。

Morrowindのクエストの多くは淡々と進んでいくのだが、それと対比するかのように、どう見てもこれは…という奇怪な一面を見せながらも平然と進んでいくのは狙っていたのだろうか。一部の人を除いてそのおかしさに気がつきもしていないようだし。
本編込みでMorrowind地方の新しい時代の幕開けを予感させるが、The Infernal Cityによるとてんやわんやで良い方向には行かなかったようなのがなんとも。

続いてBloodmoonを開始したが、Distance Landの設定がVvardenfellで使っているものだと、遠景が見通せすぎて寒さも微塵も感じずイマイチ。fogをvanillaに近くなるように調整しないと。

 

Morrowind-Door.jpg

それはそうと、この歯車状の扉がVaultのあれに見えてしょうがない。

Dragon Age 2 part.2

Act.2に入った。
イモエンがSpellholdに送還される展開とデジャヴ。助けにいくぞーという感じではなく、留守の間に色々と思うところがあったのか、同意の上で…だが。

Act.2では少しだけ年月が進んで、自分を取り巻く環境が変わったことに気がつく。マイホームも変わって家のあちこちを調べると、仲間を招きまくってリア充生活していたのが見て取れてうらやましい。
仲間同士もキャラクターによって親密だったりそうでもなかったりと関係性がよりはっきりとしてきた感じだ。街の人も通りすがりによく反応してくれるようになったなあ。
と、街並みは相変わらず変わらないけれども、見た目以外の部分で年月の経過を感じさせてくれるようにはなっている。

そういえばAct.1の終わりの方で後々に影響してきそうなイベントはあったが、現段階では大して話に絡んでこないままだ。メインのプロットはあくまで、HawkeはいかにしてKirkwallのChampionになったか、ということに尽きるのだろうか?
Act.2に限って言えばQunari, Blood Mage and Templerあたりのいざこざがメインに据えられている感があるが、相変わらずAct.1と同様に強い芯となるようなプロットに欠け、引きが弱い。
なんだか週刊誌や月刊誌の1話完結ながらも、微妙に連続性のある漫画のような印象だ。

 

Cross-Class Combosは、意識して使いこなせるようになってきた。

  1. CCC効果を持つAbilitiesを使う
  2. 敵がResistに失敗して頭上にStagger, Disorient or BrittleのDebuffエフェクトを出す
  3. 先にCCC Abilitiesを使ったキャラ以外が、対象の敵にCCCを使うことで発動

頭上のDebuffが炸裂するエフェクトを伴って消ると成功した合図だが、他にもエフェクトやらSEやら入り交じる派手な戦闘の中ではちょっと分かりにくい。
それからCCC Abilitiesによって成功のしやすさに差があるのがまだよく分かっていない。後の攻撃時もDebuff判定に成功しないと、成功しないのかと思いきや、Debuffがなかなか効かないランクの高い敵にも確実に成功するものもあれば成功しないものもあり。Stagger, Disorient and Brittleの同系統のCCCを重ねないとと駄目というわけでもないようなのだが。
さらに、混戦時は自分が与えたDebuffなのか、他のキャラが与えたDebuffなのか、区別がつかないのも難だ。

DragonAge2-CCC.jpg

強力すぎてNormalくらいまでの敵なら瞬殺できてしまい大味な感じだが、難易度を上げると駆使していかないと苦戦するようになっているのだろう。なんだかんだでOriginsよりかは断然面白くはなっている。

これまでのClass毎の印象はこんな感じ。

  • Two-Handed
    DPSはそれほどではないものの、Abilitiesの取り方次第では通常攻撃がCCCかつAoE(Abilities無しでも元々AoEだが)となるので、雑魚相手にはやたらと強い。
  • Weapon and Shield
    使ってないので知らん。やっぱりタンク?
  • Dual Weapon
    DPSが非常に高い。Abilities取り方次第ではCCCやら回避もこなせる。HPが低い割には突っ込みすぎたりダメージを稼ぎすぎたりで狙われやすくなりがちなので、回避手段を用意しておかないときつい。
  • Archer
    Varricが強い強いと言われるほど強いとは思わないのだが、装備によるAttributes制限を気にしなくて良いので解錠要員として連れ回すことに。CCCが多彩だが、あまり成功している印象がない。Interruptによる攻撃中断が辛いので回避手段も欲しい。
  • Mage
    万能。なかなかCCCが効かない高ランク戦(大体ボス)でも潰しが効く。唯一のHealerであるAnders以外の場合は、他のAbilitiesにつぎ込みまくって攻めまくるスタイルになる。

高ランク戦では相変わらず敵のHPが異様に高く持久戦になる。だが、アクション寄りになったことで判定が見た目と一致するようになったので、今のところはひたすら殴り合ってポーション飲みまくるとかいう馬鹿みたいな戦闘にはなっていないのが救いか。CCCを狙うことで、より容易に倒せるし。
問題はCCCが使えない個人戦なのだが…Originsで不評なFadeのようなものは今回もあるのだろうか?