Planescape: Torment part.6

Nameleses Oneのクラスは特殊で、Fighter/Thief/Mageの3種類を切り替えるようになっている。
クラスを切り替えるにはtrainingを行ってくれるNPCと話すことで、その会話の直後から切り替わる。trainerはその辺にいるが、follower(Dak’konとAnnah)もそれぞれのクラスのtrainerになる。後々仲間になるIgnusはMageのtrainerにはならないので、この場合もFighter/MageのDak’konから。ただしSigilにいる別のMage trainerから教わって一度Mageにならないと、Dak’konはMageについてのtrainingを行ってくれない。
各クラスの経験値はクラス毎にばらばらに管理されているので、Dual ClassともMulti Classとも、3版のMulti Classとも異なる。Dual Classのクラス数を3つにして、前のクラスのレベルを追い越すと前のクラスの技能を取り戻すという概念が無くなり、常に現在のクラスの技能のみが使えるという感じが一番近いのだろうか。
それならFighter弱いしいらないじゃないかということになってしまうが、Fighterだけがレベルアップ時に好きな能力値を1ポイント上昇させることができる。また、レベルによってはStrength(他の値がどうかは不明)が上昇したりする場合もあるようだ。能力値は人間の限界値を超えた18以上の値にすることもできる。
Weapon Proficiencyを得ることが出来るのもFighterだけで、得たポイントはFighter trainerから教わることで割り振ることが出来る。これまたDak’konは専用の思念武器Zerthbladeのみを扱う所為か、彼からはWeapon Proficiencyの割り振りはできない。

今のところThiefはあまり必要が無さそうな感じ。Backstab狙いでなければ、数レベル上げてThief skillを十分に上げたら不要かな。

(追記訂正)Fighterが能力値ポイントを得られるのではなく、3種のクラスで最も高いレベルになった場合にポイントが得られるようだ。例えばFighter 3/Thief 4/Mage 5だった場合には、いずれかのクラスのレベルが6になった場合にポイントが得られる。

 

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AnnahがFellにびびりすぎていて可愛い。こんなキャラだったっけ?
初登場時はもっとキツいことをガシガシ言って噛みついてくるような印象だったし、平時もそんな感じなのだが。
Nameless Oneが口説くような台詞を言ったときの反応とかもねえ。
ちなみにWeeping Catacombsで拾った入れ墨付きの腕(武器扱い)をFellに見てもらったところ、Nameless Oneの腕だそうな…Fellは以前のNameless Oneを色々と知っているようだが、言えないことも多いらしい。

The Hiveでまだ行っていない場所に行って色々やり残したことをやってから、以前自分が死んだ場所に向かう。
サイドクエストでは悪漢退治とかお使いとかの定番なのも多いが、Negative Planeに行ってしまって体が半透明な人とかのPlanescapeならでわの話はなかなか面白い。Planescapeがどういうものか知らない人のために、ひたすらPlaneの説明をクドクドとしてくれるが、その辺は多すぎて読みきれない。

Tormentでは危険だと忠告された場合は本当に危険なわけで…

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大人しく迂回路を探る。迂回してもAnnahを使うことを想定しているのか、Stealthで通り抜けないと駄目なのだが。
以前に死んだ場所ではどうやって死んだのかを思い出すことが出来る。Fellとの会話やカットシーンで度々出てきたShadowによるものというのは分かるのだが、さてここからどうしたものか。The Hive以外にも行ける場所が増えたので、その辺を調べようかな、というところでMorteが誘拐されてしまった…

Planescape: Torment part.5

恐らく大多数の人々のために補足しておくと、Nameless Oneは、過去の自分から自分自身に対して記憶を失ってもいいように日記をつけろと伝えられている。日記を無くしたら再び死ぬ羽目になるとも。そのためクエスト関係の話や気になることがあった場合、Nameless Oneはマメに日記を書く。そして日記の内容が更新されたとき、Journal Updatedというメッセージと共に、Nameless Oneが”Updated my journal.”と喋る。
ところで、このゲームでは会話が大部分をしめているのだが、会話はフルボイスではなく主要なキャラクターの中でも一部分にのみ音声があり、あとはクリック音と時々BGMが流れる程度である。そういったとにかく数多くの会話を読んでいる最中でも、Nameless Oneはマメに日記を更新して、度々”Updated my journal.”と喋るのだ。
プレイしているとこれが結構気になるというか、クセになってくるのだが、どうやら海外のファンも気になるらしい。これが良いんだよという人もいるが、五月蠅いという人もいたりして賛否両論であるが、Tormentといえばこれ、というネタになっているようである。

なお、TormentのJournal機能は同時期で同エンジンのBaldur’s Gateなどよりも遙かに便利。さらにInfinity Engine後期のBaldur’s Gate 2やIcewind Dale 2よりも使い勝手が良いと思う。
Questは概要が着手と完了に分けられていて、概要をクリックすると詳細が見ることが出来る。PC/NPCに関する説明もあるので、名前と人物が一致しない場合に見直すことも出来る。様々な情報を記録しているJournalの項目だけは、ひたすら羅列されているだけなので、遡って読みにくいけれど。

 

いつも通りだけれど、ネタバレはそこそこしているものの、核心的な部分は端折っているつもりです。

ちょっと道を逸れると集団に襲われるWeeping Catacombsの隙間を縫いつつ進んでいくと、Dead NationsでUndeadに捕らわれる。そして、擦った揉んだの末に釈放許可を貰う。試しに王様のところを覗いてみたら、あのBGMが流れるのだが、まさかね。
さらに下の層のDrowned Nationsを散策することになるが、戦闘の難易度は下がっていて(恐らく想定された通りに)大体は無理なく戦って進めることが出来る。敵を無視して必要アイテムだけを拾って死にながら…でもいいけれど。

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最奥は、どうやら以前にも来たことがある気がするらしい。即死級の罠をくらって何度か死なないと辿り着けない場所、すなわちNameless Oneしか行くことが出来ない場所か。
ところで、死んだNameless Oneは大抵別の場所(そのエリアの開始地点が多い)で蘇って復帰するのだが、この時どうやって場所を移動しているのか気になる。死んでもなお肉体だけで移動しているのならば、罠が発動してしまうだろうし、敵はそれを逃さないだろう。誰もいない場所でも移動しているので、followerか誰かが移動させている可能性も無い。
Sigilでは何らかの条件やアイテムがトリガーとなってportalが開くということがよくあるので、Nameless Oneが死ぬことが切欠となってportalが開いて移動させられているとも考えられる。そうすると、Sigil以外のOuter Plane等に行った場合にどうなるのかは不明であるが。この辺の仕組みもそのうち語られるのだろうか?
話が逸れたが、辿り着いた先ではやはり過去の自分が痕跡を残していたのだが、過去の自分がいかなることを行ってきたかが少しだけ明らかになる。中にはショッキングな記録も残っていたりして、Nameless Oneとしては疑心暗鬼になりそうである。個人的にはミスリードな気がするけれど。

Pharodの目的のアイテムも入手したので、帰って色々と聞き出す。
なぜ以前の自分が、死体を見つけてDustmenに売り渡すCollectorの元締め(?)のPharodを探せと残したのか、若干の手がかりが分かる感じだが、まだまだといったところか。なんだかんだで以前の自分が死んでいた場所を調べてみることに。さらにTieflingのAnnahも仲間に。
なんだかAnnahとPharodのやりとりが、Dragon Age: OriginsのMorriganが仲間になるときの、彼女とFlemethみたいな印象を受ける。Dead NationsでひたすらUndeadと話していた後に、この二人の掛け合いを見ていると、別のゲームなんじゃないかというくらいテンションが違うなあ。MorteとNameless Oneもしばしば面白いというか変な掛け合いをするけれど。

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Tormentでは同じ台詞でも、Vow, Truth, Bruff, Lieといった調子の使い分けが出来る場合がある。
当然、説得などの攻略するうえで重要な要素でもあるが、相手の反応が少し変わるだけで全く関係のない場合もある。全く関係のない場合でも律儀に誓うか、嘘も方便ということで適当に言い繕っておくかといった、中々考えさせられるシチュエーションも。関係がないといっても、アライメントには地味に影響してきそうだけれども(Nameless Oneのアライメントは不定で、会話や行動の結果でいつの間にか変わっていたりする)。特に誓いを破った場合とか。

Planescape: Torment part.4

しかしながら、腹かっさばいたり、頭割ったりして、体内に何か無いか見てもらうとかぶっ飛びすぎだろ。
痛そうなダイアログとダメージの末に手に入ったのはAC +1 Ringと腸…Ringは兎に角、腸は何かに使えるのか?

あと、この世界のTattoは着脱自在らしい。アイテムのグラフィックを見る限りでは、入れ墨が刻まれた皮膚を体に縫い付けたりしてるのだろうか?
目玉も入れたり抜いたりできるのだが、それだけじゃ機能しないとは思うのだが。Nameless Oneのことだし、とんでもない速度で神経を修復して、再び見られるようにしているのだろうか。

Prime Material Planeを超越する生物が跳梁跋扈しているだけあって戦闘は容赦ない。避けられる戦闘はなるべく避けた方がいいだろう。なんせ街中にもAbishaiがうろついていて、しつこく話しかけていると襲ってくるし。もちろん瞬殺される。
別段、片っ端らから敵を倒してレベリングすることもある程度は許容はされているのだろうけれど、戦闘で得られる経験値は雀の涙ほどなので、あまりやる意味はない。今のところは敵を一体倒しても50とかだが、ちょっと会話して手に入る経験値は500とか1000とかそれ以上だし。多分この傾向はゲームを進めるにつれて大きく開いていくと思う。

休憩可能な箇所は、宿屋のような泊まることを許可してくれた場所のみで、ダンジョンはもとより、街中やその辺での休憩は不可能なので、消耗した場合のことを考えなくてはならない。
というか、他のD&Dゲームはどうしてこうなっておらず、そこかしこで休憩できてしまうのだろうか?
Restボタンは一応あるものの、危ないからだとか、許可取ってないからだとかで、ここでは休めませんよという表示しか見たことが無い。このボタンが役立つときは来るのだろうか。
Nameless Oneはregenerationもあるし、死んでも特定地点で蘇るため基本的に詰むことはない。そのため、spellの準備以外では休憩する必要性も薄いのだが、followerは普通に死んでしまうので、死なないように工夫する必要がある。というか、誰かが死にそうな場合は、真っ先にNameless Oneが死ねばとりあえず難を逃れることが出来る。
それでもfollowerが死んでしまった場合は、Nameless OneがRaise Deadを3回だけ使えるので、それを使うかリロードしなくてはならない。多分PriestもRaise Deadを使えるようになると思うが、寺院は無いのでfollower無しにそういうサービスを受けることは出来ない。

そんなわけで、Pharodのアイテムを取りに行くためにcatacombsへ。入ったらゲートを閉められて、金を払わないと出してもらえないという、いきなりハードコアな仕様。

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なにやら逃げるネズミを追いかけていったら大量のネズミがいて、何故かネズミがBall LightningやらSwarm Curseやらをバシバシ撃ってくるんですが。この辺は後々何故そんなにネズミが強いのかということが分かるのだが、もちろん瞬殺される。

 

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コウモリのような敵(生首に羽が生えてるらしい)も数が多すぎる。撫でるだけで死ぬような雑魚でもないし、もちろん瞬殺される。
ちなみに、これより少し前のPharodに会いに行く過程でも、大量の敵が出てくる状況があったのだが、あまり強くないゴロツキだし脇道に出てくるだけなので、寄り道さえしなければ一切戦闘をせずに進めたのだ。

なんだか早くもまともに戦闘することが不可能な雰囲気なので(チマチマと戦ってもいいけれど、followerが消耗するのは不味い)、Nameless Oneだけを先行させて、一人で逃げながら探索したりアイテム漁ったり。一旦帰って、未消化のサイドクエストを進めてレベルを上げてくるということも考えたのだが、たかがFighter 3人(さらにNameless Oneは雑魚)のレベルが1ずつあがったところでねえ…

Planescape: Torment part.3

色々とfix系のmod入れた状態でプレイしているのだが、GOG.comのmods guideみたら殆ど同じだった。GOG.comでre-releaseされたあたりにそれらを適用した状態のものなので、多分今からすると少し古い状態。

 

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Tormentでは、しばしばプレイヤーの倫理観に委ねるというか、解がない選択を求められる。
真の死を追求することを原理(実際はもっと複雑だが)とするfaction(Dustmen)があり、長年そのfactionの原理を弟子に説いていた老婆が、ある時病に伏して熱にうなされた際に死を恐れた。この老婆はその時に原理に背いたことを打ち明けてくれるが、君はどう声をかける?

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これはどう答えても正解で、どれも何のペナルティも無く同じ経験値が得られる。

さらに、前回の死にたがっているDustmanにも続きがある。彼と一通り話した後に、偉い人から彼はDustmanか?と問われる。もちろん単純なYes/Noではない。
Dustmanの原理については事前に教えて貰っているので、それと照らし合わせることで、どう答える方がより良いかという判断はある程度つくのだが(それでも明確では無いと思うが)、それとは関係なくどう答えても話は先に進む。こう答えた方がいいのかな?とは思っていても、彼を擁護する、または彼を退かせるという思惑を持って違う選択をすることを良しとしている。

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解が明確ではないゲームというのはTorment以外にもそれなりにあるのだが、その多くは開発側が良しとする選択が有利にされており(大抵は善人的な振る舞い)、それとは違うものを選ぶと損するゲームが大半なので、あまり意味を成しているとは言い難い。さらにそうでは無いものも当然あるが、Tormentのように取るに足らないサイドクエスト(というよりも、ただ会話するだけ)にすら、プレイヤーに考えさせるゲームは果たしてどれだけあるのだろうか。
他のゲームでこのようなシチュエーションがあったのならば、老婆の場合は、原理とは関係なく気休め的な選択のみになるだろうし、死にたがりの場合は、Yes/Noのみになってしまうだろう。
ただ、よく読まずに考えずに適当に答えても、差違なく進んでしまうので、そうしてしまうのはなんだかもったいない。

 

さて、The Hiveを三区画ほどまわって大体話を聞いてまわる。
Smoldering Corpse Barのある区画は治安が悪すぎて絡まれまくるが、GithzeraiのDak’konが仲間に。ものすごく要約すると、Sigilの欠陥性(?)について話し合って、ではDak’konは?という流れを経て付いてくることになったのだが、イチイチ回りくどい言い方をするので兎に角分かりにくかった。
で、まだまだ話しに行っていない場所はあるが、そろそろメインシナリオを進めたいなと思ったので、Pharodに会いに行って話しを聞いてみたところ。Pharodの居場所については結構色んな人から話を聞けるので、既に知っている状態ではあったのだが。
Pharodからは情報を聞き出す代わりに、ダンジョンに行ってあるものを取ってきてくれと言う久しぶりに普通のRPGっぽい展開に。まあこの辺もうまく言いくるめて情報を引き出せたのかも知れないが(当然そういう選択肢がずらずらと出てくるが、うまくいかなかった)。