Abyss Odyssey

ACE Teamは、Zeno Clashではとにかく奇天烈で、Rock of AgesではMonty Pythonなアートスタイルで、良いセンスをしていたが、今回はMuchaだ。

Katrien

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La Pincoya

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エロい(確信)
ポリゴンモデルはまあね…
ただ個人的には、色気のないGhost Monk(両手剣・杖)が一番扱いやすいように思われる。
Katrien(片手剣)は、全体的にリーチが短く攻撃を当てにくいのと、La Pincoya(ハルバード・槍)は、リーチが長く隙の大きい攻撃と、その逆の攻撃が極端なので使い分けが難しい。
どれも慣れてしまえばなんとかなる範囲なので、好みでいいと思うけれど。

で、どんなゲームかというと、2DアクションベースのRogue-likeだろうか。
プロシージャルに生成されたレベルを下層に降りていき、最深部に辿り着く。プロシージャルは別段優れているわけではなく、複数のテンプレートを破綻無くつなぎ合わせたような感じで、特に面白い形状の地形に出会うことはない。
道中で死んでしまうと、弱い捜索隊のようなおっさんに切り替わり、Alterに辿り着くことで復活できるが(何故か出来ないときもある)、おっさんが拾えるのは武器と鍵だけなのでそれらと金以外は失われる。おっさん状態で死んでしまうと、Alterにアイテムを使って回数上限のあるcheck pointとしない限り、レベルと金以外を失った状態で最初からになる。
問題は、中断して終了する手段が無いので、次回始めるときは必ずレベルと金以外が初期状態で最初からになっているということだろうか。一回のプレイ時間が長くなりがちだ。
それから、Alterで復活した時に、左右に一切動けなくなる時があるのだが、こうなるとDodgeなんかでしか移動できなくなるのでまともに進めるのは難しい。泣く泣く再起動をするしかない。

アクションは、レベルを上げることで得られるSkill Pointを、キャンセル箇所と回数を増やすSpecial Cancelsに3費やしてからが本番。というか、これがない状態だと、ニュートラルの通常攻撃の特定箇所にしかキャンセルポイントが無いので、基本的な連続攻撃か、その他の技を単発で出すしかないという、非常に地味なことになってしまう。それに耐えてSpecial Cancelsを3までとるとアクションは面白くなる。
その後は、一部のSpecial AttackにはDefenceにポイントを費やすことで、若干のスーパーアーマーが付くようになるものがあるので、それにポイントを割り振っておくと攻撃の出始めを潰されて押されるということが減るので楽になるだろう。
このゲームは回復手段が少なく、敵を倒したように落とす赤い玉で微量に回復するか、偶に手に入るポーションを使うか、謎のモノクロゾーンで勝利するかをしないと回復せず、常に消耗戦になるので、とりわけDefenceが重要だと思う。
また、マナが最大まで溜まったときに敵をキャプチャーでき、自身がそれ変身出来るようになるが、体力は共有ではなく独立しているため、これを有効に使うことでより消耗を減らせるだろう。

こうしてやり方が分かってくると、Rogue-likeにしてはアクシデントや不幸な出来事や逆に非常に恵まれた出来事というのが起きないことに気がつく。安定して深部まで進められるようになってくる。
最深部まで辿り着いてクリアすると、アイテムも全てそのままでまた最初から始められるので、これまた死ぬことなくエンドレスで最深部まで辿り着けてしまうだろう。中断機能が無いのも相まって、嫌になるまで止め時が無い。そのためにNightmareモードがあるのだが…
ちなみにエンディングは、昔のアーケードゲームかよと思うほどにあっさりしているので、カタルシスも何も無いのが残念である。

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Divinity: Original Sin part 1

“新鮮に肥やされた通気の良い土壌のようだ。誰かが丹念にこの墓の面倒を見ていることは明らかだ。あなたは本当にお構いなく掘るつもりですか?”

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Roderick “俺達とこのショベルはそうしたいと言っている”

 

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Scarlett “絶対に止めるべきだね!敬意を払って立ち去るんだ”

 

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Roderick “あのなあ!ワクワクするような不思議なものが待ってるはずだぜ(Charm)”

 

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Scarlett “良いものが埋められていると信ずる根拠が無いさ。厄介事を掘り起こさなくてもいいだろう?(Reason)”

 

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お互いに譲らず埒があかないので、ジャンケンで決めることに。先に10ポイント獲得した方が勝ちだが、1回勝つことによって得られるポイントはそのキャラクターのCharismaで決まる。

このゲームでは何かの選択に迫られたときに、二人のキャラクター同士で意見を主張し合う(argument)のだが、食い違っている方がより面白くなる。一人でやるとしばしば「掘り起こそうぜ!」「いいね!」になってしまいがちで、選択もそこで終わってスムーズに物事が進んでいってしまう。自分一人でプレイしている場合は、事前に二人のキャラクターの性格付けをしてroleしないと食い違った選択をすることは難しいだろう。
そこで、このゲームではネットワークによるDrop-In Drop-OutのCoopが売りの一つにもなっている。二人だとプレイヤーの意見の相違がゲーム上で反映されることになるし、テキストチャットもサポートされているのでそこで盤外戦も行えるだろう。

こうした選択に迫られたりすると、選択肢によってキャラクターのTraitsのいずれかの値が変化するのだが、これによりそのキャラクターの性格付けが行われていき、その値も他のstatsに影響を及ぼす。

 

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公正なるジャンケンで勝った方の意見が尊重されて次に進む。ちなみに一人でやるジャンケンは、最初の主張した方の操作をすることになり、対立側は自動である。

 

“掘り起こす準備ができ、あなたは今一度足下の土を見つめる”

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Roderick “よし。お待ちかねの時間だ”

 

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Scarlett “良いものが見つかることを期待しましょ”

 

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どうでもいいけれど、このゲームの家畜は丸々としていて可愛らしいですね。

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